第1回 メンタルトレーニングはじめの一歩|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

田中ウルヴェ京のビジネスパフォーマンス向上! メンタルトレーニング実践講座

文=田中ウルヴェ京

第1回 メンタルトレーニングはじめの一歩

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スポーツ選手にとって、試合で最高のパフォーマンスを発揮するために重要なのが「メンタルスキル」。それは、ビジネスパーソンの皆さんにとっても同様です。本連載では、スポーツ心理学をベースとした科学的なトレーニングであるメンタルトレーニングのノウハウやその効果をご紹介していきます。ビジネスをはじめ、ぜひ自身のパフォーマンス向上に役立ててください。

皆さん、こんにちは。田中ウルヴェ京です。このたび、本サイトで連載を担当することになりました。はじめに、少しだけ自己紹介させてください。まず自分の名前。「なんだ? 田中うるう゛ぇ? きょう?」 はい。変な名前なので、「たなか」しか、まともに読んでいただけません。「ウルヴェ」はダンナがフランス人なので、こういう名前です。「京」は「みやこ」と読みます(もちろんこれは親がつけてくれました)。私は、もともとはシンクロナイズドスイミング選手でしたので、よくオリンピックや世界水泳などのシンクロ競技のテレビ解説にこの名前で登場しています。名前が奇妙なので、某掲示板で「田中ウルヴェって、おまえ何人やねん?」というスレッドが立ったこともあります……。

さて。私の肩書きは「1988年ソウルオリンピック銅メダリスト」というのがもっともわかりやすいかもしれませんが、現在の本業は「メンタルスキルコンサルタント」です。私のメンタルスキルに関する仕事には、大きく分けて3つの柱があります。

1つは「コーピングスキル」。コーピングは英語の「cope(対処する)」を語源としており、そのスキルとは「ストレス対処スキル」のこと。「どんなストレスに対しても、自分でプロアクティブに対処できるスキル」と言えばよいでしょうか。さまざまなストレス対処スキルを、企業研修などでよくご紹介しています。

もう1つは「キャリアトランジション」。主にスポーツ選手に対して「競技引退した後に次のキャリアを見つけるための心理プログラム」として導入しています。また、一般の企業の方々にも同様のプログラムを、転職、退職前に必要な「自己認識能力」として紹介しています。これについては、今後の連載の中でもまたお話ししたいと思います。

そして最後の1つが、本連載のメインテーマである「メンタルトレーニング」です。

メンタルトレーニングは、スポーツ心理学をベースとした科学的なトレーニング方法です。スポーツ選手は、プレッシャーや緊張感の高まる試合本番で最高のパフォーマンスを発揮しなければなりません。そこで、身体や技術を鍛えるトレーニングと同様に、日頃からメンタルスキル(精神的な能力)を強化するためのトレーニングが必要となるわけです。代表的な例としては、リラックストレーニングやイメージトレーニング、集中力トレーニングなどがあります。

日本のスポーツ界でも積極的に導入されていますし、スポーツ選手だけでなくビジネスパーソンや広く一般の方にも有効なスキルとして雑誌やテレビなどに採り上げられるようになってきたので、「メンタルトレーニング」という言葉を耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。私も実際に企業向けのメンタルトレーニング研修などを行っていますが、特に最近はビジネス界でのニーズが高くなったと思います。たくさんの企業が取り組んでいる「ビジネスコーチング」なども、実はコミュニケーションスキルやイメージトレーニングといった、メンタルトレーニングのさまざまな要素が含まれています。

それもそのはず。メンタルトレーニングで強化できる主なメンタルスキルには、目標設定、リラクセーション、イメージ、集中力、プラス思考などがあります。これらはすべてビジネスに応用可能、というよりも、ビジネスのパフォーマンスを向上するための基本スキルそのものと言えますね。

今後の連載では、私の選手経験、そして日本代表コーチの経験を通じて現場で使っていたメンタルトレーニングをはじめ、最近の一流選手の実例などをあげながら、ビジネスの現場でも役立つメンタルスキルを毎月ご紹介していきたいと思います。

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