Chapter05応用編/集めた情報を管理する
このページでは、集めた情報を、ツールを使って管理する方法をご紹介します。
集めた情報を自分の知識として蓄積していくには、ただ読むだけでなく、後で仕事に役立つと感じた情報やおもしろいと思ったネタを記録(メモ)して、ストックしていくことが大切です。得た情報をノートや手帳にメモする際には、時系列にどんどん書いていけばOKですが、ページの端にページ数を記録しておくと便利です。
このページ数を利用すると、異なるページからウェブページのようにリンクを張ったり、最後のページに簡単な索引を作ったりすることが可能になり、シンプルなノートが「マイ辞典」に変身します。
ネタや情報のほか、ひらめきやアイデアを書き込んでおくと、アイデア辞典としても使えます。
手帳にメモするのも一つの方法ですが、パソコンを使って仕事をする現代のビジネスパーソンにおすすめなのが、テキストでも写真でも動画でもウェブページでも、何でも記録することができる、「Evernote」というサービスです。
Evernoteの最大の利点は、記録した情報の中から検索ができるということ。どんなに大量の情報をストックしても、高速で検索できるので、本来情報管理に必要な"整理する"という作業がまったくいりません。
とっておきたい情報は、何でもEvernoteに放り込んでおけばいいのです。
記録は、古くなるほど価値が出ます。このEvernoteに記録するという習慣を続ければ続けるほど、ストックしてある情報の量が増え、価値のある記録や知識が増えていくのです。
また、「あのWEBサイト役立ったからまた見よう」と思って、サイトにアクセスしたら、無くなっていたという話はたまにあること。そんなときも、Evernoteにサイトを保存しておけば、見ることができます。役立ったと思ったWEBサイトほど、保存しておくべきでしょう。
- 1.
- Evernoteのサイトにアクセス。
- 2.
- サイトから、MacまたはWindows用のEvernoteをダウンロード。
- 3.
- 名前やメールアドレスなどを登録して、アカウントを作成。
サインインすれば、Evernoteの機能が使えるようになります。
Evernoteには、iPhoneなどのスマートフォンやiPad向けのアプリケーションもあります。こうしたアプリを使えば、外出先からも情報を記録・保存でき、ウェブ上のデータベースにシンクロできるので、さらに便利にスマートに情報を管理することができます。
※iPhone版Evernoteについては、
「iPhone活用術」の回でもご紹介しています。
これまでのページでご紹介したもののほかに、読者や先生が使っている便利なツール・サービスを紹介します。
特定のテーマに沿ったリンクや画像、動画、テキスト
などを一つの場所にまとめ、ほかの人と共有できるサービス。「まとめ」は、誰でも簡単に作成し、公開することができます。
ブックマーク(URL)を保存・管理・共有できる、無料のオンラインブックマークサービスをソーシャルブックマークと言いますが、その中でも読者の人気が高かったのが、「はてなブックマーク」。人気、注目エントリーで旬な話題が分かります。
mixiやTwitterと同じくSNSの一種で、海外で人気の高いサービスです。海外の人と交流したり、つながった人たちから海外の情報を入手したりするには最適です。ただし、他のソーシャルメディアと異なり、実名が基本ですので書く内容などには配慮が必要になります。