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G空間社会はなにを変えるのか・Chapter7:Society 5.0とG空間情報|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

G空間社会はなにを変えるのか・映画でみた「未来の暮らし」も実現する?

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Chapter7Society 5.0とG空間情報

G空間社会について、Chapter1~3ではその概要と経緯を、Chapter4~6ではビジネスや防災への応用をお伝えしてきました。ここからは、G空間社会がどのように「Society 5.0(ソサエティ5.0)」として発展していくのか、そのために乗り越えるべき課題は何か、そして生活にどのような価値を提供していくべきか、将来の展望をお話します。

課題を克服する次代の「Society 5.0」

Society 5.0は、2016年に日本政府が提唱した新しい社会のあり方です。サイバーな「仮想空間」とフィジカルな「現実空間」を、AIやビッグデータ、IoTといった最先端テクノロジーで結ぶことで、社会全体をより豊かにしていこうという考えに基づいています。人類は「狩猟社会」に始まり、食糧供給を安定させた「農耕社会」を築き、産業革命による「工業社会」を経て、今はコンピューターを駆使する「情報社会」に生きています。この次となる「5番目の社会」をめざすという観点から、Society 5.0と名づけられました。

Society 5.0のしくみ 出展:内閣府 Society 5.0

位置と時間の情報をさまざまなデータと結びつけることで、新たな価値を創造するG空間社会の実現もまた、Society 5.0を築くために必要な道筋です。この新たな社会は、「課題や困難の克服」を重要なテーマに挙げています。

新たな価値で経済発展と社会的課題の解決を両立 出展:内閣府 Society 5.0

真のG空間社会には垣根を越えたデータの共有が必要

現代の日本社会は、少子高齢化や地方の過疎化、生産性の低迷といったさまざまな問題に悩まされています。しかし、自動走行車やドローンが普及すれば、高齢化が進む地域でも日用品や医薬品の配達が可能となり、安全な移動をすることもできます。また、Chapter6で紹介したように、建設業界では、掘削土を運ぶ無人ダンプトラックや、3次元の設計データ通りに掘削する油圧ショベルなど、スマートコンストラクションを実現しています。

建設業界の建機自動化には目を見はるものがありますが、一社だけの製品で工事を完遂することはできません。例えばビル建設には、高層階に資材を運ぶタワークレーンやコンクリートを固める設備、穴開け・切断・研磨などをおこなう電動工具や測量器具など、大小さまざまな機械が必要です。これら全てのデータが共有され、地図上で可視化されるといった、真に生産性を高めるといったステージには、まだ至っていないのです。

このような事例に限らず、ICTサービスのトータルソリューション化は今後の課題と言えるでしょう。Chapter3を思い出してください。配車サービスの「Uber(ウーバー)」も、民泊サービスの「Airbnb(エアビーアンドビー)」も、自宅の空き部屋や自動車の空席データを皆が共有することで、社会にある「余剰」を上手く調和させていました。

これと同様に、ひとつのビル建設やひとつの街づくりにおいても、全体のデータを共有していくことが重要です。今後、Society 5.0を実現していくためには、個人の壁や企業の壁を越え、社会として情報活用していくことが不可欠なのです。

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公開日:2018年9月27日

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