各拠点に設置したデバイスをクラウド上から設定変更でき、ファームウェアも一元管理可能です。
またトポロジーツリーは、各デバイスがどのデバイスと接続しているかをネットワーク図のように表示することで、管理対象のデバイスの接続状況を可視化することができます。トポロジーツリー上のデバイスについて、設定されているIPアドレス・ホスト名や当該デバイスの稼働状況など、各デバイスの状態を確認することが可能です。

トポロジーツリー例

各拠点の管理デバイスから随時データを送信しクラウド上で分析しているため、ネットワーク状況を可視化できます。さまざまな観点での分析結果を表示するため、状況把握や運用管理の対応も容易に可能です。
例えばヒートマップでは、各アクセスポイントからの電波の強度や範囲をフロアマップ上に色分けして表示することで、一目で電波状況を把握することができます。

ヒートマップ例

使用されているアプリケーションの種類やアプリケーションごとの通信量などをグラフで表示します。また、ネットワーク全体のアプリケーション状態を監視し、拠点やデバイスごとの使用状況を確認可能。この確認結果をもとに、特定のアプリケーションで利用可能な通信量の制限（帯域制御）を設けたり利用を禁止することも可能です。

アプリケーションの可視化例

各デバイスのログ情報をAI（人工知能）で自動的に分析することで、通信遅延などの障害発生の予兆を早期に検知可能です。また、原因を分析し推奨の設定内容を提示するため、管理者は迅速に対応することができ、安定したネットワーク品質の提供に効果的です。

各デバイスはインターネットに接続するだけで初期設定が完了します。面倒な設定作業が不要なため、複数拠点がある場合など、現地にくわしい技術者がいなくても、容易にデバイスを導入することが可能です。

ローカルデータベースでのMAC認証のほか、クラウド型のID管理・統合認証サービス（IDaaS）であるAzure Active Directory、Google WorkSpaceとの連携による802.1x認証(EAP-TLS)に対応しているため、お客さまの環境に合わせて選択でき、無線通信におけるセキュリティを担保することが可能です。

来訪者向けにゲストWi-Fiサービスを提供しているため、関係者向けの通信と分けてセキュリティ対策が可能です。ゲスト用の認証ポータル画面だけでなく、ソーシャルログインやSMSなど、複数の認証方式から選択できます。また、認証なしで広く利用させたい場合には、利用規約に「同意」するのみでアクセスさせることもできます。ログインページのレイアウトや利用規約のカスタマイズなども可能です。

ゲートウェイ・コントローラーでSD-WAN機能を利用することで、本社-店舗間といった拠点間でVPNによるセキュアな接続を容易に実現できます。また、AWS、Azureといったクラウドサービス（IaaS）とのVPN接続も可能です。
拠点とクラウドサービス間の直接通信をローカルブレイクアウトさせる、特定のユーザー・アプリケーション通信のみローカルブレイクアウトさせるといった形で利用状況にあわせて接続経路を設定可能です。そのため、各拠点の通信を1カ所に集約するネットワーク構成での通信遅延を防ぎ、効率的な通信を実現します。さらに、アプリケーション使用状況の監視・分析や通信品質に応じて接続経路を選択するといった機能も実装しており、柔軟に対応可能です。