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CHAPTER 8 LESSON5 自分と後輩の仕事に対する温度差を埋める方法は?|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

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Chapter08LESSON5 自分と後輩の仕事に対する温度差を埋める方法は?

チームリーダーを任されていますが、後輩が思うようについてきてくれず、自分だけが張り切って、空回りしている気がします。自分と後輩の仕事に対する温度差を埋めるために話し合いたいのですが、どんなことに注意したら良いでしょうか。

POINT1 相手を見下したり、自分を卑下したりせず対等に向き合う
相手を見下したり、自分を卑下したりせず対等に向き合う

「あいつらは経験がないから、こんなことを言ってもわからないだろう」など、相手を見下す気持ちは不思議と見透かされてしまうものです。そうすると、相手はあなたに壁を作ってしまいます。

反対に、部下の気持ちに寄り添おうと迎合するような態度をとるのも、部下があなたを軽く扱う原因になるのでNGです。真摯に話し合いたいと思うなら、立場や役割に上下関係があったとしても、人間として対等に向き合うようにしてください。

POINT2 アクティブ・リスニングで相手の本音を引き出す
アクティブ・リスニングで相手の本音を引き出す

言いたいことがあると、つい自分だけが話していて、気が付くと相手が黙って聞いているだけという状態になってしまいがちです。

アサーティブな話し合いができる関係を作るには、アクティブ・リスニング(積極的傾聴)が欠かせません。アクティブ・リスニングとは、相手に「もっと話したい」と思わせるような聞き方・聞く姿勢のことです。

まず、あなたが話をする時の表情や声のトーン、しぐさを見直してみてください。いくら「あなたの意見が聞きたい」と問いかけても、しかめっ面の表情で、相手を責めるような調子で話していたら、相手は警戒して口を閉ざしてしまいます。

真剣に話し合いたい場で、不必要に笑顔を作る必要はありませんが、相手が話したくなるような雰囲気を作ることは大切です。また、相手が話している時には、きちんとその人のことを見て相づちを打ちながら聞くなど、「聞いているよ」ということをアピールしましょう。相手は安心感をもって話ができるはずです。

POINT3 一方的に話をせずに、相手にも話をふる
一方的に話をせずに、相手にも話をふる

"事実""感情""要求"を一方的に話し、最後に「これでいいですね」と言って結論を押し付ける人がよくいます。しかし、これでは、相手は「はい、そうですね」としか返事のしようがありません。

だから、途中で立ち止まって相手にも話をふるようにしましょう。その時の問いかけは、「これについてあなたはどう思う?」というような、相手の考えや気持ちを引き出すオープンな質問にすること。「この状態はまずいと思わない?」というような、二言、三言で答えさせるクローズの質問では「そうですよね」で話が終わってしまい、話が膨らみません。

POINT4 反論・批判されてもきちんと受け止める
反論・批判されてもきちんと受け止める

もし、自分の意見に対して反論や批判など厳しい意見が出てきても、反撃に出たり、黙って不機嫌になってしまったりしてはいけません。生産性のある話し合いを続けるには、違う意見でもまずは受け止めることが大切です。

反論・批判に対するよくある2つの反応

×「何を偉そうに!」などと相手を打ち負かそうと反撃する。

これはドッカンタイプの人によくある反応です。相手を打ち負かそうと攻撃し始めると、相手は黙ってしまうか、さらなる反撃を仕掛けてくるでしょう。いずれにしても、相手との温度差は増々広がります。

×「いや、そんなことを言うつもりじゃなかったんだ」と意見を翻したり、黙り込んでしまう。

オロロタイプの人は、批判を受けそうになったら自分の意見を翻してしまったり、黙ったりします。そして、心の中で「やっぱり自分が悪かったんだ」などとひたすら自分を責めます。しかし、これでは相手の批判を受け止めずに、嫌なことから目を逸らして逃げているだけです。

では、自分が反論や批判を受けたらどうすればいいのでしょうか。まずは、相手の言うことを打ち返したり、言われたことから逃げたりするのではなく、言われたことをしっかりと受け止めて、理解するよう心掛けることが大切です。ここで重要なのは、"受け入れる"のではなく、"受け止める"のだということ。受け入れてしまうと"同意する"ことになります。受け止めるというのは、相手の批判を聞き、ちゃんと聞いているということを態度で示すことです。

具体的にどうすればいいか、基本的な方法をご紹介します。まずは、「そうか、あなたは○○と考えているんですね」と相手の言っていることを復唱して相手の気持ちに共感します。あるいは、「そうですか、私の××な態度が嫌だったのですね」などと相手の気持ちに触れることも効果的です。その時、ひるんでオロオロしたり、反対に攻撃的な口調になったりせず、相手のほうをきちんと向いて、はっきりとした口調で伝えましょう。

また、必要であれば、「まいったなあ」「ショックだなあ」などと自分の感情を自己開示するのもいいでしょう。このようにして一呼吸置くことで感情のままに反撃することを避けられます。

もしかして、相手はあなたを攻撃しようとしているのかもしれませんし、あなたを感情的にさせて、足をすくうつもりで批判をしているのかもしれません。

しかし、批判をしっかりと受け止め、相手の言っていることを「本当に理解したい」という姿勢を見せることで、その"批判の矢"は折れ、相手はこれ以上あなたを攻撃することはなくなります。こうして、お互いがコミュニケーションのスタートラインに立つことができ、本来の目的である問題解決の方向に話を戻すことができるのです。

次ページでは、具体的な対処法と、先生おすすめの書籍をご紹介します。

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