パナソニック株式会社 オートモーティブシステムズ社様 組み込みデータベース Entierの導入事例紹介|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズにお問い合わせください。

株式会社 日立ソリューションズ

組み込みデータベースEntier 導入事例

パナソニック株式会社 オートモーティブシステムズ社 様

ポータブルSDトラベルナビゲーション「旅ナビ」。
Entierの採用で、ガイドブックなどの新機能の追加を短期間に低コストで実現。

パナソニック株式会社様(以下、パナソニック)では、2010年10月に発売を開始したポータブルSDトラベルナビゲーション「旅ナビ」に、株式会社日立ソリューションズ(以下、日立ソリューションズ)の組み込みデータベース「Entier(エンティア)」を採用。これにより「旅ナビ」では、手にしたガイドブックをパラパラとめくる感覚で、観光名所やグルメスポットを簡単に見つけ出すことができるなど、従来のポータブルナビゲーションにはなかった新しい利用用途と使いやすさを実現できた。

パナソニック
CN-SG500L/SG500D

「旅ナビ」は、従来のポータブルナビゲーションが持つ旅行中のルート案内機能に加え、行きたい場所を決める旅の計画段階から利用できる。
「これまで当社がカーナビの開発で培ってきた現在位置測位、施設検索、ルート探索などの技術を活かせる新分野の製品として、特に旅を楽しむ人が増えているシニア層の方々をメインターゲットに開発しました」と、服部氏が開発の背景を説明してくれた。
そのメイン機能と言えるのが「ガイドブック」機能。ガイドブック約100冊分のデータから、観光名所やグルメスポットを簡単に探し出せる。
「紙のガイドブックより使い勝手が悪いと感じられるようではダメ。めざしたのは、ページをパラパラとめくるように直感的に使える操作画面と、紙のガイドブックでは難しい、新鮮なデータの検索機能でした。そのために必要なのは、何より目的のデータを素早く分類したり絞り込むことができるデータベースのレスポンス性能。加えて、利用者が求める新鮮なガイドブックの情報を、タイムリーに追加できるようにするデータの更新機能でした。これらの要件を満たすために選択したのが、組み込みデータベース製品の採用でした」と、船本氏はデータベース導入の経緯を語ってくれた。

写真 服部 洋 氏

パナソニック株式会社
オートモーティブシステムズ社
商品設計グループ
服部 洋 氏

ガイドブック選択

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ガイドブックトップ

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施設詳細情報

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そうしたデータベース製品の中で、Entierが選ばれた理由を尋ねると「一番の決め手は、実績がある、ということでした」と船本氏。
服部氏も「すでに多くのカーナビ製品に採用されていたので、今後の機種への採用も含め、長い目で見て信頼できると考えました。またサポートに対する期待も大きな理由でした。候補には海外製のデータベース製品も含めて複数あり、性能やメモリ使用量のバランスなどをすべて比較しました。その上で、実績に裏付けられた信頼性と、ナビゲーションに特化した多彩な機能、さらに開発拠点の近くでサポートしていただける安心感が、選択の大きなポイントになりました」と語ってくれた。
また船本氏は「開発期間が短かったこともあり、性能や機能に対する難しい要求をさせてもらうこともありましたが、その対応の早さと誠実さには正直驚きました。週に1回のペースで打ち合わせを繰り返しながら、フェイス・トゥ・フェイスで開発を進められたことも、非常に助かりました」と当時の様子を振り返った。

写真 船本 崇 氏

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船本 崇 氏

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それでは、「旅ナビ」のどのような機能にEntierの導入効果が見られたのか。
「一番印象に残ったのは、膨大なガイドブック情報を検索するスピードですね。今回は特にシニア向けの製品だったので、使いやすさは大事なポイントでした。予想を超える速さで目的のデータをサクサクと検索することができ、求めていた感覚を実現できました」と服部氏。
また船本氏は、旅先で写真を撮ると、その建物などの情報が表示される「何これカメラ」機能を例に、Entierの空間検索機能について説明してくれた。
「カメラを向けた方向にある、現在位置から近い観光施設のデータを表示する機能なのですが、位置や方向を加味したデータ検索のレスポンスが速く、利用者にストレスを感じさせない操作感を実現できました。」
これ以外にも、現在地の近くに何があるかを探せる「周辺スポット検索」などに空間検索機能が活かされていて、利用者の直感に応える使い勝手の実現にEntierが大きく貢献していると言う。

【何これカメラ】

旅先で「目の前に見える施設、もしかして有名?」と興味がわくことは多々あります。そういう時にカメラを向けてシャッターを切ると、ガイドブックにある詳細情報が表示される機能です。詳細情報画面で付箋を貼ったり、目的地にすることができます。

検索範囲

※カメラを向けた施設にガイドブック情報がなかったり、その施設より近い位置にガイドブック情報を持った他施設がある場合には、別の情報が表示される場合もあります。

何これカメラディスプレイ

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該当施設情報表示

最後に開発工程について振り返ってもらうと、服部氏は「主にガイドブック情報のオーサリング作業を担当した私にとっての一番のメリットは、作業工程の短縮でした。データ検索のためのインデックス作成部分はすべてEntierにおまかせしたので、オーサリングの作業工数とコスト削減に効果がありました。さらにEntierの開発環境に付属するツールを活用することで、8万件という膨大なデータの確認・修正も簡単にでき、非常に助かりました」と言う。こうしたオーサリング作業の効率向上が、今後次々と追加されるガイドブック情報の提供サイクルの短縮にもつながったそうだ。
一方、アプリケーション開発の視点からは「開発工程の初期段階で試算したデータアクセスまわりの性能値を、ほぼブレることなく最後まで活かせたことで、ユーザインタフェースなどの上位アプリケーションの開発に集中できたのが、今回の成功の大きなポイントでした」と、船本氏は振り返る。
さらにEntierの導入効果は、これだけにとどまらない。「データベースを導入した効果は、これからお客さまに提供していくコンテンツとアプリケーションの拡充に大きく効いてくる」と言う。「特に『旅ナビ』は、今まで市場になかったカテゴリの製品です。お客さまからの新しい使い方の提案や要望をどんどん吸収し、それに応える製品の開発に素早く対応できる素地を整えられたことが、最大のメリットと考えています」と、今後の「旅ナビ」の発展を支えるEntierへの期待を語ってくれた。

導入企業プロフィール

パナソニック株式会社 オートモティブシステムズ社

所在地:神奈川県横浜市都筑区池辺町4261番地
代表者:津賀 一宏
主な事業内容:
車載用マルチメディア機器・システムおよび車載用環境・安全関連機器・システムの開発・主な事業内容:生産・販売・サービス

この事例に関するソリューション・商品

Entier(エンティア)は、アプリケーション開発でSQLを利用できる、組み込みシステム専用のリレーショナルデータベース(RDBMS)です。RDBMSを搭載したカーナビでは『シェアNo.1』※を獲得。地図データの差分更新など複雑なデータ管理ロジックを簡単に実装でき、開発効率と付加価値の向上に貢献します。
※当社調べ。2010年現在、カーナビでの地図データ管理用途で採用されたリレーショナル型のデータベース(RDB)の搭載台数の割合。

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データベース
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最終更新日:2010年11月25日

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