AppDynamicsとは

貴社のデジタルビジネス化を一気に加速し、オンラインサービスを見える化、最大限のパフォーマンスを発揮するために必要な情報を提供。
「いつもとの違い」から、重大障害に発展する前の予兆段階でのパフォーマンス劣化を検知することで、プロアクティブな対応につなげ、重大障害を未然に防止します。
その結果、貴社のITサービスがすべてのユーザーに最高の“体験”をストレスフリーに提供することを支援します。

自動的にオンライン・サービスのシステム構成を検知しマップ化

AppDynamicsは、サーバー、ブラウザー、DB、ネットワークを通してEnd to Endでリアルタイムな性能監視を実現。
お客さまのシステムへ、オブザーバビリティ(可観測性)をご提供します。

従来のシステム監視アプローチでは、その専門守備範囲だけに限定された監視となっています。従来のシステム監視に加え、AppDynamicsはエンドユーザーへの影響の観点での監視を実現し、サービス品質をより向上させるためのアプリケーションパフォーマンス管理ソリューションです。

AppDynamicsとは

それぞれの立場の人が、次に取るべき行動に移すための指針とするためのダッシュボードを作成して、ビジネス状況、システム状態の最新情報を可視化します。

例)注文、在庫、倉庫、出荷などの一連の業務を可視化したサンプル

AppDynamicsとは

AppDynamicsの特長

1.自動的にオンライン・サービスのシステム構成を検知しマップ化します。

  • 複雑なトランザクション・フローを自動的に認識し、全体図を自動で作成します。
  • 低パフォーマンスのトランザクションを見える化し、「Normal」「Slow」「Very Slow」のように評価します。

2.常時パフォーマンスを機械学習(ベースラーニング)し、障害が起こる前に障害の予兆を検知します。

  • 定常時のパフォーマンスを自己学習して、監視のための基準値を自動で設定します。
  • 基準値から乖離した状態を自動検知してアラートを発行します。

3.パフォーマンス低下の原因をコードレベルで把握できます。

  • プログラムのコードレベル(処理レベル)でトランザクションの実行状況を取得します。
  • パフォーマンスの低下の原因となったプログラム処理の内容を把握することができます。これにより、事象の再現を実施することなく、迅速な原因特定を支援します。

パフォーマンス低下の原因と考えられるアプリケーションの処理単位(コードレベル)で実行時間を表示。原因となったと考えられる処理を迅速に把握可能です。

AppDynamicsの機能概要

4つのポイント

  • コード改修不要

    各サーバーにエージェントを導入するだけで、コードに手を入れることなく導入できます。

  • 低オーバーヘッド

    監視におけるオーバーヘッドは、CPUリソースの2%以下に制御されるため、本番環境での監視を問題なく行うことができます。

  • 自己学習による
    監視設定

    月次・週次・日次のアクセス状態の変化に応じて性能傾向を自己学習して動的に監視の閾値を設定できます。

  • 単一のUI

    クラウド、オンプレ問わず構成された複雑なシステムでも、環境ごとではなく同一基盤で監視できます。

  1. アプリケーション監視

    Java、.NET、PHP、Node.js、Python、C/C++、Go、SAP/ABAPの各言語アプリケーションを自動で監視できます。
    本番環境で動くアプリケーションの性能劣化やシステム障害を検知し、原因切り分けや原因調査に貢献することができます。
    AIを使用して定常時のパフォーマンスを基準値として自己学習し、基準値と比べて遅くなっていないか監視することも可能です。

  2. ユーザー体感監視

    Webブラウザー、ネイティブアプリを使用しているユーザー体感をユーザー単位で監視することができます。
    ブラウザー起因の遅延やユーザー側の環境によって起こる問題を特定することができます。
    カスタマージャーニーマップを自動的にマッピングし、UXが低下している部分に気づくことも可能です。

  3. インフラ監視

    サーバー、DB、ネットワークなどのインフラの監視をすることができます。
    サーバー側のリソース状況がアプリケーションに影響を与えていないかの確認ができます。サーバー状況だけではなくDBがなぜ遅いのか、SQLごとに遅延原因を分析することも可能です。

  4. ビジネス分析

    アプリケーションが処理しているデータを取得し、ビジネス指標として可視化および監視できます。
    売上げデータや顧客離脱率をリアルタイムに監視し、傾向の変化を早期に検知することが可能です。

ユースケース

ユーザー体感による監視の強化

リソース監視ではわからないアプリケーションのユーザー体感の俯瞰的な監視を実現

リソース監視ではわからないアプリケーションのユーザー体感の監視を実現できます。
現行システムの監視にAppDynamicsを追加するだけで、ユーザーからの問い合わせが来る前に、能動的に問題に対応できます。

MTTRの短縮

障害発生時の状態確認、障害箇所の特定にかかる対策時間を大幅に短縮

障害発生時の状態確認や障害個所の特定にかかる対策時間を大幅に短縮できます。
サービスや業務を止めてしまう時間や、問題対応にかかる工数を削減できます。

システム開発、テストでの効率向上

パフォーマンス劣化の原因をコードレベルですばやく解析することで開発効率を向上

ログを解析して原因調査するのに時間がかかるところを画面のクリックで原因箇所を追跡できます。
性能試験の分析評価やボトルネックの特定を画面のクリックで簡単に特定できます。

