伊藤忠エネクス株式会社様 次世代メールセキュリティの統合プラットフォーム Sendmailの導入事例紹介|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズにお問い合わせください。

株式会社 日立ソリューションズ

次世代メールセキュリティの統合プラットフォーム Sendmail 導入事例

伊藤忠エネクス株式会社様

メールシステムをオンプレミスとクラウドサービスのハイブリッド型システムにリプレース。

石油製品・LPガスの販売から、電力関連事業、熱供給事業まで、エネルギーのベストミックス提案型企業をめざす伊藤忠エネクスでは、従来システムの老朽化への対応とBCP(business continuity plan:事業継続計画)対策を主目的としたメールシステムのリプレースを計画。2012年5月に、オンプレミスとSaaS、PaaSなどのクラウドサービスを組み合わせた、ハイブリッド型メールシステムを導入しました。

導入の背景

システムの老朽化対応に加えて、BCP対策の実現が重要課題に。

伊藤忠エネクスでは、数年前から老朽化が進むメールシステムのリプレースを検討していました。その主な目的は、メールボックスの容量不足解消や事業の拡張に対応する信頼性の向上などでした。ところが、計画中に発生した東日本大震災以降、システムのリプレース時には必ずBCP対策を考慮することが社内方針となり、より災害に強いメールシステムの構築が強く求められることになりました。

「特に、メールシステムは、当社のBCM(事業継続管理)から導き出された中核業務を遂行するための重要なソースとして位置付けられていました。言い換えれば、商社として社内外のコミュニケーション機能が寸断されることは致命傷になるということです。このBCP対策コストを、クラウドシステムなどを利用して最小限に抑えることが、今回のリプレースの最大の課題と考えていました」(峯氏)。

製品選定の経緯

低コストとディザスタリカバリの両立を決め手に、新システムを選択。

ITベンダー各社の提案内容を比較評価するにあたって、今回のメールシステムリプレースの主目的でもある4つのポイントがありました。

  • 不測の事態への対応力強化

    事業継続性を重視し、24時間365日停止しないシステムにすること。
  • 利便性の向上

    主にユーザーのための機能向上として、メールボックスの容量不足を解消するとともに、スマートフォンでの閲覧対応が可能なこと。
  • セキュリティの向上

    スパム対策などに加えて、従来システムではできなかったメールログの長期保存やメール送信時の添付ファイル暗号化を可能にすること。
  • 運用の効率化

    運用業務やシステム管理などのアウトソーシング化によって、社内での運用の負荷を軽減すること。

上記を踏まえた、適正コストによる実現提案と安心、安全、安定的に利用できるシステムの構築と切替えを求めていました。

水谷 祐亮 氏

伊藤忠エネクス株式会社
経営管理本部 IT企画部
IT企画課 課長 水谷 祐亮 氏

「ただし、こうした目的をオンプレミスで実現するのかクラウドサービスの利用にするのか、システムの方式選択については決定していませんでした。当初は、RFPの依頼内容に社内で結論を出してからITベンダー各社に提案をしていだたく予定でしたが、いろいろな意見が出て迷っていたため、最終的にはその構成も含めた提案を見て、総合的に判断させてもらうことにしました」(水谷氏)。

また、機能面については、既存機能の踏襲と主にユーザーの利便性の向上は前提として、管理者の視点から、いくつかの具体的な要求がありました。
「管理側では、ディスク容量の拡張性を持たすことやメールアーカイブ機能の実現のほか、メールアドレス・メーリングリストの一括登録や一覧出力を、より簡単な操作で行えるようにしたいといったこと、リソース管理等もGUI画面やレポートで見れるという要望がありました」(峯氏)。

こうした要件に対して複数社からのプレゼンテーションを受け、KDDIと日立ソリューションズが共同提案した「商用Sendmailソリューションを中心としたオンプレミスとクラウドサービス併用のハイブリッド型メールシステム」の採用が決定しました。

