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Chapter3 アイデアのための情報を収集する|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

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Chapter03アイデアのための情報を収集する

料理を作るためにまず必要なのは、「食材」です。それと同じように、アイデアや企画を発想するためにも、まずカンニング……ビジネスのヒントを秘めた対象、素材が必要となります。
しかし、食材を手に入れる時であればスーパーマーケットや小売店に足を運べばよいものの、ビジネスのヒントは特定の場所でまとめて売っているものではありません。 また、情報は食材と違い、長期間ストックしておいても腐ることはありません。つまり、長いスパンで考え、「いつ使うかわからないけれど役に立ちそうなもの」を前もって収集しておくことがポイントとなります。
とはいうものの、「どんな情報を集めて良いのかわからない」という人もいるはずです。ただ数を競ってやみくもに収集していても意味がありません。
そこで、情報を収集するためのポイントをお話しましょう。

「感情の動き」に着目する

point.1 「感情の動き」に着目する

自分を取り巻く周囲の事象から、いかにビジネスに役立つヒントを手に入れるか。その鍵となる一つが「感動」です。
私がここで言う「感動」は、映画を見たり本を読んで得るものとは少し違います。いわば日常生活で起こる「感情の動き」です。
例えば、栄養ドリンクのCMでよく「タウリン1000ミリグラム」という言葉が使われています。タウリンの成分をよく知らなくても、「1000ミリグラム」という言葉でなんとなく含有量が多いように感じるのではないでしょうか。
しかしこれが「1グラム」だとしたらどうでしょう。結果的には含有量は同じでも、受ける印象はかなり違うはずです。

CMを見て、「1000ミリグラム」という数字にふと心が動く。
そうすると、広告における数字の印象、効果的な見せ方を学ぶことができるというわけです。
こういうチャンスは、日常に無限にあります。同じ情報が目の前にあっても、素通りさせるか、それをキャッチするか。
その違いは、あなたのビジネスセンスの向上に大きく影響してきます。
まずは身の回りに起こる素朴な疑問を逃さないよう、自分の中の感情の動きに注目してみましょう。

情報感度を上げる「メタ認知」

point.2 情報感度を上げる「メタ認知」

情報感度を上げるためには、自分の行動を客観的に見ることが必要です。 「メタ認知」とは、認知している自分をさらに認知すること。つまり、自分の思考や行動を客観的に把握し認識することです。
自分自身の行動を一歩引いた所から見る努力をしていくと、メタ認知の能力が高まり、point1で挙げた「感情の動き」もよくわかるようになります。
しかし、慣れないうちはなかなか自分自身のことを客観的に見ることができないものです。では、どのようにすればよいのでしょうか。 例えば私は以前、自分自身に来たメールの中で「この言い方は腹が立つな」というものをプリントアウトし、 あえて目を通しながら「自分の感情が今プラスに動いているのか、マイナスに動いているのか」ということを分析していました。 感情をコントロールすることはできなくても、自分の感情を分類することはできます。
こういう訓練を行うことで、自分の感情に振り回されることも少なくなり、かつ感情を踏まえた上で次のアクションも考えられるようになっていきました。

好奇心をルール化する

point.3 好奇心をルール化する

幅広く情報を得るためには、ただ感情が動くのを待っているだけではなく、自ら感情が動くように働きかけることも大切です。
感情は自然と湧いてくるもので、いくら感動したいと思っていても、感情が動かなければどうにもなりません。しかし、「感情が動きやすい仕組み」を作ることはできます。それが「好奇心のルール化」です。
好奇心とは、何かに対して興味を持つこと。
つまり、未知への探求です。人の興味というのは千差万別で、個人差がかなりあります。しかし「個人的な興味の範囲」が、好奇心を閉ざしてしまっているということも多々あるのではないでしょうか。

例えば、音楽ファンの中に「クラシックは好きだけれど、ジャズは聴かない」という人がいたとします。
周りの人が「いいよ」と薦めても、自分の好みのジャンルでないという理由で頑なに聴こうとしない……そういう人と、「ジャンルに拘らず音楽ならなんでも聴く」という人。
どちらの人がより多くの音楽に触れることができるでしょうか? 後者の人であるのは言わずもがなです。
ビジネスにおいて情報収集をする場合は、自分の趣味や嗜好は一端取り外しましょう。
個人的な趣味や嗜好というフィルターは、情報の範囲を限定するだけです。
私はフィルターをかけず、幅広く情報を得るため、以下のことを自分にルール化しています。
ルール化することで自分の好奇心や趣味嗜好から、出会いのチャンスをさらに広げることが可能となります。

  • ・街で配っているものは拒否しない…
    ティッシュペーパーやチラシなど、必要ないと思うものでも手にとってみます。思わぬところにビジネスヒントが転がっているかもしれません。
  • ・信頼している2人から薦められたら絶対に拒否しない…
    映画や本など、人に何かを薦められた場合、全てに食指が動くとは限りません。多くの人は、興味がわかないことについては話を聞くだけでスルーしてしまうのではないでしょうか。 しかし私は、自分が信頼している人2人から薦められたら、かならずその話に乗るようにしています。 薦めた人に特有の共通の何かが関係している場合があるからです。
    もちろん、そうやって触れた全てが自分の琴線に触れるとは限りません。しかし私はこの方法で、アイデアとの大きな出会いをたくさん得てきました。
  • ・人が集まる所にはとにかく行ってみる…
    話題の場所、行列が出来る店など、世の中でその時々で人が集まるところがあります。そういう場所にはなるべく話題になっているうちに足を運びます。 なぜなら「意味もなく人が集まることはない」からです。また、話を聞くのと実際に見てみるのでは情報量が全く違います。なるべく現地に足を運ぶことで、ネットや雑誌では得られない情報が手に入るのです。

この3つを実践することで、あなたがこれまで得ていたものとは違った情報を得られるようになるのではないでしょうか。 まずは自分自身で動き、感情の動きに気を配ること。このことを心がけるだけでも、かなりの変化が起こるはずです。

導入編まとめ

  • ・「企画力」に必要なのは、情報収集力、情報変換力、情報応用力の3つ
  • ・情報収集力を磨くには「『感情の動き』に着目する」、「『メタ認知』で自分の情報感度を上げる」「好奇心をルール化する」という3つの行動が重要

まずはこれらのことを踏まえた上で、集めた情報をいかに具体的に企画に落としこんでいくかという実践的な内容を、Chapter4からはお話していきたいと思います。

次のChapterは「情報変換力」についてお話しします。

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公開日:2015年6月15日

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