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Chapter8 部下を伸ばす思考整理法|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

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Chapter08部下を伸ばす思考整理法

問題解決策が出ないときは、抽象的に考える

問題解決策が出ないときは、抽象的に考えるイメージ01

「物事は、具体的に考えなければ前進しない」
人を率いる立場としてこんな言葉にとらわれて、考えが行き詰まってしまうことはありませんか?
以前、印刷業を手掛けるクライアントの会議に出席した時のことです。普段から抽象的な言葉を嫌う社長が、営業マンに対し「売上アップの方法を具体的に考えなさい」と指示を出しました。
しかし、新規顧客への営業強化という話は出てくるものの、その中身はいつもと変わり映えがせず、過去に何度も試した方法でした。
そこで私が提案したのは、具体的な方法ではなく「売上アップの方法は、営業を強化するだけでしょうか?」「そもそもどんな価値を顧客に提案すれば、顧客は喜んでくれるでしょうか?」というもの。 これまでに出た具体的な営業策と、「売上アップの方法という抽象的な話」を分け、ホワイトボードに書き出していったのです。
その結果、取引先が求めているのは、印刷されたパンフレットはもちろんですが、一番はそれを使った「売上促進」であることが分かりました。 では、印刷だけではなく販促策の戦略立案、市場調査、人材派遣などを一つの窓口にした新サービスはどうか……
そのようなアイデアが生まれたのです。

抽象論での議論は、企業では嫌われがちです。
「具体的=わかりやすい」「抽象的=わかりにくい」というイメージがどこかに有るのではないでしょうか。
しかし、これは短絡的なものの見方だと言えるでしょう。通常、人間の思考は常に「具体と抽象の往復」をしているからです。
具体論に煮詰まったら、抽象的な視点に立ち返ってみましょう。その視点の切り替えにより、新たなアイデアが湧いてくるはずです。
「抽象的視点」と「具体的視点」の仕分け基準は下記となります。

問題解決策が出ないときは、抽象的に考えるイメージ02

「具体」と「抽象」を使った指導術

「具体」と「抽象」を使った指導術イメージ

この「具体」と「抽象」の仕分けは、思考整理を行うときだけでなく、リーダーとしての立場で部下や後輩へ教育指導を行う際にも役立ちます。

現在店舗拡大を行っているコーヒーチェーンに「コメダコーヒー」があります。
コメダコーヒーでは、以前はコーヒーを注ぐ分量に関して「カップの上から◯cm」としていました。
しかし画一的チェーン店と一線を画すために、今では数値化はあえてせず、「お客さんが満たされたと思うくらい」にマニュアルを改訂。 従業員教育やマニュアルをあえて抽象的にすることで、考えさせる教育をしているそうです。
これは、ばらつきが出ても手作り感が出ることで、顧客をお店のファンにするという目的も果たしています。

部下や後輩の教育を行う際、全てを具体的に指導していませんか? それでは本当の意味の「指導」を行ったとは言えないでしょう。
具体的指示の部分と、あえて抽象的に指示をして考える余地を残す、この2つをきちんと使い分けることで、効果的な指導・教育が行えるのです。
もちろん、そのためにはリーダーがきちんと「どこの部分を抽象的に伝え、どこの部分を具体的に伝えるか」を仕分けして考えておかなければいけません。
これらを常日頃から行っておけば、日々の業務の中で指導を行う際も迷うことなく指示を出せるはずです。

最後に、ビジネスの「基礎工事」にあたる思考整理法をご紹介します。

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公開日:2015年11月16日

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