生活協同組合連合会大学生協事業連合様 Microsoft Dynamics 365 CRMシステム構築サービスの導入事例やシステム構築例を紹介|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズにお問い合わせください。

Microsoft Dynamics 365 CRMシステム構築サービスの導入事例

生活協同組合連合会大学生協事業連合様

100万人超の組合員管理を Microsoft Dynamics 365 に統合。データ分析には Microsoft Power BI を活用し、認証基盤も構築

全国6地区の大学生協の事業連合が合併して生まれた生活協同組合連合会大学生協事業連合は、数百万人規模の組合員管理システムを日立ソリューションズの「 Microsoft Dynamics 365 CRMシステム構築サービス 」によって実現。現場担当者も使えるマーケティング分析の仕組みを構築し、スマホやECサイトからも利用できる認証基盤を整備しました。

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課題
導入後
地区ごとに構築・運用されていた組合員管理システムを統合してコストを削減したい
他大学生協のデータを参照できない仕組みを実装したうえで、組合員管理システムを統合できた
組合員に販売などの多様なサービスを提供するための前提となる認証基盤が必要だった
組合員向けサービスで共通利用できる認証基盤を実現できた
ビジネス分析ツールを導入してマーケティング施策の立案や効果結果判定分析に活用したい
現場担当者も含めてビジネス分析ツールを活用することが可能となった

背景

目的は6つの組合員管理システムの統合

山口 氏情報システム部 副部長 NR-G開発室 室長
山口 久幸 氏
石野 氏情報システム部 システム課
石野 雅之 氏

生活協同組合連合会大学生協事業連合は、全国6地区(北海道・東北・東京・東海・関西北陸・九州)の大学生協の事業連合が合併することによって2018年11月に誕生しました。2022年4月1日現在の会員生協数は191、組合員数は約144万人です。合併のねらいは事業統合による効率化で、組合員管理システムについても統合することが合併当初から決まっていました。

ただ、6地区のシステム統合は順調に進んでいるとは言い難い状況でした。統合前のシステムは各地区の独自仕様となっており、地区ごとにどのような仕様になっているのか、大学生協事業連合には十分把握できていなかったのです。

システムを統合することで組合員によりよいサービスを提供するためには、充実した機能とサポートを期待できるIT製品・サービスを組み合わせる必要もありました。

「販売系のさまざまなオンラインサービスを組合員に提供するには、スマートフォンのアプリにも対応可能な認証基盤が必要でした」(山口氏)

また、マーケティング戦略にも生かせるシステムとして機能させたいという意図もありました。

「全地区の利用履歴データを一括して収集・分析でき、現場担当者でも容易に使いこなせるビジネス分析ツールを探していました」(石野氏)

取り組み

Microsoft Dynamics 365 で数百万人規模に対応

吉村 氏情報システム部 部長
吉村 篤彦 氏
内赤 氏情報システム部 副部長 NR-G開発室 副室長
内赤 尊記 氏

そこで、大学生協事業連合は新しいシステムへの乗り換えを決意しました。数百万人レベルの組合員台帳と出資金を管理でき、高校在学中時点でのオープンキャンパスへの参加から大学卒業までに発生する各種イベント(住まい探し、PC購入、留学、運転免許取得、卒業式など)において、組合員へさまざまな提案ができる顧客管理(CRM)システムの導入検討を2020年から始めました。提案を検討する際の資料となる分析帳票を現場担当者が容易に作成できるようにすることも、ねらいの1つです。

「ただし、個人情報保護の観点から、同じシステム上で同じDBを使っていても、組合員台帳は大学生協ごとに管理できることが絶対条件でした」(山口氏)

このような条件を満足するシステムとして、大学生協事業連合は Microsoft Dynamics 365 を選択しました。ビジネス分析ツールは、 Microsoft 製品と親和性がありユーザビリティに優れた Microsoft Power BI を活用します。

「導入支援については、多くの導入実績を持つSIerとして日本マイクロソフトが推薦する日立ソリューションズにお願いすることにしました。マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤーを多年度にわたって受賞していると聞き、安心感が持てました」(吉村氏)

2020年8月に始まったシステム構築の作業は、2021年7月に完了。2021年9月から、東京地区を皮切りに、並行稼働方式で新しい組合員管理システムへと切り替えていきました。

「スムーズな移行ができるように、操作マニュアルを現場に配布したり、ヘルプデスクを用意することで、東京地区における移行をなんとか乗り切ったところです」(内赤氏)

効果

スマホやECでも利用できる共通の認証基盤を構築

新システムへの切り替えが全地区・全大学で完了するのは、2023年1月の予定です。既存の数十種の分析帳票は既に Microsoft Power BI のレポートでリプレースされており、経理帳票の一部も Power BI で作られています。従来は月次処理だった分析帳票を日次でも作成できるようになり、現場担当者の中には、ある条件で抽出した組合員に案内メールを一括送付するダイレクトマーケティングのような活用をする人も現れています。

また、IDaaSである Microsoft Azure Active Directory B2C も導入したことによって、組合員管理システムだけでなく、スマートフォンの大学生協アプリや近く開設予定の新しいECサイトからも共通利用できる認証基盤を構築できました。

「新システムはこの先、学生や保護者に便利に使ってもらえると思います」(内赤氏)

全地区で移行が完了すれば、旧システムのハード・ソフトを撤去・解約することによって、年間約5億円のIT経費を削減できる見込みです。

「経営層からの期待も大きく、システム統合の果実を手にできる日を楽しみにしています」(吉村氏)

展望

今後のテーマは現場での Power BI の活用

6地区の組合員管理システムを Microsoft Dynamics 365 に統合する作業が一段落した今、大学生協事業連合は Power BI の現場向け普及活動を進めようと考えています。既に Power BI を使いこなしている人が一部にはいるものの、多くの人はテンプレート化された分析帳票を利用している状況だからです。現場の担当者が自らDBにアクセスしてデータを独自に分析できるようになれば、地域や大学の特性に合ったマーケティング施策を立案して、その効果分析も手軽に行えるようになることでしょう。

「日立ソリューションズのエンジニアはきわめて優秀で、われわれの業務要件をすばやく把握し、すぐさまシステム化案にまとめてくれました。その様子を見て、このプロジェクトの成功を確信しました。統合に伴うシステム開発は今後も続くので、これからの支援にも期待しています」(山口氏)

キャンパスライフや学び・キャリア形成など、学生生活のあらゆる場面を支援する大学生協事業連合。日立ソリューションズは「 Microsoft Dynamics 365 CRMシステム構築サービス 」で、よりよい大学生活を支えてまいります。

組合員向けサービス提供を支える情報管理・マーケティング基盤

  • 多種多様な組合員データをSaaSで統合的に管理
  • 複数システム間で共通利用できる認証基盤をIDaaSで構築
  • ユーザビリティに優れたビジネス分析ツールの導入
大学生協事業連合様 組合員管理システム 構成イメージ

大学生協事業連合様 組合員管理システム 構成イメージ

生活協同組合連合会大学生協事業連合

所在地 東京都杉並区和田3-30-22 生活協同組合連合会大学生協事業連合
設立 1969年10月1日
従業員数 283人(定時職員を除く、2022年2月末現在)
事業内容 全国大学生活協同組合連合会と連携して大学生活協同組合の共同仕入れなどの事業を担当
URL https://www.univ.coop/

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本事例の内容は2023年7月4日公開当時のものです。

最終更新日:2023年7月4日