CHAPTER 3 実践で知る、「道に迷う人、迷わない人の違い」|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

できるビジネスパーソンは迷わない! スムーズに目的地に着く方法

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CHAPTER 3 実践で知る、「道に迷う人、迷わない人の違い」

このページでは、迷いやすい人と迷いにくい人の違いを、実際に描いた地図で比べてみます。

来た道の地図を描いてみよう

新垣紀子先生 タカハシ写真

授業途中で、先生から生徒タカハシに、「今日、駅からここまで来た道の地図を描いてみて」と課題が。この日、成城学園前駅から、先生のいらっしゃる成城大学まで、制作スタッフに連れられてきたタカハシ。さて、自分が歩いた道を、どこまで覚えているのでしょうか?

描いた地図から分かること

もちろん、方向音痴の謎がすべて解明できるわけではありませんが、記憶を頼りに描いた地図を見ると、その人が街から得ている情報量や視点、方向感覚など、さまざまなことが分かるのだそう。 さっそく、タカハシが描いた地図を先生に見てもらい、歩いているときの癖や特徴を教えていただきました。先生の研究室の学生たちが以前に描いた地図と比べて見てみます。

先生が解説「ここに気をつければ、もっと迷いにくくなる!」

タカハシの描いた地図
タカハシの描いた地図

上記は、タカハシが懸命に記憶をたどりながら描いた地図。「けっこうよく描けていますよ」と先生。こうした地図を描く場合、ほとんどの人が、スタート地点である「駅」を中心に地図を描くそうです。

「タカハシさんの場合、お店などの目印(ランドマーク)には気づけています。一方、何となく大きい道路を広めに描いているところもありますが、道路についての情報は不足している印象。建物といっしょに道の広さなどの道路の特徴もしっかり覚えるようにすると、目印がなくても道を覚えられますし、帰り道や二度目に来たときにも迷わずに済みます」(新垣先生)


学生の描いた地図 その1
学生の描いた地図 その1

かなりよく描けている地図の例。建物、道の広さだけでなく、新宿方面、登戸方面という方向まで描き込めています。「この人は、上から見た街の地図をイメージできる人。こんなふうに全体の様子を覚えていれば、道に迷いにくいのでは?」(同)


学生の描いた地図 その2
学生の描いた地図 その2

何度か曲がって大学まで来たはずなのに、なぜか描いた道はずっと直線、という不思議な地図。「道の形状や、どこで曲がったか、などの情報をほとんど覚えていないようですね。地図が描けていないだけで、迷いやすいとは限りませんが……」(同)


実際の地図
実際の地図

実際の経路。タカハシさんを含め、ここで紹介した3人は、全員道をまっすぐに描いていますが、実際は斜めになっている道も。「人間は曲がり角を直角に感じるものなので、斜めになっている道も真っすぐにとらえることはよくあること。もっと街のことをよく知っていけば、道のイメージがより正確に思い描けるようになるかもしれません」(同)

※学生さんが描いた地図は、数年前のものなので、今は存在しないお店があるなど、現在とは若干街の様子が異なります。

実際に地図を描いてみると、普段、自分が何に注目しながら道を歩いているかよく分かりました。 後編では、道に迷わないためのコツをご紹介していきます。お楽しみに。

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新垣紀子先生写真
新垣紀子先生
Shingaki noriko
プロフィール
成城大学 社会イノベーション学部 心理社会学科教授
1965年大阪生まれ。90年大阪大学大学院基礎工学研究科博士前期課程修了。NTT研究所を経て、05年より成城大学社会イノベーション学部助教授。08年より現職。博士(情報科学)。日常生活における人の問題解決、ナビゲーションの認知過程の研究に従事している。著作に『方向オンチの科学 迷いやすい人・迷いにくい人はどこが違う?』(共著・講談社)がある。
新垣先生HP:
http://www.qomo.org/
student
タカハシ写真
「生徒のタカハシです。かなりの方向音痴で、初めて行く場所では必ず迷ってしまうのが悩み。先生のお話をヒントに、少しでも方向音痴を改善できたらいいなと思ってます」

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