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行き詰ったら、「仕分け」で解決 問題解決のための思考整理法

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Chapter7 目標設定のための思考整理法

Chapter4で、自分自身が具体的な目標へ向かうための行動計画「大項目、中項目、小項目」についてご紹介しました。
このChapterでは、リーダーとしてチームを引っ張ってゆく際の行動計画を立てる場合に、どのように思考整理してゆけばいいのか?
ということについてご紹介していきます。

定量目標と定性目標

方向音痴なカーナビについていこうと思わないように、目標が不明確なリーダーに「ついていきたい」と思う人はなかなかいないもの。 しかし、実際には多くのリーダーが、目標を立てる際に頭のなかが整理されておらず、文字と気合だけが一人歩きしています。
例えば「あなたの会社の目標は何ですか?」と経営者に聞くと、「売上を前年比で150%にする」「業界内でトップをめざす」というような答えが返ってきます。一見具体的に見える答えかもしれません。
しかし、「では、売上を伸ばしてどんな会社をめざすのですか?」「業界で1番とは、具体的にどのような基準を一番とするのですか?」と聞くと、意外と明確に答えられない人が多いのです。
これは、頭の中で「量」と「質」が混在していることが原因です。

量的目標は「定量目標」といい、主に数値で表現され、目に見えやすく短期的なものです。質的目標は「定性目標」といい、やや範囲が広く、中長期的なものを指します。下記の表を参照してください。

定量目標と定性目標イメージ

野球で例えれば、定量目標は「来年の甲子園出場、平均打率2割8分」など。定性目標は「下半身の強化、攻撃力の強化」などです。
例えばカーナビで所要時間や距離を教えてくれても、道をガイドしてくれなければどうでしょうか? 逆に道は教えてくれても、所要時間も距離も示してくれなければやはり不便でしょう。 同じように、リーダーが目標を掲げる場合はこの2つを同時に意識し、提示することが重要なのです。

目的と手段の逆転を防ぐ

目的と手段の逆転を防ぐイメージ

目標を明確にして1つのことに集中しだすと、頭のなかで目的と手段が混在し、やがて逆転してしまうことがあります。
そんな時はいくら頑張っても、成果が出にくくなってしまいます。
立ち止まり、頭のなかを本来の「目的」と「手段」に仕分けしましょう。
例えば、とある婚活中の男性を例に挙げてみましょう。私の知人で、女性にモテたい、彼女を作って結婚したい……
という目標で足繁くジムに通い、身体を鍛えている男性がいます。しかし、「なぜジムに通って身体を鍛えることで婚活に繋がるの?」と尋ねたところ、ハッと何かに気づいた彼はバツが悪そうに「見た目を良くしてまずは自信をつけたい」と答えました。
確かに、自信がつくという効果はあるでしょう。しかし、彼女を作るには女性と出会う機会を増やさなくてはいけませんし、それ以外にもたくさんやるべきことがあります。いつの間にか彼は、身体を鍛えることが目的化してしまったのです。

笑い話のようですが、日常生活でも、そしてビジネスの現場でも良くある話です。 例えばとある不動産会社で、やってきたお客に誰も対応せず、3分ほど待たせてしまったことでお客が怒って帰ってしまったということがありました。
その時対応すべき社員が何をしていたかというと、顧客を増やすための販促チラシ作りにかかりきりになっていたのです。
「新規のお客様を増やす」という目的があるにもかかわらず「チラシ作成」という手段に意識がとらわれすぎて、クレームを受けてしまったのです。

このように、「目的と手段の逆転」は、しばしばビジネスの現場で、成果が出なかったりトラブルの原因となります。
なので、もしあなたがリーダーである場合は、チームとしての目標とそこへの手段を、しっかり区別して考え行動していかなければなりません。また、部下にもしっかりとこのことを指導しておく必要があるでしょう。

次は、より効果的に部下を指導するための思考整理法です。

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公開日:2015年11月16日

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