日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立システム)は当時のものとなっております。

2009年12月25日
株式会社日立システムアンドサービス

日立システムが大規模システム向け日本版アジャイルプロセスの検討を開始
海外の成功事例をもとに標準化を行いシステム構築の効率化を目指す

 株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長:林 雅博/以下、日立システム)は、大規模システム開発向けの日本版アジャイルプロセスを、日立システムの標準開発基盤である「COMMONDATION」の標準プロセスの一つとして検討を開始することを発表します。

 現在、日本国内の大規模システム開発では圧倒的にウォーターフォールプロセスが普及していますが、昨今、アジャイルプロセスへの関心が再び高まりつつあります。この背景には、これまでアジャイルプロセスは、小規模システム開発に適していると考えられていましたが、ThoughtWorks Software Technologies Ltd. (本社:米国シカゴ、CEO:Trevor Mather/以下、ThoughtWorks社)が海外での大規模システム開発で成功したことが大きな影響を与えており、景気後退による企業の開発コスト削減に対応するための新たな開発プロセスとして注目されています。

 日立システムは、アジャイルプロセスがブームとなり始めた2002年から社内システム開発を中心にアジャイルプロセスの評価を行ってきましたが、アジャイルプロセスの適用は小規模システム開発が中心であり、大規模システム開発にはウォーターフォールプロセスをベースとし、アジャイルプロセスの良いところ取りをしたブレンド型のプロセスを適用してきました。

 今後、アジャイル開発とツールの世界トップクラス企業であるThoughtWorks社と国内トップクラスのアジャイルプロセスコンサルティング企業である株式会社テクノロジックアート(本社:東京都文京区本郷、代表取締役:長瀬嘉秀)との連携も視野に入れた大規模システム向け日本版アジャイルプロセスを標準開発基盤「COMMONDATION」の標準プロセスの一つとして採用していくことを検討していきます。採用が実現すれば、クラウドコンピューティングやユーザビリティへなどのシステム開発に順次適用してくことで、更なる効率向上を図ることができると期待しています。

「COMMONDATION」について

 COMMONDATIONは、プロセス、フレームワーク、ツール、ノウハウを体系付けた日立システムの標準開発基盤です。それぞれを連携して活用することで、生産性と品質の向上を目指しています。

商標名称等に関する表示

  • COMMONDATIONは、株式会社日立システムアンドサービスの日本における商品名称(商標又は登録商標)です。
  • その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

ニュースリリースの内容は発表当時のものです。商品の販売終了や組織変更により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。