日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

2014年10月23日
株式会社日立ソリューションズ

小泉の基幹システムを「FutureStage商社・卸向け販売管理システム」で構築
業務効率を向上し、業績のタイムリーな把握とペーパーレス化を実現

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:佐久間 嘉一郎/以下、日立ソリューションズ)は、「FutureStage(フューチャーステージ) 商社・卸向け販売管理システム」を活用して、住宅設備機器の総合商社である株式会社小泉(本社:東京都杉並区、代表取締役社長:長坂 紘司/以下、小泉)の「SPA販売管理システム」を構築し、2014年5月に稼働しました。本システムは、新基幹システムと周辺システムを連携し、受発注から債権債務管理までの一連の業務の効率化を実現するとともに、業績情報のタイムリーな把握と各種帳票のペーパーレス化を実現するもので、株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、執行役社長兼COO:東原 敏昭)のクラウド型ICT提供サービス「SecureOnline」上で運用されています。

住宅設備や管材、建材、電材などを主な商材として取り扱う総合商社である小泉では、基幹システムの老朽化やサーバーの保守サポート切れを契機に、Speed(スピード化)、Paperless(ペーパーレス化)、社是であるAnytime、Anywhere、Anything(いつでも、どこでも、何でも揃う)をテーマに、基幹システムの刷新を計画しました。また、業務プロセスも見直すことで、全社での情報共有や迅速で適確な業務処理を推進し、顧客満足度のさらなる向上をめざすこととなりました。
 新システム「SPA販売管理システム」では、日立ソリューションズの「FutureStage 商社・卸向け販売管理システム」によって基幹システムを刷新し、住宅設備業界特有の業務に対応する機能を実装しました。また、BI(Business Intelligence)やワークフロー、EDI などの周辺システムも新たに導入しました。

EDI: Electronic Data Interchange。商取引に関する情報を標準的な形式に統一して、企業間で電子的に交換する仕組み。受発注や見積り、決済、出入荷などに関わるデータを定められた形式に応じて電子化し、インターネットや専用の通信回線網など通じて送受信する。

本システムによって、小泉は業務効率の向上を図り、情報のタイムリーな把握と各種帳票のペーパーレス化を実現しました。主な効果は以下の通りです。

1. 業務効率の向上

 商品、顧客、仕入先などマスタの全社一元管理を実現するとともに煩雑な業務プロセスを見直し、業務効率の向上を図りました。また、EDIの導入による取引先の外部システムとの連携によって、月間15万件を超える仕入先からの請求情報の確認作業を自動化し、正確かつ効率の良い請求確認業務を実現しました。

2. 情報のタイムリーな把握

 受注残、売上、回収等の業績情報や、管理者が日常的に帳票などでチェックしていた担当者への通知情報をタイムリーにシステムから提供し、迅速な意思決定が可能となりました。また、タブレット端末による商品検索や在庫確認、ワークフローでの承認を可能とすることで、さらなる受注機会の拡大を図る仕組みを構築しました。

3. ペーパーレス化の実現

 伝票による受発注管理をデータ入力による管理に改善し、月間400万枚の受発注伝票の印刷コストや管理コストを削減しました。また、ワークフローの導入による社内申請、報告のペーパーレス化を実現しました。

小泉と日立ソリューションズは、今後も、在庫の棚卸に関連する機能の追加や、EDIに対応する取引先の拡充などを推進していきます。
 また、日立ソリューションズは、日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」を通じて、幅広いお客様の業務効率の向上や顧客満足度向上に貢献していきます。

■ システム概要図

■ システム概要図

■ 住宅設備業界商社・卸向けにカスタマイズされた本システムの特長

1. 商品ごとの掛率や、顧客や現場ごとによる単価設定機能

 さまざまな商品を幅広く取り扱う商社向けに、掛率による単価設定や、顧客や現場ごとの単価設定を可能とする柔軟な単価管理に対応しています。

2. さまざまな業務シーンに対応する受発注入力機能

 受発注、在庫受注、在庫発注などさまざまな形態の取引に1画面で柔軟に対応しています。また迅速な応対が求められる来店取引においてもシステム入力での応対が行えるよう操作性が考慮されており、さらに電子ファイルからの受発注情報一括取込も可能とするなど、さまざまな業務シーンに対応しています。

3. 主要メーカーとのEDIによる情報連携

 取引量の多い主要メーカーと小泉の間でのEDIを実現し、発注、納期回答、請求情報をシームレスに連携する機能を実装しています。

■ 「FutureStage 商社・卸向け販売管理システム」ホームページURL

■ 株式会社小泉について

小泉は、住宅設備や管材、建材、電材などを取り扱う総合商社として住生活の向上に貢献できる企業をめざし取り組んでいます。地域密着型の営業を展開するブロック子会社9社と97の営業拠点、そして特化した機能を持つ関連会社とで企業グループを形成し、各社の高度な専門性とグループの総合力でお客様の多様なニーズにお応えしております。エネルギー問題や加速するIT社会に向けて、住空間や都市空間の環境が大きく変化していくなか、小泉は常に新しい付加価値の創造と新規ビジネス分野の開拓を推進し、お客様へ快適な住まいづくりと豊かな暮らしを提供していきます。

URL:http://www.koizumig.co.jp/

<商品・サービスに関するお問い合わせ先>

URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/   Tel:0120-571-488

<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:ブランド・コミュニケーション部 広報・宣伝グループ
担当:竹谷、安藤
TEL:03-5479-5013  E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ FutureStage、JP1は、株式会社日立製作所の日本における商品名称、商標、または登録商標です。
※ intra-martは、株式会社NTTデータイントラマートの登録商標です。
※ Dr.Sum EAは、ウイングアーク1st株式会社の登録商標です。
※ ACMSは、株式会社データ・アプリケーションの登録商標です。
※ ハイブリッドインテグレーションは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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