3ページ目|第4回 ライフラインの分析1 社会的成功を求めるタイプ|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

田中ウルヴェ京の ワンランク上のビジネスパーソンを目指して 人生を自分でコントロールする! キャリアプランニング講座

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1番になりたい、出世したい、人からすごいと思われたい。このタイプがキャリアプランニングをするには、自分の努力だけでは動かせない事実に立ち向かわなくてはなりません。まずは、次の順番で自己分析をしていきましょう。

  1. 自分は社会的成功を求めている人間だと気づく(ライフライン)
  2. 社会的成功を求めている人間であると認める(ライフライン分析による結果の認知)
  3. 地位、お金、家庭の幸せ、外見、趣味の多さなど、社会的成功のうち最優先事項を決め、手に入れるためにできることを始める(明確な目標の設定、目標達成のための努力)
  4. 他者の存在、価値観を認める(他者を卑下して自分を上げるのでなく、他者の力を借りる)

このタイプにとって一番難しいのは4.でしょうか。ただ、社会的成功の代表「地位」を手に入れるには、周囲で助けてくれる人たちの存在を無視できないことは、お分かりでしょう。社会的成功の代表のように思われている、「カリスマ」について考えてみましょう。よく誤ってとらえられていますが、本当にカリスマ性のある人は、往々にして自分がカリスマだと思っていないものです。それよりも、自分のカリスマ性は、周囲によって作ってもらっていると思っている人こそ、周囲から見てカリスマ性を感じるものです。
ある日本を代表する有名な歌手の方とお仕事をご一緒させていただきましたが、彼女は照明さん、大道具さん、音響さんと、何十人もいるスタッフの名前を全員すぐに覚えてしまいます。そして、だれかがボソッともらした「◎◎がおいしい」とかいう言葉を覚えていて、翌日には全員分を買ってきてしまう、といった具合。なかなかできることではありませんよね。

カリスマとは自分から作るものではなく、周囲から「カリスマ性がある/ない」と判断された結果です。カリスマのように周囲に認められたいと思うなら、逆説的なようですが、自分のマイナス部分を人に話してしまうことから始めましょう。「細かい数字が本当にダメなんだ。助けてくれないかな」といってしまうこと。そして「誉めてもらえるとがんばれるから、誉めてほしいんだ」とバカになっていえたら、怖いものなしです。でも考えてもみてください。他者を認める、そして誉めるというのは、その誉められる存在よりも上の目線を持っていないとできないことでしょう。

それが難しいとなると、睡眠不足で家庭も顧みずに頑張りながら「誰も認めてくれない。でもいつか…」という具合に、悲劇のヒーローとして茨の道を選択することになってしまいます。私なら、バカになって、自分にできないことは他者に助けてもらおうと思えるようになったほうが楽だと思いますが、いかがでしょう。

とはいえ、社会的成功を求めるタイプは、ハードルの高い目標を設定して、それをクリアするために努力できる頑張り屋さんです。きちんとしたステップを踏めば、人を蹴落とそうなんて黒い努力をしなくても、他者の力を借りながら、大きな壁を越えられると思います。まずは自分を認め、ありのままの自分を身近な人に教えることから始めていただきたいと思います。

次回予告

第5回 ライフラインの分析2:職人タイプ

次回は、「専門性」「創造」の価値観を重視する「職人タイプ」のライフラインを分析していきます。(2007年12月公開予定)

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