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Chapter5 IoTで変わる医療とヘルスケア、高齢化社会|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

IoTがビジネス環境を変革する? IoTによる産業革命に乗り遅れないため、ビジネスパーソンが今すべきこととは?

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Chapter5IoTで変わる医療とヘルスケア、高齢化社会

医療分野におけるIoTの活用例

医療分野においては、IoTを活用した「遠隔医療」の研究が進んでいます。 例えば大きな病院のない田舎に住んでいても、体に着けた様々なセンサーで取得した情報をクラウドを介して医師に送ることで、都会の経験豊かな医師に診療してもらうことが可能になります。 このほか、海外旅行中に急な病気になった場合にかかりつけの医師に診てもらう、症例の少ない疾病にかかった場合に経験のある医師に診てもらう、といったケースも考えられます。

医療分野におけるIoTの活用例

しかし、IoTを活用した遠隔医療では深刻化しつつある「医師不足」の問題は解消できません。遠隔で全国の患者を診断する医師にも、時間の制約はあるからです。 IoTが病気そのものを治すことができれば素晴らしいのですが、そう簡単にはいきません。こうした背景から、現状では病気の早期発見、人工知能を活用した検査、診療時間の短縮といったことでIoTが活用されています。米国のClinic Cloudでは「デジタル補聴器」と「タッチレス体温計」を使うことで、発熱、咳、喘息などの初期症状を手持ちのスマートフォンで診断することを可能にしました。 クラウドを活用することで、膨大な電子カルテのデータもスマートフォンで容易に取り扱えるようになったのです。

ヘルスケア分野は一般企業にもビジネスチャンス

ヘルスケア分野では、身に付けられるウェアラブル製品が続々と登場しています。メガネブランドJINS社では、体の状態を測定する「JINS MEME」を開発しました。 電極が目の周りの筋肉をセンシングして疲労度などを計測するほか、体幹のズレも測定できます。 いま製造しているモノがインターネットにはつながらなそうだと感じても、IoTとは関係ないと片付けず、まずは絵空事でも構わないので、つながった世界を空想することが重要です。 それがこれまでにないモノを生み出す第一歩となるでしょう。

医療分野に比べるとヘルスケア分野は参入障壁が低く、スタートアップ企業にもビジネスのチャンスがあります。 この業界でウェアラブル製品を展開するなら、単にセンシングした情報を可視化するだけでなく、そのデータから具体的な改善案まで提案できるものが望まれるでしょう。 市場にはバットのスイングを矯正するものや、筋トレの効果が出やすい姿勢を提案してくれるような、センシングのフィードバックにより人がメリットを感じやすいモノが出はじめています。

必ずしも「新しいモノ」をつくらなくていい

日本では少子高齢化が大きな社会問題になっていますが、介護の分野でも深刻な人手不足を解消する手立てとしてIoTの活用が期待されています。 例えばZ-Works社ではスポットライトに取り付けたセンサーの電波により、寝たきり老人の生体情報を取得する「LiveConnect」というサービスを展開しています。

IoTというと「何か新しいモノをつくらないといけない」と考えがちですが、既存のものを組み合わせてクラウド部分を構築することで社会問題を解決することも可能です。 例えばトイレに人感センサーを設置しておき、反応したら情報をクラウドにアップすることで、介護老人がきちんと定期的にトイレに行っているか確認できます。 また人感センサーを老人ホームの廊下に設置しておくことで、徘徊などの行動をチェックすることもできます。 IoTを活用し、ある程度のことは機械がやることで、人は"人でないとできない介護"に集中できるわけです。

自社のビジネスが製造業ではないという理由でIoTサービスを諦めるのではなく、人感センサーや生体センサーなどを組み合わせることでビジネスの糸口を見つけることは可能です。

必ずしも「新しいモノ」をつくらなくていい

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公開日:2017年3月30日

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