CHAPTER 4 好印象を与える話し方やしぐさ|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

心を動かすプレゼンテーション術 ~発表編~ 説得力のあるプレゼンテーションスキルを身につける

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CHAPTER 4 好印象を与える話し方やしぐさ

ここではプレゼンテーション発表の際に、より相手に好印象を与える話し方やしぐさなどのテクニックについて学びます。

聞き取りやすい声を出すには

聞き取りやすい声を出すには

まず、大きな声で話すように意識してください。本番でいきなり大きな声で話すのは無理なので、練習のときから本番と同じ音量で話すようにしましょう。

また、直前に大きな声を出していないと、本番に同じ音量の声を出せません。可能であれば、待ち時間、廊下や会場に入る前に、本番と同じ大きさの声を5分以上出し続けるのがおすすめです。

それから、大きいだけでなく、聞き取りやすい声を出すコツもあります。「ア」は口を全開に、「イ」は口を横方向に全開するなど、一音一音丁寧に、口を大きく開けるように意識しましょう。

Point ・大きな声で話すように心がける ・できれば、直前に本番と同じ大きさの声を出す・口を大きく開けて、一音一音を丁寧に発声する

好印象を与える話し方とは

好印象を与える話し方とは

ゆっくり話すことでゆとりがあるように聞こえ、聞き手に好印象を与えます。実際、話のテンポが遅いと悩んでいる人は少なく、ほとんどの人は早口になってしまう傾向にあります。アナウンサーのようなプロの話し手でも、ベテランから指導を受ける際に「早すぎる」と指摘を受けるのです。

そこで、ゆっくり話すテクニックをお教えします。「一つ目は○○です」と言いながら、スライドに映し出された資料の該当個所を指し示し、さらに「二つ目は△△です」と言いながら該当個所を指すといったように、手で指し示す動きを付ければ、自然と話すスピードがゆっくりになります。

スライドなど指し示す資料がない場合は、心の中に資料を思い描いて、手で指し示す動きを想像しながら話しましょう。そうするだけでも、実際に手でスライドを指し示すのと同じような間が取れ、聞き手に伝わりやすくなります。

また、ゆっくり話すことを含めて時間内に話せるような内容構成にしておくことも忘れないでください。

Point ・ゆっくり話すことでゆとりがあるように見え、聞き手に好印象を与える ・手でスライドを指し示しながら話すと、自然とゆっくり話せる ・スライドがなくても、心の中で資料を手で指し示すイメージをすると
ゆっくり話せる

聞き手とアイコンタクトを取るには

聞き手とアイコンタクトを取るには

横に並んでいる2~3人の相手にプレゼンテーションする場合は、だいたい真ん中にいる人が決定権をもっているキーパーソンなので、まずはその人と目を合わせて、ほかの人とも右から左、左から右と、順番にまんべんなく落ち着いて目を合わせていってください。

大きな会場で大勢の前で発表する場合は、前列からZを描くようにして右から左へ、左から右へとジグザクに目線を動かしていきましょう。最後尾まで行ったら、また、前から同じ動きを繰り返してください。

全員と目が合うとは限りません。目線を合わせるのが苦手な人もいますので、そう感じたら短く見て、次の人に移しましょう。

・キーパーソンを見極めて、その人から目線を合わせる ・横に並んでいるときは、右から左、左から右に満遍なく目線を動かし、目線を合わせる ・オーディエンスが多い場合は、前列からZを描くようにジグザグに目線を合わせる

聞き手の視線を誘導する方法とは

聞き手の視線を誘導する方法とは

聞き手にスライドの一部に注目してもらいたいときは、見てもらいたい個所を、レーザーポインターや指示棒、手で指し示します。

指示棒や手で指し示す場合に気を付けたいのが、必ずスライドに向かって右側に立つということ。資料は一般的に左から右に文字が書かれていますから、左側に立ってしまうと、資料を指示棒や手で指し示しながら話をするとき、文字が発表者の体に隠れていくことになるからです。

また、レーザーポインターが会場に準備されていることもありますが、ない場合は、指示棒を用意しておくと良いでしょう。手で指し示しても良いのですが、自分の体でスクリーンへの投影を邪魔してしまうことも考えられますので、指示棒を使うことをおすすめします。

延長式のペンタイプなら100円ショップにもあります。また、棒の先にキャラクターがついているものを使っても話題づくりになります。自分だけのオリジナルキャラクターを付けた自作の指示棒を使い、プレゼンテーションに成功した人もいます。人とは違ったオリジナリティーのある指示棒を使うというのも印象付けに効果的です。もちろん、聞き手がプレゼンテーションの内容に注目しやすくなるというメリットもあります。

