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3ページ目|第4回 プロジェクトチーム編 チームをまとめるリーダーシップ|齋藤孝の人間関係力養成講座|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

齋藤孝の人間関係力養成講座
第4回 プロジェクトチーム編  -チームをまとめるリーダーシップ-

シーン4・「逆境」を乗り越えるためのリーダーシップ

 発足当初は盛り上がっていたものの、プロジェクトの進行そのものに沈滞ムードが漂う--こういうケースも少なくありません。

 そこで重要なのは、 各メンバーに次のプロセスへのミッションを割り振っておくことです。例えば次の会議を、単なる打ち合わせの場ではなく、各人がミッションによって集約したアイデアや情報を持ち寄り、ものごとを決定する場にする。これによって、メンバーの士気も高まり一回の会議の密度はずっと濃くなるはずです。

「逆境」を乗り越えるためのリーダーシップ
逆境を乗り越えることが、プロジェクトを推進させる原動力に。

 また設定したハードルが高ければ、いつも予定どおりのいい成果が出るとはかぎりません。そうすると、他の社員や会社の上層部から、プロジェクトチームに対して「彼らは何をしているんだ?」と不満や不信が寄せられる可能性もあります。

 こういうときも、やはり矢面に立つべきはリーダーです。メンバーを守り、むしろプレッシャーを跳ね返すぐらいの力を持つ必要がある。両者の関係性が悪くならないよう 上層部と積極的に意思疎通を図り、現状と可能性を報告するということもリーダーとしての大切な役割です。

 どんなプロジェクトでも、壁にぶつかったり、危機を迎えることはよくあります。しかし、こういった「逆境」を乗り越えられれば、チームの結束力が高まり、ピンチを原動力に変えることができるでしょう。

 リーダーには、必ずしも特別なスキルや才能が必要とされるわけではありません。どんな時でも「大丈夫だ!」という明確な態度を示すことこそ、メンバーをひとつにまとめ、プロジェクトを推進させる力になるのです。
 「プロジェクト」の失敗には、大きく二つのパターンが考えられます。一つは「結局何もできなかった」というパターン。そしてもう一つは、積極果敢に行き過ぎて大きな損害を出してしまうパターンです。会社全体への打撃という意味では、後者のほうが甚大でしょう。当然、期限や予算を守ることができなかった場合も、リーダーとしてプロジェクトを成功に導いたとは言えません。メンバー間でコスト意識を徹底することはもちろんですが、目的や目標をしっかりと共有するという、地道なフォローが欠かせないのです。
 そして、リーダーとして成長するためには、まず小さなプロジェクトで経験を積むというプロセスも必要だと思います。小さな成功を得たら、その経験知・暗黙知を活かしてもう少し大きなプロジェクトにチャレンジする。多少時間はかかるかもしれませんが、こうして実験しながらバージョンアップしていく姿勢が、結果的に大きな成功を得る近道ではないでしょうか。

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第5回   社外編 ― 豊かな人脈を築く力

人脈に恵まれている人ほど、仕事もプライペートも充実しているもの。しかし新たな人脈は、待っているだけではなかなか得られません。社外に人脈を広げ、さらなる人間関係力の向上を目指しましょう。

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