日立ソリューションズのITバーつぐみ物語のページです。|第二十九話 海外との大容量データ転送を高速化し、グローバル化を加速させたい!の巻
春ですね。今日はなんだかエスニックな香りが…。
海外赴任のタイから帰った友人からお土産をもらったの、ふふふ。
トムヤムクンですか。おいしそう。
これはカナちゃんにお土産よ。はい、Tシャツ。
ありがとうございます。ところで、タイといえば少し前の洪水は大丈夫だったんでしょうか。
いろいろ大変だったみたいだけど、問題ないみたい。「住めば都」ってところかしらね、ふふふ。
はあ、私も住むなら都会がいいですね。
カナちゃん、違うわ。「住めば都」は、「どんな土地でも住み慣れれば快適だ」という意味よ。ほら、お客様がいらっしゃったからお迎えして。
こんばんは。「ITの悩みが解決するバー」というのはこちらでしょうか…。もう、寝てなくて…。
いらっしゃいませ。大変そうな感じが伝わってくるよ。
私は、小石昇太といいまして、「サーキュラン」というモーターを製造する会社で情報システムを担当しているのです。我が社は自動車や鉄道、エレベーターなどのモーター製造を手がける1,000名規模の会社です。
うんうん。
電気自動車などの成長で今後、需要が高まることが期待される一方、海外メーカーを含め、競争の激しい分野なのです。
コストの安い海外に製造拠点を移すメーカーも多いものね、うふふ。
そうなんです。我が社もグローバル化の波を受けて、製造拠点を東南アジアに移転しています。タイに続いて今度はミャンマーに工場を新設しました。
タイ! トムヤムクンがおいしいよね。
私が所属する製造本部は日本にあって、タイやミャンマーといった現地工場のシステム面を支援しているのですが、日本と現地とのデータのやり取りに苦労していて…。
海外は通信距離が長いものね。
そうなんです。我が社は、国内の設計部門で仕様書を作り、現地の拠点で設計書をCADデータ化して、製品を作っています。
CADデータは大容量だから時間がかかりそうね、うふふ。
仕様書と設計書の作成、確認などのやり取りは、現地との間でファイルサーバーを通じて行っているのですが、容量が1ギガを超えるファイルもあり、1回のデータ転送で数時間かかることはザラなのです。しかも、時間がかかるだけではなく、通信に失敗することもあるのです。
げっ! じゃあずっと見張っていないといけないんだね。
そうなんです。納期があるので、確実にファイルサーバーにデータがアップされたか、それが現地側でちゃんとダウンロードできたか、そのつど見届けないといけなくて…。複数の製品を組み合わせた製品などもあるので、設計書のやり取りだけでも1日に数十回にのぼることもあるのです。
海外は日本との距離が長いし、回線の事情もあって通信環境が不安定なのね。
現地のスタッフはデータの転送を見守らなければならず、寝られずにヒーヒー言っています。私も情報システムの支援を担当していて、やはり寝る暇がない状態で…。
それでウチの店に来たんだね。
通信品質に課題を抱えている環境下で、大容量のファイルを、やり取りしなければいけないのです。もちろん、技術情報などの機密を含むので、安全にやり取りをする必要があります。私はもう、ほとほと悩んでいて…。
わかったわ。じゃあ、小石さんの課題について整理するから、まずはこれを見てみて。
今回ご紹介した商品
日立ソリューションズの大容量高速ファイル転送「活文 Accelerated File Transfer」は、海外をはじめとする遠隔地との大容量データのやり取りに適したファイル転送サービスです。既存のインターネット回線を用い、低コストで高速ファイル転送を実現することができるため、市場や生産のグローバル化に対応し、ビジネスプロセスの効率化、競争力向上に寄与します。
(1)通信を高速化したい
(2)大容量ファイルを転送したい
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