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第2回 捨て去る勇気とセルフ・イノベーション|ビジネスを変える! 前刀禎明のセルフ・イノベーション仕事術|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

ビジネスを変える! 前刀禎明のセルフ・イノベーション仕事術
第2回 捨て去る勇気とセルフ・イノベーション

第2回目のテーマは「捨て去る勇気」です。セルフ・イノベーションのためにはまず、あなたの中に棲みついてしまった常識や既成概念を疑い、思い切って排除していくことが大切です。簡単なようで意外と難しいことかもしれません。まっさらな気持ちでもう一度モノやコトと向かい合い、その本質を見つめ、感じ取るためのポイントを考えていきましょう。

「惰性」と「常識」を破壊しよう

自らを固定観念や既成概念から解き放ち、成長する

いつまでも過去に縛られていては、成長できません。進化もできません。個人も企業も、自らを固定観念や既成概念から解き放ちましょう。成功体験があることは、もちろん貴重なことです。しかし、過去の成功体験が、あなたの挑戦や成長の機会を奪っているとしたら、これから先の成功体験を生む機会を損失してしまっていることになります。私は、自分の人生を、リセット&リスタートと言うことがよくあります。新入社員当時から、惰性で仕事をするようになると、自分の成長が止まると言い聞かせてきました。自ら環境を変え、新たなチャレンジをしてきました。なにも組織を去りなさいと言っているわけではありません。どこに居ようと、立ち止まること、後ろ向きになることのリスクを常に考える必要があるのです。「普通は」とか「常識的には」と言う発言は危険です。日々、自分の成長を意識しないと、ついつい流された日々を過ごしてしまいます。チャレンジすること、成長すること、変わることに、もう少しどん欲になってもいいのではないでしょうか。

「雇われている」という感覚を捨てられるか

とりあえず毎日会社に行っていれば給料がもらえる。ひょっとしてそんな環境に甘んじていませんか? 確かに安心感はあるでしょう。毎月、銀行口座に給料が振り込まれますからね。雇われているわけですから、給料をもらうのは当然でしょう。でも、自分が会社にどこまで貢献しているかどうかは別ものです。

社員研修も、会社にしてもらえる当たり前のものと考えていませんか? 会社は社員を教育して能力を高めてもらい、しっかり貢献してくれる人材にしようと考えます。会社と社員の本質的な関係を考えると、会社は社員の価値を認めて、それに対する報酬を払う。一方、社員は会社への貢献の対価として報酬を受け取るということです。つまり、会社はいかに優秀な人材を確保するか、社員はいかに自分の価値を高めるか、が課題です。

でも、例えば同期入社の社員が集まる研修では、研修という本来の目的を忘れて、同期会のつもりで楽しんでいるだけということも多いのではないですか? もちろん、興味をひき、やる気を出させる内容ではなく、型にはまった退屈な内容の研修をする会社側にも責任があります。しかし、やらされ感を持つような受け身の研修は、全く自分のためにはなりません。もし自分でお金を払って研修を受けているとしたらどうでしょうか? もっと真剣に学ぼうとするのではないですか。私は、たとえ組織に属していても「雇われている」という感覚は捨てるべきだと思います。その感覚が受け身な気持ちを呼び寄せてしまうのです。自分の価値を高めるのは自分の責任だと思い、もっと自分自身への投資を考えるべきです。

某企業の3年目の社員を対象にした研修を請け負った時のことです。事前説明や細かいディレクションなしの研修を行い、とても良い成果を生んだことがありました。その時、先方の責任者に、自発的に学び、自分の価値を高めようとしない社員を対象とした社員研修は止めた方がいいのではないかという提言もしました。自らこれを学びたいと申し出てくる積極性のある社員に対して、会社がそのやる気に対応する方が、双方にとって効果的であることは明白です。

名刺の3行目で勝負する

これはちょっと極端かもしれませんが、社員も会社も、働く、貢献するということを、いま一度見直してみるべきだと思います。日々の仕事も、やらされ感でやるのと、自発的にやるのでは、成果も違いますし、自分の成長につながるかどうかも大きく変わります。会社帰りに仲間と飲みにいって、上司や職場、会社に対する愚痴を言っても、何も変わりません。たまにはストレス発散のためにいいかもしれませんが、後ろ向きの行動は、自分の成長の妨げになることはあっても、働く環境の改善にはつながりません。自分の成長のためにどうするのがいいのか、考え直してみましょう。

自分の名前で仕事ができるように

会社に対して不満はあっても、社外の取引先などとは社名と肩書きで仕事していますよね。結局、社名や肩書きに頼っているということです。私がソニーに入社した時に、ある常務さんが我々に、こんなことをおっしゃいました。「名刺の3行目で勝負できるようになりなさい。」1行目が社名、2行目が肩書き、そして3行目が名前。つまり、社名や肩書きに頼らず、自分の名前で仕事ができるようになりなさいということです。

確かに取引先などで自己紹介する場合は、「○○会社の○長の○○です。」と言うことが多いかもしれません。しかし、目指すべきなのは、社名や肩書きで仕事相手に認めてもらうのではなく、○○さんだからという、人物重視の関係です。○○さんの提案なら聞いてみよう、○○さんならこの仕事を任せられる、という信頼を得られるようになりたいものです。常に、相手の期待を超える仕事をして、実績を築いていく。社名や肩書きに頼っている人は、同じ立場の人にいつでも取って代わられます。自分の価値や存在感を高めることの大切さを、常に考えましょう。

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