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ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立ソフト)は当時のものとなっております。

2009年6月3日
日立ソフト

日立ソフト Java コード診断「anyWarp CodeDirector」をJava EE 5 対応
~増加するオフショア開発の品質チェックを強化、効率化

 日立ソフト(本社:東京都品川区、執行役社長:小野 功)は、 Java 開発におけるコーディングルール違反をプロジェクト全体で組織的にチェックできる集中型Java コード診断ツールを機能拡大した 「anyWarp CodeDirector (エニーワープ・コードディレクター)V6.0」を2009 年6 月4 日より発売します。 今回の製品では、普及が進むJava EE 5(Servlet 2.5/JSP 2.1)への対応を行い、コード診断の適用範囲を拡大しました。 Java EE 5 の開発が普及しているオフショア開発の受け入れ時の更なる検収強化などで活用ができます。

 Java EE 5 は現在のJava 開発において標準的な仕様です。「anyWarp CodeDirector V6.0」 はJavaEE 5 のサブセットであるJSP 2.1 に対応しました。これにより${100 * 100}や${person.name} というように演算結果や値の参照の結果を出力するために使用されるEL(Expression Language)式を使ったJSP のソース診断もできるようになりました。 EL 式はJSP のソースを簡潔に書くことができるため、近年広く使われるようになっています。
 国内では、中国、ベトナム等へのオフショア開発委託が急速に拡大しており、Java EE 5 を適用した開発プロジェクトが増えています。 こうしたオフショア開発委託先からのソースコードの受け入れを行う際、国内発注元企業はコード診断によるチェックを強化することができます。

 大規模ソフトウェアの品質、保守性、生産性を維持するためには、 誰でもメンテナンスできるような保守性の高いソースコードを書くことが重要となってきます。開発者のスキル不足をなくし、 ソースコードのメンテナンス性を高めるためには、ルールの逸脱を開発者に早期にフィードバックし、工程中も繰り返しチェックを行うことが有効です。
 「anyWarp CodeDirector」が提供するコード診断の実行方式には二通りあります。一つは、開発者向けに、 自分の担当しているソースコードを随時チェックできるように、Java 統合開発環境「Eclipse」上でコード診断を実行する方式です。 もう一つは、主にプロジェクトマネージャ向けに、「CVS」、「Visual SourceSafe」、「Subversion」 といった現在一般的に普及している構成管理ツールと連携して自動的にシステム全体のソースコードを取り出し、コード診断を実行する方式です。
 後者の実行結果は、コード診断結果レポートとしてWeb 上で公開されますので、規約違反の状況、推移、集中箇所などを開発者、 リーダ、プロジェクトマネージャ、品質管理部門等で共有、比較することができます。これらにより、プロジェクトマネージャは開発者に負担をかけずに、 品質改善状況と推移を日々客観的に管理することができます。同時に開発者もJava の標準的なコーディングスタイルを学習できるため、 スキルアップ、品質の向上を期待できます。また、オフショア開発の受け入れ時などプロジェクトで定めた規約に反しているかを見落とすおことなく、 効率良く実施できますので、検収作業のコスト軽減にも効果的です。

 日立ソフトでは、「anyWarp CodeDirector」をソフトウェア開発ソリューションの一つとして、特に今後、 増加するオフショア開発の受け入れチェック向けの標準ツールの位置づけで、年間500ユーザライセンスを目標に、積極的に拡販していきます。
 また本製品に加えて、回帰テスト自動実行ツール「anyWarp Capture/Replay」、Web システム性能測定ツール 「Assam WebBench」を組み合わせたテストスイート製品「anyWarp TestSuite」も合わせて販売しています。 「anyWarp TestSuite」では、下表のとおりプログラム開発から総合テストにわたって、テストの効率化・品質向上を支援します。

anyWarp TestSuite 各製品の特長

製品名

導入目的

anyWarp CodeDirector コーディング段階のテストにおける品質の維持とリスク低減
anyWarp Capture/Replay 回帰テストの効率化を支援
Assam WebBench 総合テストから運用段階での性能テストをカバー

<「anyWarp CodeDirector V6.0」の主な機能強化>


図.Java EE 5(Servlet 2.5/JSP 2.1)対応指摘画面例


<出荷開始時期> 2009 年6 月4 日

<製品紹介ホームページ> http://www.hitachi-solutions.co.jp/anywarp_codedirector/

<「anyWarp CodeDirector」製品価格>

製品名

製品内容

標準価格(税込み)

anyWarp CodeDirector 10 ユーザ版(*) ライセンス 1,050,000 円
anyWarp CodeDirector 30ユーザ版(*) ライセンス 2,730,000円
anyWarp CodeDirector 50ユーザ版(*) ライセンス 4,200,000円
anyWarp CodeDirector 100ユーザ版(*) ライセンス 6,300,000円
anyWarp CodeDirector サイトライセンス版(*) ライセンス 31,500,000円
anyWarp CodeDirectorメディアキット CD 5,250円

(*)ユーザ数は、本製品のレポート出力を参照するユーザおよびEclipseプラグインを使用するユーザを意味しています。 例えば10ユーザ版の場合、5人のユーザがレポート参照を、残りの5人のユーザがEclipseプラグインを使用することができます。 レポート参照を行うユーザとEclipseプラグインを使用するユーザが同じ場合両方にカウントされます。

<「anyWarp CodeDirector」サービス体系>

サービス名

サービス内容

標準価格

年間保守サービス
(@Service24)
サービス内容については以下をご覧下さい https://service24.hitachi-solutions.co.jp/ 製品標準価格の
16%/年
コーディングルール開発
コンサルティングサービス
コーディングルール設計や運用環境の構築等の支援 個別見積

<前提稼動環境>

OS MicrosoftR Windows 2003 Server Standard Edition
MicrosoftR Windows 2003 Server Enterprise Edition
MicrosoftR Windows 2000 Server (SP4 以降)
MicrosoftR Windows 2000 Advanced Server (SP4 以降)
MicrosoftR Windows 2000 Professional (SP4 以降)
MicrosoftR Windows XP Professional (SP1 以降)
Java JDK5.0
Eclipse Eclipse 3.2, 3.3
ブラウザ Internet Explorer 6, 7
ハードウェア 上記OSが稼動するPCサーバ CPU:Pentium4 2.4GHz以上を推奨
実装メモリ:1GB 以上を推奨

■本件に関するお問い合わせ
 担当部署:@Sales24
 Tel: 03-5479-8831  ホームページ: http://sales24.hitachisoft.jp/

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