CHAPTER 3 先輩・年配者が気になる若者の言葉遣い |システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

最低限の敬語を覚えておこう!今さら聞けない敬語のマナー2

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CHAPTER 3 先輩・年配者が気になる若者の言葉遣い

先輩・年配者に気になる若者言葉についてアンケートで聞いてみました。まず、「新人・若手が使う言葉に違和感をもったことがありますか?」という質問ではおよそ30%が「ある」と回答。その中で、もっとも多かったベスト5をここでご紹介します。

1位 「よろしかったでしょうか」、「~のほうおもちします」などのバイト敬語

先輩・年長者からの意見

「よろしかったでしょうか」という言葉が気になりますが、もう仕方がないかなと思ってしまう。(40歳/男性)

先生からのアドバイス

「こちらでよろしかったでしょうか」、「書類のほうおもちします」など、いわゆるバイト敬語が気になっている先輩・年長者が多数。あまりにもバイト敬語が氾濫しているため、上のコメントのように「仕方ないかな」とあきらめてしまった方も……。

バイト敬語は、一見、丁寧な言葉遣いに聞こえますが、日本語の使い方としては間違っています。年長者からは、バイト敬語を使う若者について「頭が悪そう」などと、教養を疑う声が多く聞かれました。

「よろしかったでしょうか」は「よろしいでしょうか」、「書類のほうおもちします」は「書類をおもちします」が正解です。

2位  「~的な」という若者言葉を多用する

先輩・年長者からの意見

何でも「~的な」というのが気になる。表現力が乏しいのではないかと思い、教養を疑ってしまう。(44歳/女性)

先生からのアドバイス

「自分的にはアリだと思います」、「ペン的なものが欲しいです」など、意味もなく「~的な」という言葉を多用することが気になっている先輩・年長者も。

典型的な若者言葉ですが、幼稚な印象を与えるため、ビジネス上で使う言葉としては適切ではありません。

プライベートと言葉の使い分けができればいいのですが、なかなか難しいもの。普段から意識して正しい日本語を使うようにしたいものです。

3位 目上の人からいわれたことに「了解です」という

先輩・年長者からの意見

「了解」という言葉が横行している。目下の者が目上の者に使う言葉ではないというのがわかっていない。(45歳/男性)

先生からのアドバイス

部下や同僚に対して「了解」という言葉を使っても構いませんが、目上の人に対して、「了解」という言葉を使うのは正しくありません。目上の人に対しては「承知しました」、あるいは「かしこまりました」と答えるのが常識です。

「了解」とは「あなたの事情は分かったから認めてあげますよ」という意味をもっている単語です。そう考えると、目上の人に使うべきではないことがわかります。

4位 「田中部長がおっしゃっていたのですが」など、顧客との会話の中で、上司に敬語を使う

先輩・年長者からの意見

顧客との会話の中で、上司に敬語を使っているのを見ると、ちゃんとした教育を受けていないのだなと感じる。(44歳/男性)

先生からのアドバイス

顧客は会社として最も敬意を表さなければならない相手です。ですから、顧客と話す時は、相手側のことをすべて尊敬表現で、身内である社内の人のことは謙譲表現で表さなくてはなりません。

たとえ、自分の上司であっても、身内の人間ですから、顧客に対しては謙譲表現を使う必要があります。この場合は「田中が申しておりましたが」というのが正解です。

顧客との会話の中で、上司に敬語表現を使っていると、自分の教養のなさを疑われるばかりでなく、「若手の教育もろくにしない」と、会社の品位を疑われることにもつながりかねませんので、ビジネスパーソンとしてはきちんと身につけておきたいところです。

5位 上司の都合を聞く時に「今、暇ですか」という

先輩・年長者からの意見

部下から、「今、暇ですか」といわれた時には驚いた。いくらなんでも「暇」はないだろう。(40歳/女性)

先生からのアドバイス

敬語を使いこなすには感性が必要です。感性とは、TPOに合った言葉を選んで使えるかということ。そう考えると、自分が上司に用事があって時間を取ってもらいたい時に「暇ですか」と聞くのは、あまりに配慮に欠けているのではないでしょうか。

この場合は「今、お時間よろしいでしょうか」というのが正解です。さらに丁寧にいうのであれば「お忙しいところ恐縮ですが、今、お時間よろしいでしょうか」など相手を気遣うようなクッション言葉を使うとよりよいでしょう。

上司世代の読者コメント紹介

気になる若手の敬語・言葉遣い

◆
目上の人にご苦労様でしたという若手がいる。自分も昔間違って使っていたから、少し懐かしく思う。(35歳/男性)
◆
なんでも「なるほどですね」と相づちをうつ若手がいて、頭が悪そうに見える。
(46歳/男性)
◆
普段の仕事において、敬語の使い方に違和感がある。謙譲語と尊敬語が入り交じっている。一生懸命なのはわかるけど、言葉を知らないんだなぁと思ってしまう。
(40歳/男性)
◆
「~みたいな」という、あいまいな言葉はやめてほしい。(41歳/男性)
◆
「っす」という語尾が気になる。上司の前でも、その語尾を平気でいうため、ずっとこのままだとまずいのではないかと思う。(31歳/女性)

若手世代の読者コメント紹介

敬語・言葉遣いの失敗談

●
自分で食べたことを「召しあがった」といってしまい、「召しあがったのね」と笑われた。(27歳/女性)
●
話を聞いているときに先輩に対してついつい「うんうん」と聞いてしまった。(27歳/女性)
●
「拝見いただけましたでしょうか」と変な言葉を使ってしまった。(27歳/女性)
●
「マジですか」といったら、嫌な顔をされた。(25歳/男性)
●
話すときに語尾を上げることと、伸ばすクセを注意された。(23歳/女性)
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大嶋利佳先生
大嶋利佳先生
Toshie Igaki
プロフィール
大学勤務、会社勤務等を経て、1988年、第一回日本語教育能力検定試験に合格、日本語学校教員、専門学校教員となる。
その後研修講師として独立し、1997年、株式会社スピーキングエッセイ設立。現在、同社取締役講師代表として、ビジネスコミュニケーション全般の研修、講演を実施。
著述の分野でも活動し、著書出版、雑誌記事等の執筆監修も多数行う。
著書に、『正しい敬語 そのまま使える会話例&言い換えフレーズ集』『The Business Mail メール力 上手に使いこなす』 などがある。
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タカハシ写真

生徒のタカハシです。前回の敬語のマナー講座でも大嶋先生に敬語の使い方をレクチャーしていただきましたが、その時は敬語のバリエーションを増やすことが課題として残りました。それ以来、日常でも気をつけて覚えるようにしてきたので、その成果も先生に見ていただきたいです。

次ページでは、お願いする時の敬語&断る時の敬語について解説していただきます。

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