日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

株式会社 日立ソリューションズ

社会イノベーションに貢献する日本企業として

日立ソリューションズでは、社会が私たちに何を求めているかをしっかりと把握し、それに応えていくことを当社のCSRの原点としています。そこで、ステークホルダーとの双方向のコミュニケーションをめざし、当社のCSRに関する意見交換会を実施しています。

日立ソリューションズのCSR  -有識者と語る-

 世界同時の経済不況にある今、将来のあるべき社会像を描きながら、自社の果たす役割と責任を考え、取組む行動力が、企業にも問われています。 シンクタンク・ソフィアバンク副代表の藤沢久美さんに、“CSR(企業の社会的責任)”をテーマにお話をお伺いし、当社に対する貴重なご意見をいただきました。

「これからの経済・社会、企業の持続的活動」

(日立ソリューションズ:安東)
 今、世界は100年に一度ともいわれる金融危機に直面し、大きく揺れ動いています。これまでの金融中心の経済システムから、新たな経済社会へ移行していくのか。金融業界に明るく、社会変革にも一石投じようと様々な方面でご活動の藤沢さんは、世界の動きをどのように見ていらっしゃるのでしょうか。

(藤沢)
今回の金融危機は、“人間が生きていけるような地球のためには、本当にこれでいいのか?”という、人間に対する大いなる警告として受け止めています。金融とは、人間が正しく進化しない限り、うまく機能しないものです。だから、欲を持って自分だけ幸せになればいいという人間の姿が、今回の金融危機のような形として映し出されたといえるのではないでしょうか。このような現象は、金融問題に限らず環境問題も同じことがいえますよね。もっと便利になりたい、楽をしたいという欲求に任せて商品を開発・製造してきた結果が、地球環境問題として人間の住環境を逆に蝕んでいます。私たちは今、本当の世界平和とは何かを考えさせられる局面におかれていると思っています。

(安東)
 その警告は人間というよりも、むしろ、経済活動の担い手である企業に向けられているような気がします。“企業の社会的責任(CSR)”の世界的な動きが、まさにそうですね。企業には、どんな視点や発想が求められているのでしょうか。

(藤沢)
 人間個人に、“変わりなさい”といっても、そう簡単に変わるものではないですよね。本来、政治がビジョンを示し、リーダーシップをとり、社会を変えていくという形が理想的なのかもしれませんが、日本の場合は、企業が学校であり、家庭であり、そして社会のリーダーとしての存在や機能を求められているような気がします。
 think globally, act locallyという言葉がありますが、これを日本の企業はずっとやってきました。全体を見ながら、自分のところをやっていく、そういうことであいまいな部分をきちんとお互いにやれるようになって、それが結果的に持続可能なビジネスのスタイルを作り出したのだと思います。島国である日本の企業は、外から干渉されなかったこともあり、持続可能な組織作りをごく当たり前にやってました。だから、日本の企業はその発想と経験を海外に向けて発信すること、それだけでも社会貢献につながると思います。

藤沢氏

“人間の時代”に期待される知恵の貢献

(安東)
 私たち日本企業は自分自身の行動様式をよく分析し、意識を高く持って、様々な形で世界に貢献していくべきということですね。

(藤沢)
 ルワンダに行ったときの話ですが、アフリカの日本に対する憧れがとても強いことを実感しました。ルワンダは陸の小さな孤島で、日本は海の中の孤島。エネルギーや食糧などの資源がないという点は共通で、それなのにどうして発展できるのか、ルワンダ人は日本に関心を持っているし、日本から学びたいと言っていました。エネルギーや資源、食糧、労働力などの生産要素も当然必要なのですが、“知恵”こそが、これからの国の強さを決める競争力になるのではないか、限られた資源の中で何が出来るか考える知恵こそ、日本の強みだと思っています。
また、今年1月のダボス会議で私は、「Cost Financial Crisis」というテーマで、政界や金融界の方々とセッションを行いました。多くの方は、「横断的な組織を作って、G12、G16ぐらい必要で、そこで管理やルールが必要だ」という話ばかりでした。その議論に石を投じたのが、宗教家のリーダーです。「管理や仕組みは、それを使う人間に全て依存するもので、人間が変わらなかったら、何も変わらない。これからは人間の時代だ」と言うのです。私は、全体的に、21世紀社会が再び明るくなるためには、人財育成は非常に重要な要素になってきていることを実感しました。
 その点、日立ソリューションズは一貫性のある会社だなと思いました。ITインフラを作っているSEが多く、そのための人間作りが大事と考えており、そしてその人間作りの肝になる人財管理システムを商品として売っているというのは、全てが繋がっていると思っています。また日立ソリューションズさんのイメージって、ヒューマンキャリアマネジメントというのもあるから、人を大事にするというイメージが強いですよね。CSRについて色々議論がある中でも、「人」という視点ではまだそんなに語られてないような気がします。

