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2ページ目|第8回 キャリアデザインを行う その2 ライフロール|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

第8回 キャリアデザインを行う その2 ライフロール
第8回 キャリアデザインを行う その2 ライフロール

トランジション対応は人間力を磨く機会

目標達成に向けて動き出すと、不思議なもので障害となる困難に出くわします。トランジションと呼ぶべき、大きな転機になる可能性もあるでしょう。それをどう「経験」するかは、目標への情熱はもちろん、人間としての総合力が問われる時です。「大学なんか行かない! オレは音楽をやるんだ!」という若者が、両親と大ゲンカして家を飛び出す、なんてシーンをドラマなどでよく見かけますよね。「自分の老後はどうなる」という自分勝手な理由で反対する親御さんもいるかもしれませんが(笑)、たいていの親は子どもを心配して反対するもの。幸せを願いながら、良い意味でも悪い意味でも、自分たちの「狭い」価値基準で、その出来事をとらえてしまっていることによる反対なわけですよね。

そんな反対にあったら、「どんな困難な人生になっても、そっちを選んだほうが幸せなの?」と問いかけられていると思っていただきたいもの。そして、冷静に目標設定のところに戻るのです。目標設定の時、こういう反対(トランジション)があるだろうと予期してじっくり考えておけば、ケンカではなく冷静な話し合いができ、どんな苦言からも学ぶという姿勢もでき、その結果、夢の実現に欠かせない「サポーター」を得ることができます。社会的成功を求めるタイプが起業する時には、ぜひこのことを覚えておいてください。

それからとくに気をつけてほしいのは、反対に屈して夢をあきらめたなら、それは自分の選択だと肝に銘じること。「人のせいに」して経験したトランジションは、その後の人生を切り拓いていく「人間力」を育てる経験にはなりにくいでしょう。

逆に、今の仕事を一生懸命にこなしていく中で、トランジションを経験し、人間力を鍛えていくこともできます。リクルートワークス研究所の大久保幸夫所長はそれを、「いかだ下り」に例えています。右も左もわからない新入社員なら、背中を押されて乗ってしまった激流を、とにかく下っていくこと。下っていくうちにトランジションがやってくるので、なんとか対応して、さらに激流を下っていく。1つ対応できれば、次への対応に自信がついてもう1つ超えられるし、1つ逃げて見送ったなら、2つ目の挑戦はより勇気がいる、といった具合です。

そういう意味で、明確な目標はなくても、トランジションを1つひとつクリアしていける人は、人間力が高いといえるでしょう。そもそも目標はモチベーションになりますから、ないのにがんばれる人は強いのです。目標があるにしてもないにしても、毎日の瞬間瞬間をどう生きるかが、その人の人間力を高めているといえるでしょう。

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