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Chapter6 的はずれな発想を防ぐための思考整理法|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

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Chapter06的はずれな発想を防ぐための思考整理法

的はずれな発想を防ぐための思考整理法イメージ01

会議などで、自分の主張ばかりで、事実ベースでは何の根拠も語られない……そんな光景を見たことはありませんか?
もしくは、単なる意見のぶつけ合いで議論が堂々めぐりし、結論が出ないという経験はなかったでしょうか。
すべての思考は、事実に基づいて考えないと解決策が的外れになってしまいます。問題の原因を究明する際もそうですが、 新たなアイデアを出す際も事実ベースで考えなければ適切な解決策を導くことはできません。 自由にアイデアを出すことは大切ですが、個人の意見で物事を進めていても、使えるアイデアが何なのかは見えてこないものです。

また、話している内容の中で客観的事実に基づく情報と意見を混ぜてしまうと、その意見と一緒に事実まで否定されてしまいかねません。

そういった状況を防ぐためにも、「客観的な情報(事実)」と「意見(解釈)」はきちんと分けておかなければいけないのです。
この仕分けのメリットは3つ。

  • (1)的外れな発想を防げる
  • (2)実効性の高い解決策が出やすくなる
  • (3)「事実」を見ながらだと、発想しやすい

具体的な例を挙げましょう。群馬県館林市は夏場非常に暑く、「日本一気温が高い町」として有名です。
そのため、夏は観光客を呼びにくいというデメリットがあります。しかし、このデメリットを逆手に取り、「激辛・激甘・激冷グルメ総選挙」というイベントを行い、町おこしへと繋げているのです。
このイベントの仕掛け人によると、町おこしのアイデアに煮詰まった時、館林市の特徴……「客観的事実」を列挙したといいます。
そこで弱点でもある日本一暑い街という「事実」をネタにできるのではないかという「意見(解釈)」が出たそうです。
どんな些細な事実でも、まずは書き出すことで「意見」が生まれる……そのことをこの例は教えてくれます。

これは商談の場合にも応用できます。商談内容をノートに取る場合は「事実」と「意見(解釈)」をわけて記述しましょう。

たとえば「ライバルB社が売り込みをかけていきている(事実)」と購買担当者から聞き、「今後、値引きの必要性有り(意見)」と自分の考えだけをノートに書いて対応したとしましょう。 実際に必要なのは値引きではなく納期の短縮かもしれませんし、だとしたら短期案を提案したB社に置き換えられてしまうかもしれません。
下記のように事実と意見を分けて記述することで、本当に必要な対応を後から冷静に判断することができますし、的外れな提案をすることもなくなるわけです。

的はずれな発想を防ぐための思考整理法イメージ02

ここまでは、自身の思考を整理するための方法として、

  • ・優先順位付けと行動を起こす際の「大項目・中項目・小項目」「長期的視点と短期的視点」
  • ・現状分析を行う際の「収納箱の3つの視点」
  • ・的はずれな発想を防ぐための「事実と意見(解釈)」

以上を紹介してきました。これらを実践するだけで、あなたが抱えている問題や頭のなかはシンプルに整理され、Chapter2の冒頭に記載した「やるべきことが多すぎて、 何から手を付けたらいいのかわからない」といった悩みを、おおむね解消することができるはずです。

ここからはさらに、こうした思考整理の方法を、自身だけでなく、たとえばチームのメンバーなど他の人にも伝播させたり、人を率いる場合に役立つ思考整理法について学んでいきましょう。

次は「目標設定のための思考整理法」をご紹介します。

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公開日:2015年11月4日

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