峯 実代子 氏

伊藤忠エネクス株式会社
経営管理本部 IT企画部
IT企画課 峯 実代子 氏

「採用のポイントは、様々な要求をしている中、“費用をかければ何でもできる”ではなく、低コストでの実現も重要課題としていたことから、主目的を満たしつつ個別SIとSaaS、PaaSを組み合わせることでコスト面をしっかり考慮していたこと、私たちが重要視していたディザスタリカバリに対する運用面も含めた提案内容であったことでした」(峯氏)。

「各社とも要件の達成度については大きな差はありませんでしたが、 低コストであることは勿論として、商用Sendmailには標準機能が充実していることやカスタマイズ性が高いこと等が製品としては評価させて頂きました。また、ディザスタリカバリに対する提案内容は、メインシステムを思いきって大阪に置くという発想だったので、ある意味バックアップ体制として斬新であり、我々も感心させられた提案でありました」(水谷氏)。

導入時の取り組み

ノンストップでのデータ移行という条件も、無事にクリア。

「ハイブリッド型メールシステム」の採用が決まり、実際の導入プロジェクトがスタートしたのは2011年の12月。KDDIがプロジェクトマネジメント、日立ソリューションズがシステム構築を担当し、新システムの稼働目標である2012年5月に向けて、開発と移行の作業が行われました。オンプレミスとSaaS、PaaSの複合システムということもあり、個別システムに比べて結合部分の試験などに時間がかかりましたが、プロジェクトの進行はほぼ予定どおり進みました。

「暗号化機能の追加などを含め、開発中にもいろいろと要求を出させてもらいましたが、その都度非常に迅速に対応していただきました」(水谷氏)。

また、要件の一つにもなっていたノンストップでのサーバとメールデータの移行に関しても、スムーズに完了しました。今回の移行にはユーザーからのアクセスポイントを一切変えないという条件もあり、技術的な難易度が高いものでしたが、これも試験を繰り返し行った結果、問題は起こりませんでした。

「移行の際に“メールロストがないこと”というのは絶対の条件でしたが、実際の移行の段階でもユーザーからの問い合わせはほとんどありませんでした。ユーザーから見ると、前日退社して次の日出社したら、普通に新しいシステムに変わっていたという感じだったと思います」(峯氏)。

データ移行概要図

データ移行概要図

お問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
0120-571-488 受付時間:月曜日から金曜日(祝祭日除く)10時から17時30分
Webからのお問い合わせ
資料請求・お問い合わせ

導入後の効果

操作性や運用効率の向上とともに、災害に強い基盤構築を達成。

新システムの切替えとデータ内容の移行という段階的な作業を経て、2012年5月に予定どおり新しいメールシステムが稼働を開始しました。稼働直後の細かなトラブルも、迅速な対応で業務に影響を及ぼすことなく解決。その後は、ユーザー、管理者それぞれの業務効率の向上に貢献する安定稼働が続いているとのことです。

「全体的な感想を言うと、システムに対する満足度は高いです。具体的な効果を挙げれば、ユーザーの利便性の面では、まずメールボックスの容量に余裕ができたことです。標準の割り当てでも一人当たり1GB以上になったことで、容量不足に関する私たちへの問い合わせもなくなりました。また、管理面では、作業の大部分をアウトソーシングできたことによって運用の負荷が大幅に減りました。例えば、旧システムではスパムメール対策のアプライアンス製品もIT企画部が運用を行っていましたが、現在はSaaSのMSOD(メールセキュリティOn-Demand)を導入したのでその負荷もなくなり、効果を実感しています」(峯氏)。

「会社全体の視点から言うと、当初からのコンセプトでもあった災害対策のための二重化を実現できたとことが、今回のリプレースのなによりの効果だと思っています。セキュリティ対策、スパムメール対策の強化も含めて、不測の事態への十分な備えができたと満足しています」(水谷氏)。

