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第三話 SEに必要なスキルって? その2コミュニケーションスキル|矢澤久雄氏に聞く!スーパーSEへの道|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

第三話 SEに必要なスキルって? その2コミュニケーションスキル
第三話 SEに必要なスキルって? その2コミュニケーションスキル

前回の「テクニカルスキル」に引き続き、今回はSEに必要な2つ目のスキル、「コミュニケーションスキル」についてお話をうかがいました。ビジネスコミュニケーションが重要視される昨今、SEにおいてもその重要性は同様のようです。

いちばん大事なのは何?

コミュニケーションスキルと言うと、会話や挨拶、プレゼンテーションの仕方、ドキュメントの書き方などが思い浮かぶでしょうか。しかし、言ってしまえば、こういった類のものは、さほど重要なものではありません。
コミュニケーションにおいて大事なことは、己の立場を知ること、つまり SEが何かわかっていること、 SEとして何を期待されているのかを理解することです。第1回でお話ししましたように、 SEは「情報に関する問題をITで解決する人」と思われています。ですから、そのスタンスで相手に対してどう応えるか、 SEのコミュニケーションはそれに尽きます。根底にあるものが重要なのです。ですから、コミュニケーションスキルなんて難しいことはありません。文章の書き方やプレゼンの仕方などは、その上で勉強すればいいわけですし、むしろそれだけ格好つけても見抜かれてしまいますからね(笑)。

お客様への第一声は?

SEの立場を踏まえていれば、たとえば、お客様とお会いするときの第一声で、「どんなシステムをお作りすればいいですか?」なんて言葉は出てこないはずです。これじゃダメ。「何にお困りですか?」これが正しい。相手はそういって欲しいはずです。 SEはまず聞き手。困っていることを聞き出してあげる、これが重要です。もちろん、聞くだけではなく、解決できるという裏づけも必要ですが。
しかし、システムが失敗するのは、たいてい、お客様が何をどうしていいかわからない状況で、かつ SEの聞き方が下手なとき。そうなると、仕様書は想像で作成せざるを得ず、「とりあえず」作業を進めることになります。お客様も是非もわからぬままハンを押してしまって。そうなると、ある程度出来上がってきたときに、「やっぱりこうしてくれ」とか「話が違う」とかいうことになり、納期は延び、費用は増え、「どうしてくれる」ってことになりますよね。これはもう、問題解決以前の問題です。

自分の力量を認識していますか?

困っていることを上手く聞き出せても、それに対する解決案を見いだせない場合もあります。予算の問題の場合もあるし、スキル不足の場合もあるでしょう。神様じゃありませんから、無理してもできないものはできないはず。自分のできる範囲かどうかの見定めは必要です。できないものをできると言うほど、お客様を困らせるものはありません。
しかし、100%満足できるものではなくても70%ぐらいなら、と提案するのはいいでしょう。自分の力量を認識し、相手にどれくらい応えられるのかを伝えること。これができないといい SEにはなれません。これは、どんな仕事でも同じですよね。

プロフィール

矢澤久雄氏

矢澤久雄

1961年栃木県足利市生まれ。株式会社ヤザワ取締役社長、グレープシティ株式会社アドバイザリースタッフ、電脳ライター友の会会長兼事務局長。大手電気メーカーでパソコンの製造、ソフトハウスでプログラミングを経験し、現在はアプリケーションの開発と販売、および.NET対応コンポーネントのマーケティングに従事している。
本業のかたわら、書籍や雑誌記事の執筆活動、セミナーやコンファレンスにおける講演活動も精力的に行っている。代表作に『プログラムはなぜ動くか』(日経BP社刊)がある。 お客様の満足を何よりも大切にする自称ソフトウエア芸人。

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