ページの本文へ

Chapter 7 「叱って相手を伸ばすための心理テクニック」|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

ビジネスに効く!実践心理テクニックビジネスに効く!実践心理テクニック

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

1 2 3 4 5 6 7 8 9

Chapter07「叱って相手を伸ばすための心理テクニック」

後輩ができ、叱らなければならない場面というのもこれからどんどん増えていきます。では、上手な叱り方とはどんなものでしょうか?

うまい叱り方

1期待の言葉を普段から言う

「期待しているからこそ」「成長すると分かっているから」という言葉を普段から言っておくこと。
飲んだ時などに言うと、"本音"を演出でき、より効果的になります。

2感情をぶつけないこと

叱る時のように、相手にとって嫌なことを納得させる時こそ、理性的に戦略性を発揮するべきです。

3きちんと理由を言うこと

きちんと理由を言うこと

今の若い世代は感情論ではなく、なぜそうするべきなのか論理的に説明しないと納得しません。

今の20~30代前半の世代はネガティブコミュニケーションに慣れていません。強く叱るのではなく、自分が思う10のうち3くらいの強さで叱らないと、いくらその人のためを思って言っていたとしても相手には伝わらず、逆に逆恨みされてしまう危険性があります。

もちろん、いくら言っても改まらない場合など、戦略的な「怒りモード」はOKです。
「ゆとり世代だから」「あいつはああいうやつ」という決めつけは、「ラベリング理論」「ハロー効果」を考えれば、いいことは何もないのでやめましょう。

「ハロー効果」とは?

ある特定の評価が高いと感じた時に、無意識のうちに別の部分の評価も高く感じてしまうこと。例えば、難関大学卒やスポーツに秀でた人に対し、学力やスポーツだけでなく、人格的にも優れていると思い込んでしまう心理効果のことです。マイナスに感じる「逆ハロー効果」もあります。

Case 1報告を怠った部下を叱る時

これはNG!

「何かあったら報告しろと言っていただろう!」

アドバイス

「報告しなさい」という抽象的な指示ではなく、「こういう場合は、このスケジュールで、こういう形で出して」といった具体的なアクションプランを示すことです。そのうえで、報告をしなかった時のデメリットをきちんと教えてあげましょう。

例:心を動かす叱り方

「報告がないと他部署への連絡が遅れて、他の部署の業務にも支障がでるんだぞ。次回からは、こういう場合は、すぐに報告書を作成して、私のところへ持ってくるように」

Case 2遅刻した部下を叱る時

これはNG!

「小学生じゃあるまいし。社会人なら時間を守りなさい!」

アドバイス

遅刻が、会社全体にどんなダメージを与えるのか、周りにどんな悪影響があるのか、その部下の信用にどんなにかかわるのか、をきちんと教えてあげることです。「少しくらいはいいじゃないか」「電車が遅れたのだから仕方がない」と思っている相手に、常識を言っても仕方ありません。

心を動かす叱り方

「遅刻した原因は何だったのか、教えてくれるか。(理由を聞く)。君が遅刻すると、他の部署も含めた大勢の人の業務が滞ったり、モチベーションを下げたり、会社の利益に大きく影響するんだ。今後こんなことがないようにするためには、どうすればいいか改善策を考えてみてくれ」

Case 3同じミスを繰り返す部下を叱る時

これはNG!

「何度言ったら分かるんだ!」

アドバイス

まずは、なぜそうなるのかを聞くことです。理由がある場合もあれば、本人も分かっていないことが原因かもしれない。そこを踏まえて、一緒にアクションプランを考えることです。

例:心を動かす叱り方

「こういうミスが続くと、君も困るだろうし、僕も困る。ちょっと原因と対策を考えてみようか。どうしてミスが続くんだと思う? (理由を聞いて)じゃあこういうふうにやってみたらいいんじゃないかな」

Case 4指示に従わない部下を叱る時

これはNG!

「どうして指示に従わないんだ!」

相指示に従わない部下を叱る時

なぜ従わないのか、まずは不平不満を言わせてあげることです。「できません」など直接的に攻撃するのではなく、さりげなく手を抜いたり、不服そうな態度をとってみたりする「受動攻撃性」を示す時は、不平不満を表出したいけれどできない時ですから、発散させてやることが大切です。

そのうえで、「(僕のやり方が違っているのなら)君だったらどうするんだい?」と聞いてください。意外といいアイデアかもしれないし、ダメならやらせてみて失敗させてみるのも手です。「じゃあ君のやり方で1か月やってみよう。うまくいかなかったら、僕のやり方に従ってもらうよ」と、"交渉"してみてもいいでしょう。

例:心を動かす叱り方

「まず、なぜその方法をとったのか教えてくれるか。(理由を聞く)。なるほど、じゃあ一度君の言うその方法でやってみてくれ。その結果次第で、今後の方針を決めよう」

では、次ページでは「褒めて人の心を動かすための心理テクニック」を学んでいきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

前のページへ 1 2 3 4 5 6 7 8 9

おすすめ

ページの先頭へ