Chapter05においと身だしなみのポイント
周りが不快と感じるにおいには、体臭や口臭、それに持ち物や衣類が発するにおいがあり、これらの気になるにおいはケアすれば随分と抑えられることが分かりました。ここでは体臭、口臭、持ち物のケアポイントを先生にまとめていただきます。
- 持ち物ケアのポイント
- ❶ 衣類や身につけるものはしっかりと洗う
- ❷ 洗えない持ち物は、しっかりと乾燥させる
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当たり前のことと思いますが、意外とできていないものです。たとえば、バスタオル。使うたびに洗濯しているでしょうか? お風呂上がりのきれいな身体で使うものだから、汚れることも少なく毎日は洗濯しないという人もいるでしょう。バスタオルは、身体を直接こすり皮膚表面の菌や皮脂、汚れ、それに水分もふき取るため、菌の温床となっているのです。
同様に、衣類も汚れや汗が残っていると菌が増殖し、においの原因になるため、しっかりと洗濯し乾燥させることが大切です。
また、靴やスーツなどの洗えないものは、風を通して湿気を取るだけでも随分と違うので、げた箱やクロゼットに入れる前に、風通しの良い場所で乾燥させるようにしましょう。 - デオドラントケアのポイント
- ❶ 身体を清潔に保つ
- ❷ ケア製品を使い分ける
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身体に残る皮脂や汚れ、それに汗がにおいの原因になるため身体を清潔にしておくことが一番重要です。ただ、どれだけ清潔を心がけていても日中汗もかきますし、皮脂も分泌されます。汗を防ぐため外出前には制汗効果のある製品を使う、汗をかいたときは殺菌作用のあるシートでふき取るなど、製品の特長を生かした使い方をすればにおいを抑える効果も高まります。
男性は皮脂の分泌が活発でアブラっぽいにおいを発する胸や背中などの体幹部のケアを重点的に行ってください。 - 口臭ケアのポイント
- ❶ 歯磨きを丁寧にする
- ❷ 水分をしっかりと取る
- 口臭ケアはやはり歯磨きが基本です。歯磨きをすることで、菌の増殖を抑え、さらに口腔内の食べ物や飲み物、タバコのにおいが洗い流されます。また、体内の水分量が減少すると、唾液分泌量が低下し、その結果、口の中の細菌が増加して口臭が強くなる場合があるので、水分補給も心がけましょう。
これからの季節、汗をかくことが多くなるので体臭や持ち物のにおいケアはとっても気になっていました。基本は、「清潔」にすることなんですね。
洗濯物のにおいについては目からウロコでした。きれいに洗えていると思っていても、洗濯機に入れる量や入れ方で汚れや皮脂が残っていることがあると知り、これからは正しい方法で洗濯しようと思いました。
また、暑い季節は汗をかくのがイヤで、水分を控えるようにしていたのですが、それが口臭を引き起こす原因になると知り、自己流のケアはやめようと思いました。
身体も、持ち物もにおいを発するのは菌と言うことでしたので、菌を発生させない、増殖させないケアを意識します。