ArrayAPVシリーズは、SSLアクセラレータと負荷分散装置を1つにした統合アプライアンス製品です。
ArrayAPVシリーズ自身を冗長化し、システムのノンストップ化を実現します。
ArrayAPVシリーズの冗長化機能には、HA構成と、クラスタ構成の2種類を備えています。
どちらの構成も、vAPVを含むArrayAPVシリーズでご利用いただけます。
ArrayAPVシリーズ同士のネットワークインタフェースをLANケーブルで直結接続し、機器全体もしくはサービスグループといった単位で冗長化することが可能です。
また直結接続した機器間で設定情報やTCPコネクションの同期などを行えます。設定情報の同期やファイルオーバーをスムーズに行えます。
※HA構成は一般の通信と混在しないよう機器のインタフェース直結接続を推奨しています。
クラスタ構成は、従来のArrayAPVx200シリーズなどの旧モデルから搭載されており、
冗長機器間でネットワーク越しにVRRPベースの死活監視を行い、障害発生時に切替りを行います。
Fast Failoverケーブル(FFOケーブル)は、HA構成、クラスタ構成どちらの場合でもご利用頂けます。
FFO専用ケーブルで冗長機器間を接続することで、ハードウェア障害などをすばやく検知し、1秒以下での高速な切替りを実現します。
※FFOケーブルをご利用の場合、最大2台での冗長構成となります。
vAPVの場合は、FFOケーブルによる各種機能をご利用いただけません。
ネットワークインタフェースを介し、クラスタを構成するArrayAPVシリーズ間で設定情報の同期を行うことが可能です。
通信プロトコルにはSSHを使用しており、SSL証明書や秘密鍵もセキュアにやりとりすることが可能です。
クラスタを構成するArrayAPVシリーズが多数存在する場合でも、それぞれの機器での設定を迅速に行うことが可能です。