安東泰隆

(安東)
 ありがとうございます。当社は、経済成長の基礎となる人的能力の育成、いわゆる“人間開発”こそ真の豊かさを図る指標だと考えています。人は知識を獲得し、適正な生活水準を保つために必要な資源を入手したり、地域社会の活動に参加することで、喜びを感じ、成長します。その一方で、企業活動はそのような人間の生活社会のインフラを支えたり、事業を営むことで成長するもの。こうした人と企業の相互成長のため、情報技術、サービスは不可欠であり、そのインフラの担い手である私たちの責務は大きいと認識しています。当社では、会社が保有する知財と人とをつなぎ、企業知の循環を仕掛ける「知識ビジネス」と、社員の才能を開花させる場を作る「人財開発」の両面から、人間開発に取り組んでいます。

“社会イノベーションに貢献する日本企業として”

(安東)
 一方で、当社もシステムインテグレーション企業として情報化によって新たに生み出された諸課題を真摯に受け止め、さらに立ち向かっていく行動力が問われていると自覚しています。

(藤沢)
そうですね。ITの怖さというのは、合理化のためにシステムを導入したとき、そこにあった人間が考えるべきプロセスが消えてしまうことだと思っています。日本は特に、暗黙知的に伝わっているプロセスがあるからこそ、ミスを防げたようなところもありました。答えや指標だけを伝えると、間違えたときにどのように対応してよいかが分からず、問題の本質を捕らえられないこともありますよね。指標に至るプロセスの内容を利用者がきちんと理解できたり、人間の感覚を研ぎ澄ますことを尊重できるようなITがあればいいですね。

(安東)
その点は、私たちも認識しなければならない課題だと思っています。
当社は、さまざまな夢が実現でき、たくさんの感動を共有できる、いきいきとした社会の発展に貢献することを理念としています。このような時代にこそ、当社は、お客様、社会の多様な価値観を受け容れ、全体最適となるようなソリューションで価値創造していくことが、まさに当社の果たすCSRだと考えています。

(藤沢)
先出のダボス会議で、CSRという言葉は古いのではないか、自社のステークホルダーに対して利益が出たから何かをするとか、そういう時代ではないのではないかと言われていました。社会の局面が大きく変わっている中で、企業は地球市民として社会や地球全体がどうあるべきかを考え、事業によって社会を新しい形に変えていくことが必要だということですね。そうやって考えると、日本の企業は社会イノベーションにずっと貢献してきていると思います。日本企業の皆さんには、今、世界がようやく議論していることを実践しているのは私たちであると、世界に示し、貢献していって欲しいですね。

(安東)
本日は、貴重なお話とご意見をいただき、ありがとうございました。

藤沢久美(ふじさわくみ)

藤沢久美

シンクタンク・ソフィアバンク副代表、社会企業家フォーラム副代表
1967年大阪府生まれ、大阪市立大学卒。
国内初の投資信託評価会社IFIS起業を経て、現職。
NHK教育「21世紀ビジネス塾」キャスターや執筆、講演など幅広く活動。著書は、『脱・家族経営の心得』『なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか』など。

安東泰隆(あんどうやすたか)

安東泰隆

株式会社日立ソリューションズ
ブランド・コミュニケーション本部 本部長

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