日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

2012年2月29日
株式会社日立ソリューションズ

モノづくり支援ソリューション「MICrew」を提供開始
お客様と一体となりモノづくり力を向上、ソフト開発の品質・コスト・納期目標達成を目指す

株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:林 雅博/以下、日立ソリューションズ)は、ソフトウェア開発の品質・コスト・納期(QCD)の課題を解決するモノづくり支援ソリューション「MICrew(エムアイクルー)」の提供を3月1日から開始します。「MICrew」は、日立ソリューションズが長年培ってきた豊富な経験とノウハウを活かし、現状の分析・診断から、具体的な課題解決までを、開発現場でお客様とともに実践し、ソフトウェアのモノづくり力を向上することで、事業を成功させるためのQCD目標達成を目指します。

近年のソフトウェア開発においては、「設計品質の向上」(Q)、「開発コストの削減」(C)、「開発期間の短縮」(D)の順にQCDが課題の上位を占めており、またその課題に対する解決の有効手段として、「技術スキルの向上」、「開発手法・開発技術の向上」、「プロジェクトマネージャのスキル向上」が上位を占めています(経済産業省2010年版組込みソフトウェア産業実態調査報告書 経営者・事業責任者向け調査 Q3-2,Q3-3より)。この実態調査より、ソフトウェア開発に関わる事業者にとって、いわゆる「モノづくり力」の向上によるQCDの改善が急務となっていることがわかります。

このような状況を受け、日立ソリューションズは、お客様のソフトウェア開発に対するコンサルティングから開発、運用・保守にいたるまでをトータルに支援する、モノづくり支援ソリューション「MICrew」を提供します。「MICrew」は、QCDの改善に必要なモノづくり力を6つのカテゴリー(マネージメント、技術力、規則・基準・手順、開発環境・設備、組織力、改善力)に分け、問題を抱えるプロジェクトの開発現場に入り、現場視点でのヒアリングや実績データ分析などにより、お客様のモノづくり力を分析し、カテゴリー別に現状のQCDの課題を抽出する診断サービスを実施します。その課題に対して、日立ソリューションズが長年培ってきたソフトウェア開発に関わる分析・診断、開発プロセス、教育、技術・手法、開発環境、ツールといった総合力を活かして、お客様とともに現場で課題解決を図り、お客様のQCDの改善を図ります。また、日々刻々と変化するプロジェクトの状況、新たなリスク・問題点などを的確に捉え、具体的な取り組みを継続的に実践していきます。

「MICrew」には、以下の3つの特長があります。
1.現場密着型のプロジェクトマネージメントによる課題解決
2.QCDの目標達成のための「6つの改善ステップ」
3.モノづくり力向上を支援する幅広いサービスメニュー
 それぞれの詳細は、下記「■MICrewの特長」の通りです。

図1:お客様のモノづくり力向上を支援する日立ソリューションズの総合力

■ 「MICrew」の特長

1. 現場密着型のプロジェクトマネージメントによる課題解決

 開発プロジェクトの責任者であるプロジェクト管理者は、開発現場でのQCDの課題を把握し、適宜、是正処置を行い終結まで管理する必要があります。しかし、多くの開発現場では、管理者に負荷が集中し、課題への対応が後手となり状況を更に悪化させるケースが見受けられます。
 「MICrew」は、大規模システム開発から組込みシステム開発まで幅広い分野のソフトウェア開発やコンサルティング経験を積んだ日立ソリューションズの技術者がお客様の開発現場に入り、 "今"現場で起こっている課題を客観的に把握します。次に、抽出課題に対して、開発支援ツール(例:ソース解析ツール)の活用、開発インフラの整備、テストの自動化、新技術・新手法(例:モデリング手法)の導入、開発プロセス・開発体制の再構築、オフショア開発の活用など、プロフェッショナルな知の集合を活かして、日立ソリューションズの技術者がお客様とともに、課題の解決に取り組みます。また、その実施結果の振り返りとして、統計手法を用いた効果分析を実施し、そこで得た教訓・ノウハウ・実績データの組織横断的な蓄積および展開により、お客様の継続的なモノづくり力向上につなげます。

2. QCDの目標達成のための「6つの改善ステップ」

 「MICrew」は、「6つの改善ステップ」で構成され、お客様の状況に応じて、初期診断、詳細診断のステップから始める場合と、ソリューション提案のステップから始める場合の、2つのアプローチが可能です。その後ソリューションの実施、効果分析のステップを繰り返し実施することで、お客様のモノづくり力を継続的に向上させ、より高いQCDの目標達成を目指します。

3. モノづくり力向上を支援する幅広いサービスメニュー

 「MICrew」では、日立ソリューションズの総合力を6つのサービスカテゴリ(分析・診断、開発プロセス、教育、技術・手法、開発環境、ツール)に分類した幅広いサービスを提供し、お客様のモノづくり力向上を支援し、さまざまなQCDの課題解決を図ります。サービスカテゴリ毎に提供するサービスは以下の表の通りです。

【MICrew 改善ステップ1,2 分析・診断サービス】

サービスカテゴリ サービス名 概要
分析・診断 MICrew診断サービス ヒアリングやデータ分析により、組織のモノづくり力を診断し、現状の課題を抽出します。

【MICrew 改善ステップ3~6 関連サービス】

サービスカテゴリ サービス名 概要
分析・診断 CMMI診断サービス 開発モデルのデファクトスタンダードであるCMMIの成熟度レベルを用いて、現場の開発プロセスを客観的に評価します。
品質診断サービス 品質管理レベルを診断し、診断結果に基づいた品質管理レベル向上を支援します。
開発プロセス プロセス改善活動代行・
支援サービス
プロセス改善活動(立ち上げから定着まで)を総合的に支援します。
基準類整備支援サービス 規格/基準類(組織の標準プロセス、品質管理ガイドライン、コーディングガイドライン等)の策定を支援します。
教育 品質関連トレーニングサービス 品質管理、レビュー技法、テスト技法など、品質に関する各種教育を実施します。
プロセス改善関連トレーニングサービス CMMI入門、測定と分析、リスク管理など、プロセス改善に関する各種教育を実施します。
技術・手法 受託開発サービス ソフトウェアの受託開発を行います。
プロジェクト管理代行・支援サービス プロジェクト計画策定、進捗管理、品質管理など、さまざまなプロジェクト管理業務を支援します。
品質向上支援サービス ソフトQA支援、プロセスQA支援、第三者評価サービスなど、品質管理・評価・分析作業を支援します。
ソースプログラム検証サービス 信頼性検証およびセキュリティ検証を実施し、テスト発見が困難なソースプログラムの欠陥を摘出します。
開発環境、ツール 開発環境構築/運用サービス モデリング手法による開発環境、クラウド型分散開発環境など、開発環境の構築を支援します。

■ 販売開始時期

2012年3月1日

■ 紹介URL

<商品・サービスに関するお問い合わせ先>

URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/   Tel:0120-571-488

<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:コーポレート・コミュニケーション本部 広報・宣伝部
担当:廣納(ひろのう)、槇田
TEL:03-5479-5013  E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ MICrew(エムアイクルー)は株式会社日立ソリューションズの商標です。
※ CMMIは、カーネギーメロン大学によってアメリカ合衆国特許商標庁に登録されています。
※ その他、記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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