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谷口祥子(Yoshiko Taniguchi)先生
株式会社ビィハイブ 代表取締役。
現在、トラウマ(心的外傷)やネガティブな思い込みを60分で解消する「ブレーキ解除セラピー」を提供するほか、ほめ方、 コミュニケーションスキル、セルフイメージUPをテーマとしたセミナーの講師としても活動中。著書に、 『図解入門ビジネス/最新 コーチングの手法と実践がよくわかる本』(秀和システム)、『あたりまえだけどなかなかできない ほめ方のルール』(明日香出版社) 、 『自分のスゴさにまだ気付いていないあなたへ』(アメーバブックス新社)、『口ベタでもうまくいく!ほめ方の極意』(講談社)、 『自分ホメ~毎日が100%輝く魔法の言葉~』(集英社)、『いくらがんばってもほめられないあなたへ』(PHP研究所)がある。
Chapter01ビジネスの現場における「ストレス」の現状は?
新人の配属や人員異動などで、現場の顔ぶれが変わることが多い春から夏。これまで以上に「教育」や「育成」の重要さを感じている人も多いのではないでしょうか。
「人を育てる」ということも評価基準になる企業が多い今、部下や新入社員とどうコミュニケーションをとり、どう育てていくかというのも今後のビジネスマンの課題となっています。
そんな中、年々ビジネスの現場において重要性を増しているのが、組織のマネジメント・スキルとして近年日本でも注目されている「コーチング」。
「実際に取り組んでいる」という人から「(言葉を)聞いたことがある」という人まで、人によって浸透度はさまざまのはず。まずはその現状を、アンケートから解き明かしましょう。
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育成の必要性を感じているビジネスマンは約4割。しかし「はい」と回答した方の年齢層を見てみると、社会人4年目以降の人が大半を占めています。 「いいえ」と答えた方の解答にも「まだ後輩がいないのでわからない」というものが多く、異動、昇進などをきっかけに必要性を感じるようになった人が多い、という実情がこちらの結果から見えてきます。
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人材育成のスキルをアップする必要性は感じるものの、研修やセミナーなどでそういった知識を得る機会が少ない、と感じている人が多いようです。
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コーチングや人材育成に関する悩み、疑問を伺った所、幅広い回答が寄せられました。またその中には「新入社員がしばらく入ってきていないので、 いざ自分に後輩ができた時にどう指導したらいいのかわからない」という不安も。時代の流れと会社のシステムの変化により、 「どう後輩・新入社員に接したらいいか」という点で悩む人は増えているようです。
「コーチング」は、ただ相手を指導するためのスキルではなく、その人の能力を引き出し人材を〝育成〟するための〝コミュニケーションスキル〟。 身に付ければあなたの職場が変化するだけでなく、幅広く他の分野にも応用できるスキルなのです。
この特集でぜひ、「コーチング」の基礎を学んでいきましょう。