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CHAPTER 2 自分の「話し方」を分析してみる|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

話し方を工夫してコミュニケーションを円滑に 言いたいことを相手に伝える「上手な話し方」講座話し方を工夫してコミュニケーションを円滑に 言いたいことを相手に伝える「上手な話し方」講座

Chapter02自分の「話し方」を分析してみる

◎ 自分の「話し方」を知ることで、改善ポイントが見えてくる!

ここからは、タカハシが「自己紹介」、「説明・報告」などの課題を実践します。課題で話した内容は録音し、後で再生して自分の話し方を聞いてから、先生に採点していただきます。このページでは、「自己紹介」にチャレンジします!

CASE 1自己紹介

シチュエーション
タカハシが、現在の部署、セールスプロモーション部から営業部へ異動したと仮定し、異動先のメンバーに自己紹介します。

制限時間/1分以内

タカハシと申します。今までは、セールスプロモーション部という営業部の活動を支援する部署におりました。私が担当していたのは、主に、ウェブサイトや製品カタログ、広告の制作や管理・運営といった仕事です。
出身は、○○県。趣味は水泳と音楽鑑賞です。また、最近はゴルフに興味があるので、いっしょにゴルフに行ってくれる人を探しています。
まだ異動したばかりでわからないことだらけですが、これからがんばりますのでよろしくお願いします。


先生の批評

同じ会社の別の部署に異動したときの自己紹介に必要なのは、「以前の部署での仕事内容」と「セールスポイント」、「これからの決意表明」の3つです。この自己紹介では、「以前の部署での仕事内容」については十分に触れられています。しかし、「セールスポイント」らしきものはありませんし、「決意表明」については「これからがんばりますので、よろしくお願いします」という一文だけなので、アピール不足という印象です。
また、仕事のこと以外にも、趣味や出身地など多くの話題に触れているため、何が言いたいのか伝わりにくくなっています。「あれも話したい、これも話したい……」という気持ちはわかりますが、要点をできるだけ絞った方が、より魅力的で記憶に残る自己紹介になります。
内容以外で気になったのは、全体的に聞きづらかった点。センテンスとセンテンスの間をほとんど空けずに話しているため、聞き手が理解する余裕がありませんでした。
下に紹介したのは「こうすればもっとよくなる」という文例です。細かい改善ポイントやアドバイスを赤ペンで加えているので確認してください。

こうすればもっと伝わる! 分かりやすい自己紹介の例

タカハシと申します。 この度、セールスプロモーション部から営業部に異動になりました。

以前の部署での仕事内容

セールスプロモーション部は、製品の宣伝や販売支援を行い、営業部の活動をサポートする部署です。 私が主に担当していたのは、※1ウェブサイトや製品カタログ、広告の制作や、管理・運営といった仕事です。●●


セールスポイント

自社の製品はとても多く、またひとつの製品に関わっている人もとても多いため、以前の部署では多くのコネクションができました


これからの決意表明

そのようなコネクションを活かして、これからこの部署でも頑張っていきたいと思います。 よろしくお願いします。


テーマを絞り込むと、印象に残りやすい

聞き手に自分を印象づけるためには、「何を話すか」を明確にし、なるべくテーマを絞り込むことが大切です。今回のような同じ社内で部署を異動した際の自己紹介で必要なのは、「以前の部署での仕事内容」と「セールスポイント」、「これからの決意表明」の3つ。それ以外の話題は思い切って省くのが正解です。個人的な趣味などは、歓迎会の席で披露するなど、TPOに合わせてどの話題をメインのテーマにするか考えましょう。

相手が知らないことは、できるだけ具体的に話す※1

同じ会社の社員同士でも、違う部署の仕事内容については正確には知らない場合があります。聞き手が知らない仕事内容については、できる限り具体的に説明しましょう。たとえば、セールスプロモーション部は「営業部を支援する部署」ということでしたが、どのように営業部を支援しているのかまで説明すると、より相手に興味をもってもらえます。

センテンスとセンテンスの間には間をとる

センテンスとは「文」のこと。相手に「なるほどね」と思う余裕を持たせないと、相手が話についてこられません。一呼吸分の間をとりましょう。相手に早口と感じさせるのは間がないから。間をしっかりとれば、早口で話しても相手はついてこられます。
=一呼吸分、間をとる

話題が変わるところでは間を長めに!

以前の仕事内容の説明から、セールスポイント、今後の決意表明へと大きく話題が変わるところです。ここでは、少し長めに間をとりましょう。
●●=一呼吸より少し長く間をとる

◎ シチュエーション別の「自己紹介」のコツ

ここでは、「同じ会社の別の部署に異動した場合」の自己紹介を実践しましたが、自己紹介には、初めて会う人に対する自己紹介、10年ぶりで会う人に対する自己紹介など、さまざまなバリエーションがあります。自己紹介の基本は、相手に自分を印象づけ、興味を持ってもらうこと。そのためには、今目の前にいる人や場所に合った話をする必要があります。自己紹介のシチュエーション別に、気をつけるポイントを解説します。シチュエーション別に気をつけるべきポイントを解説します。

異業種交流会での自己紹介

異業種交流会は、まったく違う仕事をしている知らない人同士が集う情報交換の場。違う業種の方がいることを踏まえ、専門用語などを使わず、できる限り誰にでもわかるように、具体的にあなたの仕事を紹介しましょう。

悪い例

職場では、イラストレーターを使ってエディトリアルデザインをしています。

良い例

職場では、パソコンで、イラストレーターというデザインソフトを使って書籍や雑誌のデザインをしています。

小学校の同窓会での自己紹介

10年以上会っていない小学校の同級生に対する自己紹介の場合、みんながいちばん知りたいのは「今あなたが何をしているか」。現在の仕事や趣味を中心に話しましょう。場面に応じて、相手が何を聞きたがっているのか想像して話すのが、「相手の立場に立つ」ということです。

悪い例

小学校を卒業した後、中学高校大学まで横浜の学校に通い、そこを卒業した後、各地でバイトしながら暮らして、今に至ります。

良い例

小学校の時は横浜に住んでいましたが、今は東京に住んでいて、品川にあるIT企業で働いています。趣味は旅行です。

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岡留先生写真
岡留 政嗣先生
プロフィール
財団法人NHK放送研修センター・日本語センター エグゼクティブアナウンサー。同研修センターの「話し方」に関する各種セミナーや研修で講師を務めている。

財団法人NHK放送研修センター
番組制作、アナウンス、ニュース取材、撮影、編集、放送技術などさまざまな分野の専門スタッフが講師となり、NHKで培ったノウハウを駆使して研修を行っている。日本語センターでの各種「話し方」講座のほか、放送局を志望する学生向けの放送人養成塾や、企業で働く人を対象にしたコミュニケーションセミナーなどを開催。
HP: http://www.nhk-cti.jp/nihongo/
teacher
タカハシ写真
「生徒のタカハシです。この講座で、相手にきちんと伝わる話し方を身につけて、ビジネスシーンで活かしたいです!」

本記事の内容は公開当時のものです。本コラムに関するご意見等ございましたら、日立ソリューションズまでお問い合わせください。

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