リアルタイムでのビジネスデータ分析

トランザクションデータからビジネス指標の統計をリアルタイムで可視化

トランザクションデータからビジネス指標の統計をリアルタイムで可視化できます。
リソース・性能に問題がない状態においても、ビジネス指標の変化から気付きを得ることができます。

クラウド環境へのマイグレーション

AWS、Azure、その他のクラウド環境であっても監視が可能

自動復旧が前提のクラウド環境において、エンドユーザーに影響が出ているかを監視できます。
移行前の環境の性能情報やビジネス指標と比較し、クラウド移行によるシステム全体の劣化を簡単に特定、検知できます。

ハイブリッドクラウド、マルチクラウド環境の監視

クラウド、オンプレ問わず構成された複雑なシステムでも、環境ごとではなく同一基盤で監視できます。そのため、トランザクションごとに一気通貫した性能監視が実現します。

SAPの監視

SAPとABAPで開発されたアドオン、それを取り巻くシステムとのトランザクションをリアルタイムでマッピング

SAPとABAPで開発されたアドオン、周辺システムとのトランザクションを監視できます。
止まってはいけない重要な基幹システムと、連動して動くフロントシステムの安定運用を実現します。

日立ソリューションズが選ばれる理由

AppDynamicsの導入は、豊富な実績・サポート充実の日立ソリューションズにお任せください

  1. reason 01

    AppDynamics認定パートナー

    日立ソリューションズは2016年10月よりAppDynamicsの取り扱いを始め、認定パートナーの認可を受けています。
    2023年4月に、AppDynamics と ThousandEyes に関するパートナー企業としての深い専門知識が評価され、日本企業で初めて「Full-Stack Observability Solution Specialization」に認定されました。

  2. reason 02

    豊富な導入実績

    国内30件以上のお客さまに当社より導入いただいております。

    • 株式会社NTTドコモ様

      障害特定にアプリケーション性能管理ツールを活用

    • 株式会社ローソン様

      ユーザー視点によるシステムのパフォーマンス監視をAPMで実現

  3. reason 03

    JP1連携、他機能との連携も充実

    「JP1連携ソリューション for AppDynamics」により、JP1/IMのコンソール画面で集中監視を実現します。ServiceNow、Splunk、ThousandEyes、TELstaffとも連携可能です。

  4. reason 04

    導入からその後の活用までを
    徹底サポート

    日立ソリューションズでは、AppDynamicsの販売だけではなく、導入後もAppDynamics専任担当者が運用体制のコンサルティングや使いこなしのサポートを承ります。また、お客さまに製品をご納得いただいたうえでご購入を検討いただくため、「PoV(Proof of Value)」と呼ばれる価値検証もご用意しています。

JP1連携ソリューション

イベント通知連携ツール for AppDynamics + JP1/IM

JP1連携ツール

AppDynamicsとJP1/IMとを連携することで、JP1/IM上でAppDynamicsからのメッセージを一元管理し、さらにメッセージからAppDynamicsイベントの参照が可能となります。

主な特長

  1. JP1/IMの運用手順はそのままに、インフラだけでなく、ユーザー操作の視点に立ったシステム監視を実現し、パフォーマンス低下の早期復旧を実現

  2. システム管理者の業務効率の向上を実現

このような方におすすめです

  • JP1製品群を導入済みで、システム障害からの復旧時間を短縮させたい方
  • インフラの安定稼働だけでなく、サービスのユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させたい方

イベント通知連携ツール for AppDynamics + JP1/IM 概要

AppDynamicsでは、導入時に監視対象やしきい値を自動設定し、自己学習により 自動更新するため、システム管理者の作業負担はかかりません。さらに、アプリケーション内で原因の詳細を簡単に特定するため、システム管理者は、開発担当者に的確な対策を指示することが可能となります。

イベント通知連携ツール for AppDynamics + JP1/IMの導入により、システム管理者は、JP1/IM上で、システムのハードウェアやアプリケーションの稼働状況を統合監視できるだけでなく、ログインやデータベースへのアクセスなど、ユーザーの行動単位で、パフォーマンスの低下や遅延の予兆を察知することができます。

これにより、アプリケーションを利用したサービスを拡大する中、アプリケーション・パフォーマンス低下の予兆を早期に察知し、迅速な復旧を図ることができます。そして、ユーザーが快適に操作できるサービスを実現し、顧客満足度向上を図るとともに、運用管理の業務効率の向上を実現します。

連携イメージ

JP1連携ソリューション for AppDynamicsイメージ

導入までの手順

  • 導入計画策定

    AppDynamicsを導入するにあたってのスケジュールを含めた計画とお客さまのアプリケーションの課題のヒアリングを実施します。

  • PoVの実施

    1カ月検証ライセンスを払い出し、導入を当社SEがサポートします。技術検証だけではなく、運用を見据えた課題の整理やPoV評価結果のレポートを作成します。

  • 本稼働

    ライセンスを購入いただき、アプリケーションの監視を実現します。導入完了後もお客さまの運用にAppDynamicsを組み込むためのご支援します。

  • デモ、PoVのご依頼は、お問い合わせボタンよりお問い合わせください。

価格

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最終更新日:2023年9月27日

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システム運用管理ソリューション お客さまの課題を解決するITシステム運用を実現

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