Wi-Fi6時代に一押しのArubaとは?

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今までより断然快適につながるようになる!と言われている、無線LANの新規格『Wi-Fi6/IEEE802.11ax(以下、Wi-Fi6)』が間もなく標準化されます。Wi-Fi接続するモバイル端末やセンサー類が一気に増えたことによる無線LAN環境の混雑解消(改善)の切り札とされ、既に対応AP(アクセスポイント)が先行販売されるなど、ネットワーク市場も動きはじめています。今回は、『Wi-Fi6』時代のネットワークソリューションとしてHewlett Packard Enterprise(以下、HPE)のArubaに注目。さまざまなすぐれた特長や機能に迫ります。

Wi-Fi6時代の無線LAN、押さえるべきポイントとは

例えば、全国に小売店や飲食店などを多数展開する企業が『Wi-Fi6』に対応する無線LANを全店に導入するといったケースでは、APやスイッチなど機器の設置&設定を含め運用管理をどうするかという問題が…。『Wi-Fi6』導入で急増が予想される、こうした企業の小規模×多拠点ネットワーク導入にはいくつか押さえるべきポイントがあります。

その1 クラウドから一括設定・管理

導入拠点が全国に多数…となると、もはや現場に出向くことは非現実的。本社からリモートで実施するとしても一拠点一拠点ずつ導入時の設定はもちろん、導入後の管理やトラブルシューティングなどを行うことは情報システム管理者の立場からすると非常に骨が折れますし、もし社外にいる時、ネットワーク障害が起きたら?と不安になります。どこからでもクラウドで全拠点の状況を俯瞰でき、一元的に管理・運用できる環境が欠かせません。

その2 AP/スイッチの統合管理

無線で使用するAPと有線端末の終端と給電を担うスイッチの両方を統合管理できれば、単に無線ネットワークを集中管理できるだけでなく、拠点のLANネットワーク全体を統合的に管理できるようになり、トラブルシューティングも迅速化され管理負荷を低減しつつ、ネットワークの信頼性も向上します。

その3 AP運用シナリオの柔軟性

無線LANコントローラーを別に置く本社のような大規模拠点とコントローラーを置かない小規模拠点の両方で、使い回しができるAPは、IT資産の有効活用やコストの最適化という意味でも理想的です。

その4 有線スイッチのスループットと給電能力の強化

より多くのアンテナを搭載し快適なユーザーエクスペリエンスを提供する『Wi-Fi6』対応APではネットワークを流れるトラフィックや消費電力も必然的に大きくなるため、スイッチのスループットや給電能力も重要になります。

column Wi-Fi6とは?従来のWi-Fiと何が違う?

無線LANの歴史は意外に古く、最初のWi-Fi統一規格が登場したのは1997年。最初期のWi-Fiは理論上の最大速度2Mbpsと実用には程遠いスペックでしたが、その後、スマートフォンの普及やIoTデバイスの登場など無線通信のニーズの旺盛な拡大に伴い、急速に開発が進みました。
今回登場する最新規格は最初の規格から数えて6世代目にあたり、「IEEE802.11ax(またの名を「Wi-Fi6」)」といいます。
理論上の通信速度は最大9.6Gbpsと初期規格の5,000倍以上を実現しています。また、単純な通信速度の高速化のみならずユーザーエクスペリエンス(快適性)の改善に注目して開発されたため、Wi-Fi5と比べ、より速く(実効速度4倍以上)、よりつながりやすい無線LAN環境を実現できると言われています。さらにWi-Fi6ではWPA*1 3が採用され、セキュリティ面も格段に強化されています。実際に利用可能な端末が本格的に市場に登場するのは2020年以降と目されている注目の技術です。

*1 WPA(Wi-Fi Protected Access):無線LANの暗号化方式

Wi-Fi6登場までのWi-Fi通信速度の変遷

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ネットワーク環境を快適にするAruba製品

ワイヤレスネットワーク市場のリーダーとして定評のあったAruba NetworksとHPEが2015年に統合。総合ネットワークソリューションベンダーへ進化したHPEが提供する「Aruba」のソリューションは、下記のような特長で前段のさまざまなポイントをカバーします。

コストを抑えた小規模ネットワーク構築

ライセンスフリーで仮想コントローラー機能を搭載するAruba製品の1つ「Aruba IAP(InstantAP)」なら、コントローラー不要でAP1台から本格的な無線LAN環境を構築でき、コストを抑えて無線LANを導入したい企業に特におすすめです。日本語対応の管理画面が用意されAPの追加も簡単です。

コントローラー不要で1台から導入可能

拠点のアクセスポイントやスイッチを統合管理

クラウド型ネットワーク管理ツール「Aruba Central」のサブスクリプションライセンスを追加で購入すれば、本社に居ながら全国の拠点にあるAPやスイッチをリモートで統合管理できます。クラウドとの接続が切れてもWi-Fiサービス自体に影響はなく、安心して利用できます。

※2019年8月より日本サイト(インスタンス)稼働開始。


日本サイトがあるメリット:これまで海外インスタンスのみでの提供だったため、日本企業の営業時間帯にサイトのメンテナンスが実施されていました。
タイムリーな接続が必要なサービスについて接続遅延でサービス提供に影響が出る懸念がありましたが、インスタンスが日本に設置されたことで、上記のような懸念が払拭されました。

クラウドからすべてのAP/スイッチを統合管理

IT投資が無駄にならない仕組み

仮想コントローラー機能を搭載しつつ、物理コントローラーと組み合わせて利用する一般的なAPと同等価格で提供されるAruba IAPは、アップグレードして物理コントローラー配下のAPとして利用することもでき、将来にわたりIT投資をムダにしません。

物理コントローラー型としても使える

Wi-Fi6対応アクセスポイント以外にも豊富なラインアップ

よりすぐれたユーザーエクスペリエンスをめざす企業に向け、『Wi-Fi6』に対応したAPのほか、ポートあたり最大60Wの給電能力をもつPoE*2スイッチなどをラインアップしています。

*2 PoE(Power over Ethernet):Ethernetの通信ケーブル経由で電力を供給する技術

Wi-Fi6対応「HPE Aruba AP-515」と「HPE Aruba 2930M」
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