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Chapter3 クラウドがもたらす変化|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

クラウドとは? IoTって何? ビジネスリーダーが把握すべき最新ITトレンド

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Chapter3クラウドがもたらす変化

Chapter2では、最新ITトレンドの全体像を俯瞰してみました。まずはクラウドについて、その仕組みや価値を見ていきましょう。

今ではクラウドと略されることが一般的になっていますが、正式には「クラウドコンピューティング」と呼ばれます。 この言葉が使われるようになったのは、2006年に当時GoogleのCEOを務めていたエリック・シュミットのスピーチがきっかけだと言われています。

エリック・シュミットは「データもプログラムも、どこか"雲(クラウド)"の中にあればいい。それらは、ブラウザとインターネットへのアクセスがあれば、手元にあるどんな端末からでも使える」と語りました。 ここで言う"雲(クラウド)"とは、インターネットのこと。当時、ネットワークの様式図として雲の絵がよく使われていたことから、このような表現になりました。

クラウドがもたらす変化

改めて、クラウドコンピューティングとは何かを整理すると、次のようになるでしょう。

「インターネットの向こう側に設置したシステム群を使い、インターネットが使えるあらゆるデバイスから、情報システムのさまざまな機能を使える仕組み」

なんとなくイメージが掴めてきたでしょうか?

クラウドコンピューティングを電力に例えて理解する

さらに、クラウドコンピューティングを理解しやすいのが、「自家発電モデル」から「発電所モデル」への転換という見方です。 かつて電力が工業生産に使われ始めた頃、各工場は電力を安定的に確保するために自家発電設備を持っていました。 しかし、発電機は高価なうえ、保守・運用には手間もコストもかかり、さらに、急な増産などの電力需要の変動に対応しきれないという課題がありました。

この課題を解決したのが大規模な発電所を構える電力会社です。技術の進歩によって、電力会社は送電網を通じて電力を安定供給できるようになり、効率も上がって電気料金は下がっていきました。 また、共用の仕組みにより、1つの工場に大きな電力需要の変動があっても、全体としては相殺され、必要な電力を安定的に供給できるようになりました。そうして、各工場は自前で発電設備を所有する必要がなくなったのです。

この電力の話を情報システムに置き換えてみると、クラウドコンピューティングの仕組みがよくわかると思います。 発電所にあたるのが大規模なデータセンターとそこに設置された機器類であり、送電網はインターネット、各工場はそれまで自社システムを持っていた企業にあたります。

能力の上限が決まっている自社システムでは、自家発電と同様に、需要の変動に対応するのが難しくなっていましたが、クラウドコンピューティングにより柔軟な対応が可能になりました。 また、料金は利用した分だけ支払う従量課金なので、発電機の購入が必要なくなったのと同様に、大きな初期投資が必要なくなったのも企業にとっては大きなメリットです。 情報システムを「所有」する時代から「使用」する時代への転換、それを実現したのがクラウドコンピューティングなのです。

ここまで、現在のITトレンドの中心ともいうべき、「クラウド」について解説してきました。続いては、クラウドにデータを転送する仕掛けのひとつである「スマートデバイス」について説明していきます。

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公開日:2016年9月26日

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