Chapter5 デジタル時代に必要なアナログな手法|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

働き方改革に必要なマネジメント 多様性がもたらす、組織と人材の強化

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

123456789

前編中編後編

Chapter5 デジタル時代に必要なアナログな手法

デジタル時代に必要なアナログな手法

業務の生産性を高め、組織のパフォーマンスを最大化するには、組織内外のコミュニケーションを最適化することが不可欠です。社員間の人間関係において、ITはどのように活用されるべきでしょうか。Chapter 5では、ITの中でもデジタルとアナログの各ツールが人の心にどのような影響を及ぼすのか考えていきましょう。

アナログが活きる場面

メールやチャットツールをはじめとするデジタルツールは、明示した情報をアーカイブすることができ、情報のやり取りに正確性を持たせる場面で有効です。 また、コミュニケーションの受け手は自由なタイミングでメッセージの閲覧、返答が可能なため、場所と時間を問わずにコミュニケーションを継続することができます。>

しかし、上司が部下にメッセージを送る場面、社員同士がコミュニケーションを深める場面では、メールをはじめとするデジタルでは心情の伝達に不備が生じる可能性があります。 人の心理はファジーなもの、一方のデジタルは0か1かの信号をやりとりする世界です。何でもデジタルを活用すれば良いというのは大間違いで、自分の思いを伝えたり、人との関係を良くしたりするには、手間がかかってもアナログであった方が良いのです。 人間関係は本来手間がかかるものであり、良い関係を築こうとすればストレスを感じるのが当たり前。苦労してつくるからこそ、人間関係は深く、強固になります。 組織内の人間関係が良好になればコミュニケーションが活性化され、労働環境の改善、組織のパフォーマンスの最大化が期待できます。

デジタルでのコミュニケーションの
特徴と代表的なツール

特徴
  • ●情報を正確に伝達でき、保存や横展開が可能
  • ●場所と時間を制限せずコミュニケーションがとれる
代表的なツール
  • ●電子メール
  • ●チャットツール

アナログでのコミュニケーションの
特徴と代表的なツール

特徴
  • ●心情の伝達に不備が生じにくい
  • ●関係を密にするためのコミュニケーションがとれる
代表的なツール
  • ●ボイスメール
  • ●Web会議システム

メールでは伝わらない機微が伝わる声

ここからは、アナログの良さをもったITツールの活用例を紹介しましょう。武蔵野では、業務報告はあえて「ボイスメール」で行っています。これは、音声でしか伝わらない機微を知ることができるからです。

例えば"クレームに適切な処理をした"という報告があった場合を考えます。お客様の剣幕はどの程度だったのか、最終的に心から納得していただけたのか、まだ感情的なしこりが残っているのか。 文字情報ではこうしたニュアンスが分かりませんが、声の調子を聞けばクレーム対応の様子がわかります。音声というアナログ情報は、こんなときにとても役に立ちます。 報告をした社員のコンディションもうかがい知れるため、必要に応じてフォローもできるでしょう。
対面したコミュニケーション無しでこうした対応を行うことができるため、物理的な距離が離れた従業員も、最適にマネジメントすることができます。

IT×心理 ポイント(8)

アナログコミュニケーションが、心の声を届ける

また、これは極端な例かもしれませんが、武蔵野では日報をデジタル上ではなく"あえて"紙で提出するようにしており、管理者は必ずそれに目を通して手書きでコメントをつけることを徹底しています。 パソコンでは「あ」と打つだけで「ありがとうございます」と予測変換の候補が出ますが、これでは「読んでくれていない」と思われてしまうでしょう。 面倒でも手書きで文字を書くことに意味があるわけです。文字の丁寧さ、線の太さなど手書きならではの特性に、書いた人間の想いが出るのではないでしょうか?

生産性向上とは逆行する行動と思われるかもしれません。しかし、従業員の帰属意識やモチベーションが高まることが、結果的に企業全体の生産性を高めることにつながるのです。 ITやデジタルばかりに目を向けるのではなく、手間をかけてでもアナログで行うべき場面もある。そうしたことを念頭に、「IT×心理」を実践してみてください。

話しを「働き方改革」に戻しますが、ダイバーシティへの対応が求められる中、在宅勤務やテレワークといった制度を取り入れる企業も多いでしょう。 そこでは、社外勤務する「目の行き届きにくい従業員」の効率的な管理が必要となります。ボイスメールの部分でも少し触れましたが、ITツールの活用はこうした場面でも有効に機能します。

Chapter 6では、ダイバーシティに対応するための管理方法を紹介します。

日立ソリューションズが提供するワークスタイル変革ソリューションのご紹介

「働き方改革」に注目が集まる中、生産性の向上や社員の意識改革といったさまざまな課題が組織において顕在化してきています。 柔軟な働き方や組織の生産性向上を実現し、一人ひとりのパフォーマンスを改善し続けられる環境の構築が求められているのです。 日立ソリューションズのワークスタイル変革ソリューションでは、4つのコアソリューション群でワークとライフのバランスを最適化し、ワークライフシナジーを創出します。

ワークスタイル変革ソリューションはこちら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

前のページへ123456789次のページへ







公開日:2017年7月10日

本記事の内容は公開当時のものです。本コラムに関するご意見等ございましたら、日立ソリューションズまでお問い合わせください。

日立ソリューションズのご紹介
日立ソリューションズは、お客様の業務ライフサイクルにわたり、豊富なソリューションを全体最適の視点で組み合わせ、ワンストップで提供する「ハイブリッドインテグレーション」を実現します。