システム全体構成図

システム全体構成図

今後の展望

新たな端末への対応など、環境の変化に応じた機能拡張を期待。

オンプレミスとクラウドサービスを組み合わせた、新発想のハイブリッド型メールシステムの稼働開始から約3か月。現在のシステムへの感想、今後のシステムへの期待、サポートへの要望などを伺いました。

受付前の水谷氏と峯氏

「今回のリプレースで、メールシステムの新しい基盤ができたと思っています。今後については、いろいろな課題等が出てきた時に、システム構築時と同じように早期に相談に乗っていただいて一緒に対応策を見つけられるようなサポートを期待しています。また機能面では、スマートフォンやタブレット端末をはじめとした、これからも進化し続けていく端末やOSにも対応できるシステムであるように、機能拡張の提案や対応をお願いしたいと思っています」(水谷氏)。

導入企業プロフィール

1961年の創業以来、「社会とくらしのパートナー」として全国の地域に根ざして、石油・LPガスを中心としたエネルギー関連製品の販売事業を展開してきた伊藤忠エネクス株式会社。近年では、コア事業である「産業用」「家庭用」「運輸用」領域に加えて、電力関連事業、熱供給事業といった「業務用」領域にも進出し、エネルギーのベストミックス提案型企業をめざした成長を続けています。

社名 伊藤忠エネクス株式会社
本社所在地 東京都港区芝浦三丁目4番1号グランパークタワー
設立年月日 昭和36年1月28日
従業員数 3,408人(連結ベース)(2012年3月31日現在)
資本金 19,878百万円
主な事業 石油・LPガスを中心としたエネルギー関連製品の販売
URL http://www.itcenex.com/

パートナーの声

◆今回の導入プロジェクトのパートナーに日立ソリューションズをご指名いただいた理由

「技術力への信頼感がいちばんの理由でした。特に、要件として求められていたメールデータの移行に関して、その方法の詳細まで具体的にご説明いただけたのは日立ソリューションズだけでした」

◆開発から移行まで、導入のための共同作業を行ってみての感想や評価

「要件定義フェーズのヒアリングの際、実例や推奨方式を具体的に挙げての説明に技術力の高さを実感しました。また、当社のベンダーと直接情報を交換して問題解決のプロセスを短縮するなど、柔軟な対応力も高評価でした」

KDDI株式会社
ソリューション推進本部 ソリューション2部 5グループリーダー 課長 池田 数規 氏

パートナープロフィール

社名 KDDI株式会社 KDDIロゴ
本社所在地 東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号 ガーデンエアタワー
設立年月日 1984年6月1日
従業員数 19,680人 (連結ベース) (2012年3月31日現在)
資本金 141,851百万円
主な事業 電気通信事業
URL http://www.kddi.com/
この事例に関するソリューション・商品

メール配送エンジンのデファクトスタンダードであるオープンソースsendmailをベースにしたシステムと、それを補完するシステムから構成される商用Sendmailにより様々な要求に応えるメールシステム製品をご提供します。

商品ジャンル:
メール

導入事例ダウンロード

お問い合わせ

ご購入前の商品・サービスに関するご質問・ご相談など

お電話でのお問い合わせ
0120-571-488 受付時間:月曜日から金曜日(祝祭日除く)10時から17時30分
Webからのお問い合わせ
資料請求・お問い合わせ

最終更新日:2012年11月26日

お問い合わせ

ご購入前の商品・サービスに関するご質問・ご相談など

お電話でのお問い合わせ 0120-571-488 受付時間:月曜日から金曜日(祝祭日除く)10時から17時30分

Webからのお問い合わせ

資料請求・お問い合わせ

事例紹介

本事例の内容は公開当時のものです。本事例に関するご不明点・ご要望等ございましたら、日立ソリューションズまでお問い合わせください。

日立ソリューションズのご紹介
日立ソリューションズは、お客様の業務ライフサイクルにわたり、豊富なソリューションを全体最適の視点で組み合わせ、ワンストップで提供する「ハイブリッドインテグレーション」を実現します。