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第2回 「できない社員」を「できる社員」に変えるマネジメント|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

第2回 「できない社員」を「できる社員」に変えるマネジメント
第2回 「できない社員」を「できる社員」に変えるマネジメント

第2回目のテーマは、部下を「伸ばす技術」についてです。組織の中で、部下が自然に「できる社員」になる方法とは?実際に結果を出した実例をもとに、今すぐ試すことができる行動科学マネジメントにおける人材育成方法をご紹介します。

ビジネス成果は「行動」の積み重ねで生まれる

行動科学マネジメントは「いつ、誰が、どこでやっても効果が得られるマネジメント」です。前回でもお伝えしているように、米国のビジネス界では、行動科学の理論に基づいたマネジメントを、すでに多くの企業が導入し、数々の成果を上げています。企業をよくするためには組織の意識や行動を変えなければなりません。「できない社員」を「できる社員」に変える、すなわち「伸ばす技術」がビジネス界には不可欠です。

結果とは、行動の積み重ねによって生まれる「産物」
結果とは、行動の積み重ねによって生まれる「産物」

結果とは、行動の積み重ねによって生まれる「産物」です。例えば「エアコン(冷房)のスイッチを押す」という行動を見てみましょう。エアコンのスイッチを押すのは、なぜでしょうか。もちろん「暑いから」です。「暑い」ということが、エアコンのスイッチを押す「理由」になります。では、エアコンのスイッチを押す時、あなたはどんな結果をのぞんでいるのでしょうか。もちろん「涼しくなる」ということです。「暑い」という先行条件(Antecedent)があり、「エアコンのスイッチを押す」という行動(Behavior)があり、「涼しくなる」という結果条件(Consequence)があります。

このように、すべての行動には3つの要素があり、行動科学マネジメントでは、3つの要素の頭文字を取って「ABCモデル」といわれています。誰もが意識的にやっている流れです。簡単にまとめれば、A(先行条件)のためにB(行動)をした時、C(結果条件)が望ましいもの、つまりメリットが得られるものであれば、人はB(行動)を繰り返すということです。当然、C(結果条件)が望ましいものでなかった場合には、B(行動)を繰り返すことはないでしょう。これが人間の行動の法則なのです。行動科学マネジメントは決して難しいものではない、と私が提唱する理由も、「人間の行動の当たり前の事実に基づいているから」です。

ビジネスの組織は、トップから末端まで、すべての人員が何らかのA(先行条件)によって、何らかのB(行動)をしています。そして、それぞれの行動から、さまざまな結果が生まれています。企業が人の集まりである以上、そこにいる人の行動によって、企業のすべてが決まると言っても過言ではないでしょう。会社の目的ともいうべき、良い結果に結び付く行動を取り続ければ、おのずと良い結果が生まれるし、無駄な行動を取り続ければ、それだけ望んだ目的から遠ざかることになります。個人個人の行動の積み重ねが、企業全体の業績となる、すなわちビジネスとは「行動の集積」なのです。

ビジネスリーダーと呼ばれる人の役割は、社員に「結果に結び付く望ましい行動を取ってもらう」ことです。ただし、「望ましい行動」とは、業種・業態・地位・職種によって違うものです。一般に共通する「望ましい行動」というものは存在しません。ですから部下を動かす経営者層は自ら、部下の取るべき「望ましい行動」を見つけることから始めなければならないのです。そして「望ましい行動」を取って良い結果を出しているのが、「できる社員」といわれる人たちです。

では、「できる社員」たちは、なぜ「望ましい行動」を取り続けることができるのでしょうか。行動科学マネジメントの用語に「行動自発率」というものがあります。文字通り「自ら進んで行動する率」のことで、「できる社員」と「できない社員」の違いとも考えられます。「できない社員」は「やりたくないけど、やらなくちゃいけない」「仕方なくやる」というものでしょう。それに対して、「できる社員」は自発的に行動することができ、行動の結果が実を結ぶことで、「望ましい行動」を取り続ける……その「仕組み」を持っている、ということなのです。

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