日立ソリューションズのITバーつぐみ物語のページです。|>第三十一話 オープンソースの利用実態を可視化して、効率的にソフトウェア開発を進めたい!の巻
暑いです。
どうしたの、熱でも出た? ふふふ。
いいえ、そうではなくて、ウォーキングを始めまして。3駅分歩いてきました。
まあ、えらい。
でも、何かのおまけでタダでもらった歩数計が、すぐに壊れてしまって、グスン。
あら、そうなの?タダでも長く使えるものはたくさんあるのに、ついていなかったわね。ふふふ。
仕方ない、買い直すかぁ……。
そうね。ついでに、ウォーキングで調子がいいところで、早速開店準備をお願いね。ほら、お客様がいらっしゃったわ。
こんばんは。はじめて来たのですが。「ITに効くバー」というのはこちらでしょうか…。
いらっしゃいませ。ITに関する効果的なアドバイスをすると巷で噂の「ITバー」へようこそ。
それはよかった。私は山本良平といいます。ムーンライト工業というメーカーで、ソフトウェア開発を担当しています。
たしか、電機メーカーだよね。
はい、カーナビなどの車載端末から携帯電話、通信端末など様々な情報機器を製造しています。私は、端末に組み込むソフトウェア開発を取りまとめしているのです。
情報端末も種類が多岐にわたるから、ソフトウェアの開発も大変よね。
おかげさまで、事業もなんとか拡大しています。ところで、最近、経営幹部から、ソフトウェア開発で使用しているオープンソースの管理を徹底するよう命じられたのですが・・・。
開発で使用しているオープンソースが問題になることがあるの?
そうです。なんでも、米国ではオープンソースのライセンス違反にまつわる係争が起きていて、 ひどい例では製品の販売停止や損害賠償金の支払いが命じられた例などもある そうなんです。
なるほどね。自社開発のソフトウェアの一部にオープンソースが用いられていて、それにライセンス違反があると、第三者の権利侵害に当たることがあるというわけね。
そうなんです。開発しているソフトウェアは多岐にわたるし、そもそも、 誰が、どのプログラムのどこに、どんな種類のオープンソースを、どの程度使っているかなんて、把握できていない んですよ。
なるほどね、うふふ。
それに、オープンソースが使われていることが分かったとしても、その ライセンス条件をすべて正確に把握できていない んですね。というのも、ライセンスの条項は英語で書かれているし、わからないことがあっても相談する相手がいないので正しく理解して使っているかという保証がないんです。
それは困った問題ね、うふふ。
納入先からは「ライセンス違反があった場合は、取引中止もありうる」と通告されていて、もう、どうしたら……。
あの、つぐみさん。そもそもオープンソースって何なのですか?
あら、いい質問ね、カナちゃん。じゃあまず、オープンソースは何かというところも含めて、山本さんの課題について整理してみようかしら。
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日立ソリューションズの「 オープンソース管理ソリューション」は、ソフトウェア開発企業におけるビジネスリスクになりつつあるOSSのライセンス違反をなくすため、ソースコードを解析し、外部からの不適切なOSS利用がないか把握し、開発者がOSSを安心して利用できる環境を提供するためのソリューションです。
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