レーザーポインターや指示棒を使う場合は、振り回さないように注意。また、使わないときも、聞き手にだらしない印象を与えないような持ち方をするように気を付けましょう。

Point ・スライドを指示棒や手で指し示す場合は、右側に立つ ・オリジナルの指示棒でライバルに差を付ける

居眠りをするなど、聞き手の注意が散漫になったときの対処法

居眠りをするなど、聞き手の注意が散漫になったときの対処法

発表者が演台やスクリーンのところに立って話しているなら、居眠りしている人の近くに向かって歩きながら話をしてみましょう。近づくだけで声が大きく聞こえるので、目が覚める場合もあります。

また、「そちらの黄色い服を着た方は、○○と△△どちらが良いと思いますか」など、話の内容が理解できているかを確認したり、相手に考えさせたりするのも手です。

Point ・注意を引きつけたい人に近づきながら話をする ・注意を引きつけたい人に質問を投げかける

先生がお悩みを解決!

あがり症なのですがどうすればいいですか

天野先生

天野先生

あがり症には特効薬はありません。練習を繰り返すことでしか解消できないのです。1回より2回、5回より10回練習した方が上手になっているはずです。ぶっつけ本番で臨むか、10回練習して臨むか、その差は歴然です。

あがり症の度合いによって練習回数は違ってきます。3回だけでいい人もいれば、10回練習しないといけない人もいます。また、人生をかけた大事なプレゼンテーションなら、何度練習してもしすぎるということはありません。自分のあがり症度、本気度によって練習回数は変わってきます。

実際に、最初は手が震えるほど緊張していた人が、何度も実践を重ねるなかで、いつのまにか堂々と発表できるようになったという例も見てきました。

発表中に頭が真っ白に……。どうすればいいのですか

天野先生

天野先生

そんなときのための台本です。「ここだけは言っておきたい」という要点を、どんなに慌てていても見えるような大きさの文字で、目立つ色の付せんなどに書いておきましょう。台本は誰かに見せるわけでもありませんから、どんな形でも色でもいいのです。

あるいは、手に書いておくというもの一つの方法です。その場合、手のひらに書いたり、手首の内側に書いて腕時計で隠したりして、聞き手に見えないような個所に書くようにしましょう。

Challenge! 好印象を与える発表

★先生の評価

1回目より笑顔が出るようになり、タカハシさん自身が感じのいい人に見えるようになりました。人柄に好感をもってもらった方が、聞き手は先入観なく、プレゼンテーションの内容を聞いてくれますよね。また、重要なポイントで、手ぶりを付けていたので注目すべきことが分かりやすかったですね。ただし、「一つ目は……」「二つ目は……」のテンポがもう少しゆっくりだと良かったですね。「一つ目は」の後に一呼吸置いて、本題に入るようにするとより良くなると思います。

また、口の開き方が少し小さいと思います。口を大きく開ければ、自然と話し方もゆっくりになりますし、声も大きくなります。発声まではしなくてもいいので、発表直前に、声を出さずに、大きく広げるように意識して口を動かしてしてください。それにより、あごが緩んで声が出しやすくなります。その際、特に縦方向に大きく開くようにするといいですよ。

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天野 暢子先生
天野 暢子先生
Nobuko Amano
プロフィール
イー・プレゼン代表、プレゼンコンシュルジュ。広島修道大学卒。広告代理店媒体担当、物流業界紙記者、スキー場開発プランナー、大手ゲームメーカー広報、ホテルチェーン本部企画・広報、IT系ベンチャー企業広報、国際PR会社の編集の経験を経て、2006年、プレゼンテーションをメインとしたコンサルタントとして独立。広告代理店、媒体、広告主サイドでの経験から、企画書や広告コピー、プレスリリース、記事、挨拶状、ウェブコンテンツ、メールマガジンなど用途に応じた書き分けを得意とする。民放キー局等でニュースや情報番組の校閲、テロップ・フリップ制作監修、番組ウェブサイト制作などの業務も請け負い、テレビ業界の演出ノウハウに詳しい。
イー・プレゼン
日刊ノボちゃん
student
タカハシ写真

生徒のタカハシです。資料作成編では効果的なプレゼンテーション資料の作り方を学びましたが、今回は説得力のある発表の仕方について学びます。発表のときは、毎回緊張してうまくいくか不安なのですが、自信をもってプレゼンに臨めるようになりたいです。

次のページでは、プレゼンテーションの際に聞き手とコミュニケーションを取る方法について学んでいきます。

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