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【平成の世にサムライを探して】第116回 ザ・プリンス パークタワー東京 スカイラウンジ ステラガーデン バーテンダー 花田美咲「若き女性バーテンダーが語るカクテルへの熱い思い」

人生で初めて作ったオリジナルカクテルで最優秀賞を獲得し、一躍、有名バーテンダーとなった花田美咲氏。ホテルで働くことを目指して18歳で単身青森から上京した彼女をバーテンダーの道にいざなったものは何だったのだろうか。若き女性バーテンダーが自らの思いを語った。

カクテルアワードで1位 信じられない結果に涙が溢れ出た

花田美咲(はなだみさき)プロフィール

1991年青森県生まれ。
東京・港区のザ・プリンス パークタワー東京の「スカイラウンジ ステラガーデン」に勤務。
「2013 サントリー ザ・カクテル アワード」のリキュール部門で最優秀賞を受賞する。

「競技中のことは全く覚えていないんです。気づいたら終わっていた、という感じでした」

「2013 サントリー ザ・カクテル アワード」に出場した時のことを、花田美咲氏はそう振り返る。2013年の大会では、ウイスキー、スピリッツ、リキュールの3部門でオリジナルカクテルの腕を競い合った。花田氏が出場したのは、リキュール部門だった。応募総数約800作品の中から、2回の審査を経て、最終審査にはそれぞれの部門で4作品が残っていた。

最終審査では、数多くのギャラリーの前で、オリジナルカクテルを手際よく作って、そのカクテルのプレゼンテーションをしなければならない。与えられた時間はおよそ4分間。カクテルの出来だけではなく、酒のボトルや用具を扱う所作の正確さ、美しさも審査の対象となる。

「ココベール」をグラスに注ぐ花田氏
「ココベール」をグラスに注ぐ花田氏

花田氏は時間内でカクテルを作ることはできたが、所作などに細かなミスも多かったと振り返る。「悪くはなかったが、せいぜい2位くらいだろう」──。会場にいた同僚のバーテンダーたちも彼女の出来をそう読んでいた。幸いにして、その読みは外れることとなった。

リキュール部門の最優秀作品として、花田氏のオリジナルカクテル「ココベール」の名が読み上げられた時、同僚たちは驚きの声を上げ、花田氏の目には涙が溢れた。この瞬間のために努力を重ねた日々のつらさがよみがえり、次いで大きな喜びがやって来た。

「まさか、1位になれるなんて、思ってもみませんでした」

最下位に終わった最初のコンテスト

青森県のむつ市で育った。地元の小さなホテルに勤務していた父の影響でホテル業界に憧れ、ホテルの専門学校に通うために上京した。

ホテルのフロント勤務を目指し、東京での日々を過ごしていた花田氏は、ザ・プリンス パークタワー東京でアルバイトをしようと考えていた。そして、ホテルを訪れ、そこである女性バーテンダーが作ったカクテルと出合う。花田氏が20歳の時だった。

「ホテルの33階にある、景色がきれいなバーラウンジで、とても素敵なカクテルを飲ませていただきました。紫蘇のリキュールのカクテルで、作っていたのは女性のバーテンダーでした。こんな素敵なカクテルを作ってみたい。こんなかっこいい仕事がしてみたい。その時、そう思いました」

ザ・プリンス パークタワー東京 スカイラウンジ ステラガーデンのオリジナルカクテル
ザ・プリンス パークタワー東京
スカイラウンジステラガーデンの
オリジナルカクテル

花田氏はそのバー、「スカイラウンジ ステラガーデン」でアルバイトを始め、卒業後もそこで働くこととなった。自分の人生を変えたカクテルを作ったバーテンダー、渡邉由希子氏を、彼女は現在も師と仰ぐ。

もちろん、すぐにカクテルを作らせてもらえたわけではない。初めは、厨房でのフードの盛り合わせ、灰皿の交換といった仕事を地道にこなした。そして、カウンターに入ることが許された後も、グラス洗いや先輩バーテンダーのサポートなどの仕事を続ける日々だった。

ホテルのバーでカクテルを作るためには、業界団体である日本ホテルバーメンズ協会の資格認定試験を受けて合格しなければならない。試験の内容は、酒の起源、種類、スタンダードカクテルのレシピなどを問う筆記試験と実技試験の2種類。花田氏はその試験を一回でクリアし、正式にバーテンダーとしてのデビューを果たすことになった。2013年3月のことである。

カクテルのコンクールに出ないかという話が出たのは、そのすぐ後だった。バーの現場でシェーカーを振りながら接客やサービスの基礎を身に付け、一人前のバーテンダーとなった後に、カクテル大会に出て賞を獲得し、キャリアの階段を上る──。そのような選択肢もあったはずだが、彼女はあえて速やかなキャリアアップの道を選んだ。コンクールに出てステップアップを図るのは、一流のバーテンダーを目指すなら避けられない道だ。ならば、チャレンジするのは早い方がいい。

しかし、それは楽な道ではなかった。最初に出たカクテルの大会では、20数名の出場者中で最下位となった。若さが理由ではない。1位となったのは、彼女と年の変わらぬ同期のバーテンダーだった。

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