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2ページ目|第4回 「ドラゴンボール型のリーダーからワンピース型のリーダーへ」|昨日の不可能を可能にする「万能超ポジティブ」講座|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

第4回 「ドラゴンボール型のリーダーからワンピース型のリーダーへ」
第4回 「ドラゴンボール型のリーダーからワンピース型のリーダーへ」

たとえ小さな組織でも「人類や社会のため」がキーワード

 さて、リーダーが引っぱっていく「ドラゴンボール型」と、皆でつくる「ワンピース型」。両者は組織のあり方だけでなく、考え方にも色々と違いがありますが、一つだけ、決定的な違いを挙げるなら、ワンピース型に集まる人は、「大企業をつくりたい」とは考えていない人が多い。ワンピース型の人が何を求めているのかというと、「世界をびっくりさせたい」あるいは「世界を喜ばせたい」のです。「ワクワクさせたい」といってもいいでしょう。会社はそのための手段の一つに過ぎません。それがワンピース型の考えだと思います。 

 このような話をしても、なかなかわかってもらえないことは意外に多いです。お金を儲ける、会社を大きくするといったストーリーであればわかりやすいのでしょうが、「世界をワクワクさせる」となると、雲を掴むような話だと思われるようです。

 私の場合は幸いにして、「ミドリムシ」という具体的な手段があり、「世界の栄養問題を改善する」「環境問題を解決する」といったわかりやすい明確な目標があります。だから、さまざまな世代に渡って賛同してくれる人が増えてきているのだと思います。もちろん、地球温暖化やCO2など環境問題への危機意識が高まっている今だからこそ、ミドリムシが注目されている、という時代の追い風もあります。これがひと昔前であれば、私がミドリムシの話をしても、「勝手にやれば」と言われて終わりだったでしょう。

 地球を救うことよりも、自分のことや会社を大きくすることのほうが先だ、という時代であれば、ミドリムシは見向きもされないし、私たちの会社に来てくれる人や協力してくれる人もいなかった。しかし、環境問題などで社会全体に目が向き、自分や会社よりも、社会のために働きたい、と考える人が増えてきたことで、「ミドリムシで地球を救う」というストーリーに共感してくれ、それを現実のものにしようと、時には我が身をかえりみずに頑張ってくれる人たちが現れてきたのだと思います。そうした考えを持つ人が集まって仕事をするためには、リーダー主導型の「ドラゴンボール型」では、集まった人材の能力を活かしきれない場面も出てくるでしょう。だから「ワンピース型」なのです。中には「何をサークルチックなことを言っているのだ」と言う人も少なくないと思いますが、私はこの「ワンピース型」は、もはや時代の流れといっても過言ではないと思います。

人類や社会全体のためになるということを目標とする組織に人は集まってくる
人類や社会全体のためになるということを目標とする組織に人は集まってくる

 では、「ワンピース型」の組織で大事なこととは何でしょうか。お金や地位のためではなく、ある共通の目的を持つ人が集まった組織ですから、その組織が目指す目標や方向性が、人類や社会に貢献したいなどでなければならないというのが大前提です。逆に、その方向性のない組織には人が集まらない。会社でいえば、一企業の利益のみを追求しているような会社の商品やサービスは、これからの時代には長くは支持されないと思うのです。

 さらにもう一つ、つけ加えたいのは、“好き”という感情や、“ワクワクしたい”という気持ちもまた、大事な要素であるということ。

 常に「明るく、楽しく、前向きに」いることが大切だと前に話しましたが、「明るく、楽しく、前向き」になるためには、仕事の内容を好きになることが重要です。人間は好きでないものには「明るく、楽しく、前向き」にはなれませんから。

 逆に「ワクワク」があれば、困難さえも乗り越えられる。ワンピース型の組織を好む人にはとくにその傾向が強いように思います。実際、会社設立当初のメンバーである2人も、月給10万円しか払えなかった時期が長く続きましたが、それでも辞めずに頑張り続けてくれました。それは彼らも「ミドリムシで地球を救う」ことに「ワクワク」していたからに他なりません。

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