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コラム

建設現場でのAR技術活用

近年、AR(Augmented Reality)技術のビジネス活用が拡大しており、建設分野においても施工管理や保守点検での活用事例が増えてきています。ARとは現実空間に仮想空間をリアルタイムに整合させる表現を指します。もともとは嗅覚や聴覚といった知覚の拡張も含む用語でしたが、最近はヘッドマウントディスプレイを使用するような視覚表現を指すことが一般的となりました。あたかも目の前に3Dキャラクターが存在するかのようにビデオ動画を合成した映像に見覚えがある方も多いでしょう。このような視覚の拡張技術が、なぜ業務改善につながるとされているのか不思議に感じたことはないでしょうか?
一説によると人間は知覚情報の8割を視覚から得ており、目の前の風景から瞬時に状況を理解する能力が備わっているとされています。例えば見知らぬイベント会場へ向かった時を思い出してみてください。スマートフォンに表示された地図上の経路を読み解くことに苦労した経験はないでしょうか。内容に集中するために、同行者との会話を止めることもあったかもしれません。これは、文章や絵で表現された経路を目の前の風景と比較する必要があり、これらの脳内の処理が認知上の大きな負担となるからと言われています。一方で、順路に矢印看板などが設置されていた場合は負担が軽減されるので会話を止めずに進むことができます。このような人間の知覚能力の違いが「百聞は一見に如かず」ということわざにも表れていますね。
ビジネスにおいてAR技術は、人間の視覚能力の特徴を活用した生産性向上を狙いに活用されるケースが多く、製造分野などでは作業時間が大幅に短縮されることが実証されています。建設現場ではBIMデータを重畳表示して、進捗確認や施工不良の発見を即応的に行うことなどが試行されています。センサー情報との連携なども注目されており、例えばフロアの作業員の現在位置をセンサーで取得して、壁を隔てて見えない自分以外の作業員の位置を、透視するように表現できるようになるかもしれません。AIなどの解析結果を現実の施設に組み合わせて表示するようなこともARの得意分野となります。作業員や重機の配置情報から危険個所を予測して、その付近をARでマーキングするといったことも将来的には可能となるかもしれませんね。
DX推進によりデジタルデータが膨大に増加していくなか、人間が情報を効率的に処理するインターフェイスとしてAR技術はますます使われていくようになると予想されています。現場での生産性を上げるには、どのようなデータが自分の眼の前に投影するべきか想像してみるのはいかがでしょうか。DX推進によりデジタルデータが膨大に増加していくなか、人間が情報を効率的に処理するインターフェイスとしてAR技術はますます使われていくようになると予想されています。現場での生産性を上げるには、どのようなデータを自分の目の前に投影するべきか想像してみるのはいかがでしょうか。
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