第8回 最終回 メンタルスキルを最大化する感情コントロール術|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

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田中ウルヴェ京のビジネスパフォーマンス向上! メンタルトレーニング実践講座

文=田中ウルヴェ京

第8回(最終回)メンタルスキルを最大化する感情コントロール術

仕事と人生を自分で操るために
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これまで7回にわたり、数々のメンタルスキルをご紹介してきました。どれも重要ですが、身体と同様、部分的に強化するだけでは意味がありません。目標を立て、集中・リラックスする方法を知り、成功イメージを持ちつつ客観的に自分自身を見つめ、他者と円滑なコミュニケーションを図り、というように連携してこそ効果があるというもの。これらのスキルが「ここぞというとき」発揮できるかどうかは、感情にかかっています。そこで最終回は、メンタルトレーニングの要である感情のコントロール術を紹介します。

これまでのさまざまなメンタルスキルを実行しようとしても、「本番ではだめだった」というような経験はないでしょうか。隣にライバルがいて、集中しようとしても気が散ってしまったとか、上司に不満を上手に伝えようとしたけれど、その時の上司の態度に怒りを覚え、暴言を吐いてしまったとか。これらはすべて「感情」のなせる業。喜怒哀楽の感情の触れ幅が大きすぎる場合、私たちは自分ですら思ってもみなかった行動をとってしまうことがあります。

今回ご紹介する感情コントロール術は、これまで紹介してきたメンタルスキルを、上手に仕事や人生に反映させていくために不可欠なものなのです。感情をコントロールすることは、すなわち自分の人生を自分がコントロールすることと同じ。感情の歯止めが利かなくなるのは、怒りや悲しみなどの原因を人のせい、親のせい、社会のせいといったように他者のせいにいることが多いもの。つまり、自分以外のものに感情を乗っ取られているという状況なのです。その舵を自分のものとして保持し、感情をコントロールすることで、自分自身および自分の人生をコントロールしているという実感が持てるようになります。それは、大きな自信をあなたにもたらすことでしょう。

感情のコントロールと聞くと、「自制心のある」「我慢強い」という言葉が浮かぶかもしれません。もちろん、必要になる場面もあるかと思いますが、コントロールとは「抑制」ではなく「調整」のこと。感情を抑えるのではなく、ほどよい程度に調整し、よい方向に向かわせることを目的とします。喜怒哀楽は人として自然な感情であり、大切なものです。それを無理に抑えてはストレスがたまるばかり。たまったストレスは倍になって、感情の爆発を引き起こすかもしれません。そうなれば、元の木阿弥。我慢しただけ損ですよね。

逆に、抑制を続けているうちに無感情になったり、自分の感情に対して鈍感になってしまう可能性があります。自分には感情があまりないという人たちの多くは、実は感情豊かである場合が多いように見受けられます。それだけに傷つきやすく、自分を守るために無感情にならざるを得なかったということがまま見受けられます。そうなると、無気力になったり、人のいいなりになったり、望ましい行動はとりにくくなるでしょう。

このように、多すぎても、少なすぎても、自分の望ましい行動を阻害してしまうのが感情。しかしながら、感情は人を動かすエネルギーでもあります。嫉妬や怒りが努力につながったり、悲しみが人をいたわるやさしさになったり。そもそも「感じること」そのものが人間の特権であり、人生を彩ってくれると思いませんか。つまり、感情の量を適量に調整したり、その矛先をよい方向に変えたり、「コントロール」することが重要なのです。

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