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第4回 プロジェクトチーム編 チームをまとめるリーダーシップ|齋藤孝の人間関係力養成講座|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

齋藤孝の人間関係力養成講座
第4回 プロジェクトチーム編  -チームをまとめるリーダーシップ-

第4回のテーマは「プロジェクトチーム」における人間関係。
せっかく抜擢されたリーダーというポジションにも、「自分にはその素質がない」と重荷に感じてしまう人も中にはいるかもしれません。しかしプロジェクトの成功体験はビジネスパーソンとして自信につながり、大きく飛躍するきっかけにもなり得ます。
今回は、齋藤孝先生にリーダーとしての心がまえやプロジェクト運営のコツをご教示いただきます。

「プロジェクト」が会社の浮沈を左右する

 変化の激しい昨今、プロジェクトチームの役割としては、時代を先読みし、通常の業務では解決できない課題に取り組んだり、従来の延長線上ではない商品を開発するといったことが考えられます。その結論しだいで、会社のヒト・モノ・カネの配分が変わったり、新たな利益の源泉が生み出されることもあるでしょう。

 ただ、プロジェクトチームの運営はそう容易ではありません。長期にわたるプロジェクトにおいては、途中で頓挫してしまう可能性も考えられます。大規模な新規プロジェクトではなくても、連携がうまくいかずメンバー間や社内の関係がぎくしゃくしてスムーズに進まないケースは多々あります。結果として、社内に余計な軋轢を生じさせてしまうこともあるでしょう。

 では、どうすればうまく行くのか。その可否を握るリーダーが果たすべき役割を、大きく4つのシーンに分けて考えてみたいと思います。

シーン1・個性を見抜き『サイボーグ009』型のチームを目指そう

個性を見抜き『サイボーグ009』型のチームを目指そう
バラバラな個性が集まることで、幅広い意見が集まり質も高まる。

 プロジェクトにおいて重要なのが、メンバーの構成です。そもそもプロジェクトとは、既存の発想や不文律にチャレンジする場。例えば、所属部署や自分の仕事の権益を守るため、「今までどおりがいい」「できれば何も変えたくない」と強硬に主張する人がプロジェクトに加わったとすれば、議論はなかなか進まなくなります。より幅広い意見を集約するには、年代も性別もバラバラなほうがいい。

 理想的なのは、個々のキャラクターがはっきり分かれていること。とにかく思いつきで夢見がちなアイデアを出せる人、それにツッコミを入れられる人、幅広い知識と経験を持っている人、予算配分など経理・計算に強い人、場を盛り上げられる人、といった具合です。一人ですべての能力を持ち合わせているような多才な人である必要はありません。ちょうど『サイボーグ009』のように、 バラバラな個性が一致団結するからこそ、より高いパフォーマンスが期待できるのです。

 ただ、たとえリーダーに抜擢されたとしても、プロジェクトを一緒に進めるメンバーを自由に選ぶことができるケースはまれです。ですから与えられた条件のなかで、一人ひとりの個性を見抜き、それぞれのタイプに合った役割を与えていくことが大切です。

その際に欠かせないのが、 人を見る時に自分なりの「基準」を持つこと。例えば、メンバー全員に同じ質問を投げかけてみましょう。「最近読んだ本」でも「気になるニュース」でもいい。そのときに相手からどんなレスポンスが返ってくるか、ということがそのメンバーの個性を判断するのに役立ちます。自分なりの目のつけどころを用意して相手にぶつけることがポイントです。もうひとつの方法として、これまで出会った人の中で「頭脳の明晰さでは○○さん」「行動力なら○○さん」など、 一流だと思うスタイルの手本を持っておくことも有効です。優れている人物のスタイルを、チームのメンバーと比較することが、ひとつの明確な基準を示してくれるのです。こうしたメンバーの人柄を見抜く確かな判断力が、プロジェクト運営に大いに役立ってくるはずです。

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