鶴原 吉郎の『自動車産業の未来と課題』|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。
本コラムでは、2回に分けてこれからの自動車産業の課題について考えていきたい。自動車産業のこれからの20年を見通すと、四つの大きなトレンドがあると筆者は考えている。その四つの大きなトレンドとは「クルマのつくり方革新」「クルマのパワートレーン革新」「クルマの知能化」「クルマのネットワーク化」である。
円安の追い風に乗り、日本の自動車業界の現在の業績は順調だ。2013年度の決算は、乗用車メーカー8社がすべて増収・増益となり、純利益でもスズキ、三菱、富士重工業、ダイハツの4社がそれぞれ過去最高益を更新した。2014年度の決算も、引き続き好調が続く見通しだ。
しかし、日本の自動車産業の地位は盤石とはいえない。それは、向こう20年間にクルマの技術が大きく変化すると考えられるからだ。ブラウン管の時代にテレビの世界で世界に冠たる地位を築いていた日本は、液晶テレビの時代にはその覇権を韓国の企業に奪われた。技術の変わり目は、覇権の変わり目になることが多い。自動車の世界でも同じことがいえるとすれば、日本の自動車産業の基盤は、極めて危ういということになる。
鶴原 吉郎 氏
オートインサイト株式会社 代表
日経BP未来研究所 客員研究員/技術ジャーナリスト
1985年日経マグロウヒル社(現 日経BP社)入社。
新素材技術の専門情報誌、機械技術の専門情報誌の編集に携わったのち、2004年自動車技術の専門情報誌「日経Automotive Technology」を創刊。編集長として約10年にわたり、同誌の編集に従事。2014年4月独立。
クルマの技術・産業に関するコンテンツ編集・制作を専門とするオートインサイト株式会社を設立、代表に就任。
鶴原氏共著本
自動運転 ライフスタイルから電気自動車まで、すべてを変える
破壊的イノベーション
鶴原吉郎・仲森智博[共著]/
逢坂哲彌[監修]
出版社: 日経BP社 (2014/10/6)
概説:(「BOOK」データベースより)
「見たこともない未来」がやってくる。交通事故や渋滞は激減、駐車場は消え、人はクルマを買わなくなる。無人電気タクシーが人々の欠かせない足となり、無人トラックが物流を担う。自動運転というたった一つの技術が、そんな未来への扉を開く。
統合型基幹アプリケーション / 日本マイクロソフト(株)
在庫管理・在庫削減 / (株)日立ソリューションズ東日本
生産計画システム / (株)日立ソリューションズ東日本
生産計画ソリューション / (株)日立ソリューションズ東日本
工程管理表・プロジェクト管理 / (株)日立ソリューションズ東日本
原価ソリューション / (株)日立ソリューションズ
PLMソリューション / (株)日立ソリューションズ
インダストリー4.0が実現をめざすデジタル市場:App Store for Machines
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日立ソリューションズのビッグデータビジネスへの取組み事例(2013年度)
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