CHAPTER 3PowerPointで素早く作業をする方法|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

心を動かすプレゼンテーション術 ~資料作成編~ 説得力のあるプレゼンテーションスキルを身につける

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CHAPTER 3 PowerPointで素早く作業をする方法

シナリオを構成に落とし込んだら、実際にPowerPointで作業をしていきましょう。まずは、PowerPoint2010について理解を深めます。

PowerPoint2010の特長

PowerPoint2010の特長

バージョンが2010になり、これまでほかのアプリケーションソフトがないとできなかった画像やビデオのトリミングができるようになり、プレゼンテーションソフトとして、より進化しました。撮影したものをそのまま載せるのではなく、これらの機能を利用し加工することによって、より視覚効果の高い演出を見せていきましょう。

作業を素早く行うためにカスタマイズを行う

PowerPointの操作を快適に行うためには、「クイックアクセスツールバー」や「リボン」をカスタマイズすることをおすすめします。

1「ファイル」タブ→「オプション」から、「PowerPointのオプション」を表示、オプションメニューの「クイックアクセスツールバー」または「リボン」を選択します。

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PowerPointのオプション

2「コマンドの選択」のプルダウンメニューから、「すべてのコマンド」を選び、登録したいツールを選択しながら追加ボタンを押していきます。
※「クイックアクセスツールバー」、「リボン」についてそれぞれに作業を行います。

変更した設定は次回以降にPowerPointを起動した後も、引き続き使用することができます。

新規スライドを作成する

リボンの「デザイン」タブから、「ページ設定」を選択し、スライドのサイズを最初に決めておきます。通常のスライドプレゼンテーションであれば、「画面に合わせる(4:3)」。大型ディスプレイ用であれば「画面に合わせる(16:9)」を選びます。ほかA4スライドシートやユーザー設定なども選択できます。

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PowerPointのページ設定

また、この段階で新規スライドを作成したときに表示される「プレースホルダ」を削除しておきましょう。これにより、新しいスライドを追加したときに「クリックしてタイトルを入力」というボックスがない真っ白な状態で作業をスタートすることができます。
新規ファイルを作成したら、最初に「名前をつけて保存」しておきましょう

ガイドラインを引く

資料を美しく作成するポイントは、テキストや画像の配置にあります。ここでは、「ガイドライン」を表示させて、このラインに合わせてそろえていくと、統一感が出てすべての素材がきれいに見えるようになります。

ガイドラインは、Windowsの場合、ガイドラインをクリックし、Ctrlを押しながらドラッグするとコピーされます。

おすすめのガイドラインは、「センターのガイドライン」「外枠のガイドライン」「三分割のガイドライン」の3つの基準線を活用するもの。

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おすすめのガイドライン

(図は画面比率が4:3の場合)

このいずれかのガイドラインに合わせて文字や図形・画像を配置すると、整列された美しい見た目になります。

プレゼンスライドのガイドライン活用例

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プレゼンスライドのガイドライン活用例

プレゼンスライドのガイドライン活用例

プレゼンスライドのガイドライン活用例

カラーを決めるときのポイントはトーン&マナー

カラーを決めるときのポイントはトーン&マナー

スライド全体のカラーやデザインについては、基本的には、シナリオ作成時に決めていきます。ここでポイントとなるのは、トーン&マナーです。トーン&マナーとは、"雰囲気""印象""イメージ"を生み出すもののことです。

例えば、企業のプレゼンテーションをする場合は、企業のイメージを表現した「コーポレートカラー」を使うようにします。

「コーポレートカラー+差し色」という風に考えていくと、企業ブランドとしても間違っていないものが出来上がります。ただ、コーポレートカラーが青なのに、全体がオレンジのスライドを作成してしまうと、違和感が出てきてしまいます。

カラーについては、スマートでシャープなイメージで作ろうと思ったら、ダークな、黒っぽいスライドにする方が締まって見えてきます。明るくさわやかにしたいのであれば、白地や青空の背景画を引いたりするとイメージが変わります。大切なのは、コーポレートカラーや企画内容に合ったものを選択し、トーン&マナーを合わせることです。色の種類を増やすのではなく、濃淡や透過などを利用して組み立てていきましょう。

黄色は非常に見えにくい色です

それと、黄色は非常に見えにくい色です。淡いグリーンやブルーなども見えにくいので文字などにはおすすめできません。PowerPointを作成しているときはパソコンのモニターですが、プロジェクターに投影すると淡い色はさらに薄くなってしまいますので注意が必要です。ちょっと締まりを出そうと思ったら、若干黒 が入っているぐらいの色がおすすめ。赤 も、黒を少し入れていくと、くっきりと見やすくなります。色については、自分で作らなくても、PowerPointにあらかじめ設定してあるの配色を使っても問題はありません。

背景やデザインを考えるためのおすすめサイト(外部サイトへ移動します)

外部サイト
note&point

Keynote (アップル社が開発した、プレゼンテーション作成のためのアプリケーションソフト)やPowerPointでつくられた、シンプルでデザイン力に優れたスライドが集められたサイト。英語版であるが、その美しさは言語を超えて勉強になる。

外部サイト
slideshare

ウェブ上でPowerPointやKeynoteのスライドを共有できるサービス。世界中の膨大なプレゼンテーションを閲覧できます。

外部サイト
authorSTREAM

PowerPointスライドの共有サイト。
動画化されたスライドショーも数多くアップされています。

外部サイト
YouTube

「motion graphic」というキーワードで検索をかけ、ピックアップされた映像を見る。二次元の画像だけでなく、映像についても感覚を磨いておくことが重要。

先生からのワンポイントアドバイス

ガイドラインについては、一度引いたものを保存しておいて繰り返し使用するのも良いと思うのですが、私は1回、1回、これをいちいち引き直しています。スライドを新規で作成するときに、まずガイドラインを引くという作業からやると、「これから作成するぞ」というおまじないみたいな気持ちになるんです。まあ、デザインに対して「きれいにそろえていきましょう」という、自分自身がつくるときのスタートの合図のようなものでしょうか。そこから気持ちが切り替わり、たくさんの作品が生まれていきます。ぜひ皆さんも、面倒がらずに試してみてください。

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河合 浩之先生
河合 浩之先生
Hiroyuki Kawai
プロフィール
プランナー、PowerPointクリエイター。立命館大学経済学部卒業。株式会社シー・レップにて2008年より、プレゼンテーションスライド制作サービス『プレゼンテイメント(R)』の事業プロデュースを手掛ける。2011~2012 Microsoft® MVP アワード PowerPoint部門連続受賞。また、Microsoft Office PowerPoint® 2007試験に1,000点満点で合格。現在、ブログ『パワポ部』にて、プレゼンテーションやPowerPoint、さまざまな表現に関する情報を鋭意発信中。
プレゼンテイメント®
ブログ『パワポ部』
タカハシ写真

生徒のタカハシです。PowerPointは仕事でよく使用しますが、まだまだその機能を使いこなしていない気がしています。もっと効果的にプレゼンテーションができる資料を作成できるようポイントを学びたいです。

次ページは画像やアニメーションを設定するうえでのポイントを勉強します。

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