Chapter01「年末年始のあいさつ」調査
ビジネスマンの「年賀状」における実態調査
まず、ビジネス上のお付き合いがある相手に「年賀状を出しているか」と聞いたところ、「はい」と答えた人は全体の29.7%、「いいえ」と答えた人は全体の70.3%と、3割ほどの人しか年賀状を出していないことになります。
雇用体系が変化したことや、個人情報の関係で名簿や連絡網を作らない会社が増えていることも、年賀状を出す人が減る傾向にある一因かもしれません。
また、送る相手は75.1%が「会社の上司」、22.0%が「取引先」でした。取引先と回答した人は、営業職など、取引先と接点がある人に限られるようです。
ビジネス関係の相手にmixi、Twitter、FacebookなどSNSを使って年末年始のあいさつをしたことがあるか聞いたところ「はい」と答えたのはわずか1.9%、逆にSNSで年末年始のあいさつをもらったことがあるかという問いに関して「はい」と答えたのも2.4%と少数でした。
こう見ると、現状においては、SNSを使って年賀状を送るのは、ビジネスの場では一般的ではないということが分かります。ただ、普及の仕方によっては、今後この数値が変化する可能性はあります。
最後に、文書やメールをはじめ、多くの場面で必要となってくる文章のマナー全般に自信があるか聞いたところ、82.2%の人が「自信がない」と答えています。多様化する情報伝達ツールを使いこなす前に、基本の文章のマナーにも不安を感じながら仕事をしていることがここから読み取れます。
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