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2ページ目 | 第2回 メンタルを鍛える心構え ~潜在意識へのアクセスで人生は劇的に変わる~|久瑠あさ美のメンタルトレーニング講座|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

一流が実践!「勝負力」を生むメンタルを身に付ける
第2回 メンタルを鍛える心構え ~潜在意識へのアクセスで人生は劇的に変わる~

自信に根拠を求めてはいけない

では、潜在意識に働きかけて無限の可能性を持つためには、何をしたらいいか。私が行っているトレーニングでは、最初に“潜在意識を信じる力”を作ることから始めます。そのために最も大切なのは、自信を持つことです。

ただし、ここでいう自信とは、根拠のある自信ではありません。

未来のことは誰にも分かりませんから、人は過去に根拠を求めてしがみつくことで気を紛らわせようとしがちです。しかし、過去に根拠を求めては、過ぎ去った過去にとらわれ、これから訪れる未来に不安を感じて、立ち止まらざるを得なくなってしまいます。

根拠のある自信とは、そんな過去に根拠を求めた自信のこと。99回成功してきて失敗したことがないから、次の1回も成功するだろうという考えが根拠になっています。こうした根拠のある自信を持っている人は、一見強いように見えるかもしれません。しかし、その実、とても脆い面もあります。

例え過去に99回成功していたとしても、次の1回が失敗した場合に、それまでの99回が脆くも崩れ去ってしまうのです。今まで信じてきたものが揺らぐと、信じられる絶対的なものがなくなり、どうしていいか分からなくなってしまう。その結果、本来の実力を発揮できないという最もよくない状態に陥ってしまいます。

私がメンタルトレーニングを行うトップアスリートにも、こうした傾向が見られることがあります。スランプに陥った際に、自分の自信に繋げようと練習に励みますが、実は逆効果なのです。もちろん練習自体は正しい行為です。しかし、上手く行かない時には自分が信じられない状態にあるわけですから、その状態で他人からアドバイスを受けたり、練習を積み重ねて自信に変えようとしても上手くいきません。それどころか、いっそう悪い状態に自分を追い込んでしまうことにもなりかねないのです。

そんな時には、私は選手にやみくもな猛練習でスランプを克服する方法をとらないように伝えています。その上で、各選手に適したメンタルトレーニングで調子の良かった時の感覚を思い出せるようにサポートしています。

未来に在りたい自分をイメージ

一方、「根拠のない自信」は、過去に根拠を求めるのではなく、未来に対して抱く自信です。未来について自信をいだくためには、「できるか、できないか」ではなく、「やりたいか、やりたくないか」をはっきりさせることが重要になります。未来は誰にも分からず、やりたいことが実現するかどうかも誰にも分かりません。

できないかもしれないとネガティブに考えて立ち止まるのは無意味で、いたずらに不安を増幅させるだけです。それよりも「こうなっていたい」とポジティブにイメージとして捉えましょう。「きっと実現する」と、未来にこう在りたいというイメージを信じること、すなわち何の根拠もなく自分を信じる勇気を持つことが何より大切です。

人生のターニングポイントやチャンスが巡ってきた時に、「これで絶対に大丈夫」という根拠が生まれるのを待っていたら、確実に機を逸してしまうでしょう。イマジネーションの限界が、その人の限界でもありますから、未来のイメージを持ち、それをいかに信じられるかが大事なのです。そうして自分を信じる勇気を持てた時、目の前には無限の可能性が広がっています。

今回は、メンタルトレーニングを始めるにあたって、知っておきたい心構えについて解説しました。大切なのは、根拠なく自分を信じる力を持つこと。そのためにも、「できるか、できないか」ではなく、「やりたいか、やりたくないか」を判断基準にすることを忘れないでいただきたいと思います。

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