日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立システム)は当時のものとなっております。

2007年4月12日
株式会社日立システムアンドサービス

日立システムがPacketeer社と販売代理店契約を締結し
WAN最適化ソリューションを強化

 株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長 中村 博行/以下、日立システム)は、米国Packeteer, Inc(本社:カリフォルニア州クパティーノ、社長兼CEO:デイブ・コテ/以下、Packeteer社)と帯域制御装置のデファクト・スタンダードである「PacketShaper」などのアプライアンス機器の販売代理店契約を締結しました。

 日立システムは、広域通信網(以下、WAN)のスループットや応答性能の向上を図る「WAN最適化ソリューション」を提供していますが、今回、Packeteer社の一次代理店となり、「PacketShaper」などのアプライアンス機器を「WAN最適化ソリューション」のラインアップに加え、販売を強化します。
 さらに、日立グループおよび、日立システムのネットワーク機器販売パートナーなどの販路を活かし、今後3年間で製品や保守およびソリューション全体で20億円の販売を目標としています。

 現在では、WAN帯域は拡大し、コストも低下していますが、TCP通信にはいくら帯域を拡大しても転送スループットに限界が生じるという問題も存在し、CADや医療画像などの容量の大きいデータの送受信に時間がかかることで業務に支障がでていました。また、サーバコンソリデーション(内部統制にかかわるサーバ統合やセキュリティに配慮したアプリケーションの一元配置、シンクライアントの導入など)へのニーズも高まっています。結果としてWANを介して拠点から中央にあるアプリケーションを動作させるケースが増加し、アプリケーションの応答性能を確保する帯域制御(QoS)も重要になっています。

 今回、ネットワーク・トラフィックの優先制御によりアプリケーションのQoSを実現する帯域制御装置「PacketShaper」やリアルタイム通信向けプロトコル「XTP(*1)」の利用で転送スループットを向上させるWAN高速化装置「SkyX」および、マイクロソフト社のファイル共用の通信プロトコル「CISF(*2)」などを利用したアプリケーションの高速化を実現するWindows高速化装置「iShared」を使用し、WANの最適化を実現するソリューションを提供します。
 これにより、企業のWAN回線の利用を最適化し、基幹業務アプリケーションの応答を高速化するほか、IP電話やTV会議などで遅延なく快適な音声や画像を転送したり、ディザスターリカバリー(災害復旧)サイトなどへの大容量ファイルの転送時間の短縮が実現できます。

 *1 XTP : eXpress Transfer Protocol
 *2 CISF : Common Internet File System

 今回の販売代理店契約締結について、パケッティアジャパンインク代表取締役社長の金城盛弘氏からのコメントです。
 「ネットワークインテグレーションの技術力とマイクロソフト Windowsサーバを含めたアプリケーションシステム構築力を兼ね備えた日立システムは、パケッティア製品を最も効果的に活用してお客さまニーズを満たすソリューションを提供可能なパートナーの一社です。日本においてもWAN最適化の市場は拡大すると考えており、日立システムのポテンシャルには大いに期待しています。」

Paceteer社製品の価格

製品名 価格(税込)
帯域制御装置「PacketShaper」(1400シリーズ~) 220,000円~
WAN高速化装置「SkyX」 オープン価格
Windowsアクセス高速化装置「iShared」(IS-50シリーズ~) 950,000円~
PacketShaper標準ポリシー設計設定サービス 500,000円~

Packeteer,Inc.について

 パケッティア(本社:米国カリフォルニア州、NASDAQ: PKTR)は、高性能かつインテリジェントなWANアプリケーション配信分野におけるリーディング・カンパニーです。パケッティアのソリューションは全世界の7,000社を超える企業において60,000を越えるシステムに導入されています。WAN容量の増大だけでなく、分散されたネットワークにおいて、あらゆる場所のすべてのユーザーに対して、ネットワーク・アプリケーションのパフォーマンスの最適化、さらに高速化を実現する製品を提供しています。パケッティアのソリューションは、600を超えるアプリケーションとプロトコルを自動的に分類し、最先端のネットワーク分析、監視、QoS、広域ファイルサービス(WAFS)、高速化技術を利用することで、業務効率の向上や迅速な投資回収を実現させます。

パケッティア ジャパン インクについて

 日本国内における販売・マーケティングおよび技術サポートを行うために1998年に設立されたPacketeer, Inc. の日本法人です。
パケッティア ジャパン インク:  http://www.packeteer.co.jp/

商品名称等に関する表示

  • Microsoft、Windowsは、米国MicrosoftCorporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

商品に関するお問い合わせ先

株式会社日立システムアンドサービス
東京第1営業部 第1営業部
担当 : 大立(おおだて)
TEL : 03-6718-5801
E-mail : paketeer@hitachi-system.co.jp
URL : /packetshaper/

ニュースリリースの内容は発表当時のものです。商品の販売終了や組織変更により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。