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大量の情報資産を業務ノウハウに変える

[前編] 過去の「検索」を超える新しいナレッジの見つけ方

前編(全2回)

ファイルサーバの情報資産活用を変える

過去から脈々と蓄積されてきた企業ファイルサーバ内の膨大な情報資産。プロジェクトのたびに次々と新しいフォルダが作成され、過去の情報はいつしか海の中に埋もれていく。しかし、そこには先人達の知恵が詰まっている。他社向けの見積もりを流用したり、提案書を参考にしたり、技術論文を参照したり…ファイルサーバは業務ノウハウの宝庫だ。しかしそれを活用するには、情報の「海」から、現在の業務に関連する「金脈」を探し当てなければいけない。

日立ソリューションズ ビジネスコラボレーション本部 AI・デジタルソリューション部 グループマネージャの大谷聡は語る。
「以前の文書を参考にしようと検索しても欲しいファイルがなかなかヒットせず、諦めていた方は多いと思います。ここにこれまでのエンタープライズサーチの限界がありました。


日立ソリューションズ ビジネスコラボレーション本部
AI・デジタルソリューション部 グループマネージャ 大谷聡

そこで日立ソリューションズは、長年のファイルサーバ活用の知見と、最新のAI技術を用いてファイルサーバ内の情報資産の全く新しい活用法を開発しました。この新しい手法を採用したのが"業務ノウハウ活用ソリューション"です。これにより、お客さまの業務ノウハウの活用や技術伝承を強力に支援します」。

キーワード検索を超える新しい情報の見つけ方

なぜ、従来のエンタープライズサーチでは、欲しいファイルにたどり着けなかったのか――。近年、検索エンジンの進化で、ファイル名だけでなく全文検索が可能になっている。しかも結果は瞬時に表示される。それにも関わらず、ファイルを見つけられないのは「キーワード検索」の限界だと大谷は語る。

「『犬』という言葉に統一して書かれた文書は、『ペット』という検索ワードではヒットしません。つまり最新のITトレンドワードで検索しても、参考になるかもしれない昔の用語で書かれた資料はヒットしないのです。
また、参考にするのに最適な見積書が、いま抱えている案件の会社名や製品名で検索して出てくるとは限りませんし、反対に広めのキーワードで検索すると大量の情報がヒットしてしまい本当に必要なファイルがどれかわからない、という場合もあります」。

キーワード検索では、欲しい情報を見逃したり、埋もれてしまう可能性が大きい。そこで日立ソリューションズが開発したのが、AIを活用して情報同士の関連性を元にファイルを探す新しい手法だ。

非構造化データをAIで活用

非構造化データであるテキストファイルをコンピュータ上で扱いやすくするには、まずテキストを数値化する技術が必要になる。しかし、AIを使わない従来のテキストの数値化技術はどんな単語がいくつ、どのくらいの頻度で含まれるかで数値化するのにすぎず、これだけでは「犬」と「ペット」が同じような文脈で使用されることが多いとの関連性があることまでは認識できない。

日立ソリューションズ ビジネスコラボレーション本部 AI・デジタルソリューション部 技師の井上直樹は語る。
「自然言語処理の世界でよく言われるのは、単語の意味はまわりの語によって定義される、ということ。『今朝かわいい○○を散歩に連れて行った』という例文では、この○○に入るのは、ほとんどの場合は、犬やペットなどの単語でしょう。
つまり『犬』と『ペット』の関連性を認識するためには、それらの単語がどういった単語と一緒に、どういう順番で使われているか、文脈を数値化する新しい技術が必要です」。


日立ソリューションズ ビジネスコラボレーション本部
AI・デジタルソリューション部 技師 井上直樹

そこで、井上はアメリカで先行して発表されている自然言語処理に関するAIの論文をいくつも調査した。
「難しい数式が英語で書かれている論文なので、読み込むだけで大変ですが…最新の論文に今回の目的に適用できそうな手法を見つけました。しかし、日本語と英語とは文章構造が異なり、しかも日本語の方が複雑なため、論文をそのまま再現しても精度が出ません。そこで地道なチューニングを重ねて、精度を上げていきました」

過去の情報資産を未来に受け継ぐ

本ソリューションでは、AIを用いて膨大な計算を行うことで類似する文書を見つけ出していく。
複雑な操作が必要になりそうだが、いたってシンプルだ。技術文書や報告書、マニュアルなどからコピーしたテキストを検索窓にペーストすると、その内容と関連の高い文書をファイルサーバから導き出してきてくれる。

"業務ノウハウ活用ソリューション"は、過去事例調査や日々の報告書作成から研究開発にいたるまで、あらゆる業務の効率を向上していくだろう。業務経験が浅い担当者でも、熟練者に頼ることなく、頭に浮かんだキーワードや手元にある文章から必要なマニュアルや資料を見つけ出すことができるようになる。熟練者がリタイアし、ノウハウの消失が心配される時代に、過去の情報資産を未来に受け継ぐ「ノウハウの方舟」となる。
さて次回は、"業務ノウハウ活用ソリューション"の革新的なインタフェースや具体的な活用シーンについてもお話ししたい。

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