3ページ目|第7回 コミュニケーション能力向上術|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

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田中ウルヴェ京のビジネスパフォーマンス向上! メンタルトレーニング実践講座

第7回 コミュニケーション能力向上術 気持ちをベストな方法で伝える

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楽しいコミュニケーション、ストレスを感じるコミュニケーションを繰り返すうち、自然に「自分の立ち位置」というのが見えてきます。立ち位置とは、コミュニケーションにおいて求められる立場、役割です。それが分かると、話す内容や声のトーン、しぐさ、はては服装や体型、雰囲気までがそれに沿うように成長していくわけです。

社長さんの威厳のあるコミュニケーションも、職人さんの背中で語るコミュニケーションもそれぞれが立ち位置を無意識に理解してのこと。彼らも家に帰れば、家族の中の役割という別の立ち位置があり、別のコミュニケーション方法で家族と接しているはずです。 コミュニケーションが足りないうちは、いわゆる表面上の付き合いになるでしょう。しかし数を重ねるうち、「お客さまと世間話ができる」など、立ち位置は変化していきます。怒られたり、傷ついたりしてたどりついた立ち位置は、案外居心地のいいものになるかもしれません。失敗を恐れず、コミュニケーションをたくさんとっていただきたいと思います。

仕事において欠かせないパソコン。1日中パソコンに向かって過ごす人も少なくないでしょう。会議の場で事務的な会話をするだけで、プロジェクトは成功を収めているかもしれません。「どうしてそんなに苦労してまで、コミュニケーションをしなければならないの?」と思う人もいるでしょう。
しかしコミュニケーション能力が低いと、将来「達成感」を味わうことができない可能性があります。生涯発達心理学の研究によると、自分のスキルが成熟したとき、これまで学び得て来たものを、次の世代に伝えたいと考え、その行動が幸せにつながるといいます。この成人後の精神的な成長を表現する「ジェネラティビティ(世代性)」という造語があります。自分の経験を伝えるために十分なコミュニケーション能力が備わっていないと、「ジェネラティビティ」が満たされず、孤独で不幸せな成熟期を送ることになるかもしれません。 まずは隣の人にメールを出すのでなく、話しかけることからはじめてみてください。コミュニケーションを繰り返すことで、立ち位置を知り、いつしか立ち位置も自分の欲求も変化し、今はまだ知らない「おもしろさ」「幸せ」を見出せるはずですよ。

次回予告

最終回 人生の舵取りは自分の意思で! 感情コントロール術

感情は、時に後悔を呼ぶような行動をとらせたり、夢に向かうモチベーションとなったり、毒にも薬にもなるものです。ストレスをためずに、感情に振り回されない方法は? 最終回は、メンタルスキルの要である感情コントロール術をお送りします。(2006年11月下旬公開予定)

筆者プロフィール

田中ウルヴェ京

田中ウルヴェ京 写真1967年東京生まれ。日本大学在学中の88年に、ソウル五輪シンクロ・デュエットで銅メダル獲得。95年米国セントメリーズ大学院体育修士課程修了、その他の心理専門大学院などでスポーツ心理学、認知行動療法を学ぶ。現在、日本大学医学部講師、JOCセカンドキャリアプロジェクトメンバー、国際水泳連盟(FINA)アスリート委員、日本スポーツ精神医学会評議委員、日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士補。MJコンテスにて、プロスポーツ選手から一般 までメンタルトレーニングを指導、企業研修や講演なども行う。著書に『ストレスに負けない技術-コーピングで仕事も人生もうまくいく!』など多数。

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